帰宅して

　歯科医院から家に帰る。
　異常な暑さだ。
　タクシーを降りて、裏口から入ると、もう咲き終わったと思っていた桔梗が咲いていた。

　　　　　

　前庭には、ノボタンも。
　高い位置で、夏陽を存分浴びて。

　　　　　

　崖側を向いて、高砂百合が咲いていた。
　崖に片足をかけ、適当にシャッターを切って、花（下の写真）を収める。

　　　　　　　　

　　　　　　　　

　洋間のソファに寝そべったら、長い昼寝をしてしまった。
　２時間も寝ては、昼寝の域を超えている。
　（昼寝の習慣がなく、昼間は横になっても眠れないのに……。）
　夏バテ気味である。

　目覚めてまた庭を覗く。
　と、法師蝉の、ツクツクホーシ　ツクツクホーシの声が届いた。
　この夏、初めて聞く声であった。
　法師蝉は、晩夏に鳴き始める。
　＜暑さ、大変だね、もうしばらくの辛抱だよ＞と、鳴いているような気がする。

椋歯科医院へ

　施設から椋歯科医院へ。
　日赤での抜歯や抜糸、そして事後処理が終わり、今日はかかりつけの椋歯科医院で、抜歯により外れやすくなっていた入れ歯の直しをしていただいた。
　いつものように、歯の点検や掃除なども。

　昼食、夕食での、歯の加減は良好である。
　不具合があれば、お盆休み明けの１７日に、来院するよう指示を受ける。

　一本の歯のために、昨年末以来長い間苦しめられたが、これからはまた、歯に気兼ねせずに、食べたいものが自在に食べられるだろう。

　（しかし、一本だけ、入れ歯を支えている歯が残っている。やがてまた不具合が起こらないでもない。
　下は、自分の歯とインプラント。これだって手当を怠れば、また難儀なことになるだろう。
　歯の老化を防ぐのも、なかなか大変である。）

　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　待合室の観葉植物

　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　カウンターの夏の花