ぶらぶら人生

心の呟き

掃除日

2019-08-06 | 身辺雑記
 雨や風を心配していたが、弱い雨が折に降る程度で、お天気の大きな崩れはなかった。
 今日は、<明清ビル>の方3人が、8時半から4時半まで、家屋の外側(窓や網戸)ばかりでなく、室内も徹底的に掃除してくださった。
 一年分の汚れを取り払ってもらった。

 業者の方が、手分けして黙々と仕事をしてくださっている間、どうせ落ちつかないのだから、私も働けばいいのに、その気になれず、邪魔にならない場所に移動して本を読んだり、庭を眺めたりして、一日を過ごした。

 清掃会社に来てもらうようになって、17年目である。
 主任はいつもSさんで、作業員の顔ぶれは、その都度変わる。
 Sさんとは、長い間の付き合いとなった。

 そのSさんは、私の衰えに気づかれたのだろう。
 仕事を終えて、帰られるときに、今回初めて、
 「お体に気をつけてください」
 と、言われた。

 今日、読んでいた本(二冊、『失われた美風』『四季のことば100話』のいずれであったか、多分前者だろうと思う)に、「内攻」という言葉があった。
 「内向的」の「内向」は、私の性格を表現するときなどに、よく遣ってきたが、「内攻」は用いたことがない。
 が、その「内攻」に出会い、最近の弱り方は、老いのせいばかりとは言えないのかもしれない、と思った。つまり「内攻」。
 まあ何れにしても、歳が歳だから、と思う。

 洋間でソファに座り、きれいになった窓ガラス越しに、庭木を見ていると、剪定後の木々に、早くも新しい葉がのぞいているのに気づいた。

 夕方、庭に出てみた。
 
     
           ラカンマキの新葉

     
         シモツケの新しい葉と花の蕾

     
            モミジの新葉



     

 換気扇(左隅)も、上の棚、シンク下の収納庫のドアも、みなきれいに磨かれ新品のようになった。
 しかし、上の棚など、もうかなり長い間、開けたことがない。
 踏み台なしには使えない収納庫は、それ自体も中身も、今では無用の長物である。
 
コメント
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