そんな言い方があったのかと、辞書を確かめた。
今日の朝日新聞の<天声人語>の冒頭に、
《今年もそろそろ「数え日」と相成る。年内も指折り数えるほどになった日々をいい、せわしい気分はいっそう募る。そしてここ数日、列島は師走の厳しい寒波に包まれた》
と、書かれていた。
「数え日」の意味も文中に記されている。
この月を終われば、年が改まるというだけで、12月には特別な感慨がある。あと旬日と思えば、年末までにしておきたいことのあれこれが思い浮かび、何となく気忙しい。
あと幾日と数えてしまう。「数え日」とはそういうことらしい。
最近は、季語としても扱われているようだ。
俳人には、なじみある言葉なのであろう。
ついでに歳時記を開いてみた。
なかなかいい句が多い。
天声人語にもあったとおり、当地でも、15、16日には雪が舞ったし、17日も冷たい雨の寒い日だった。ところが、昨日来今日にかけては、いい天気になった。
特に今日は気温も上がり、一片の雲もなかった。
夕方になって、隣家の屋根の上に、空に向かって伸びる雲を見た。(写真)
数え日の山のまぶしき日差しかな 茨木和生
歳時記には、今日のために詠まれたような句があった。
残りの日に、こうした穏やかな冬日和を期待するのは無理だろう。
溝掃除だけしておこうと、身支度をして外に出た。
崖の草刈りのとき、きれいにしてもらったけれど、そのあと放置してきたので、溝のあちこちに枯れ葉が、吹きたまっていた。
溝掃除は、私にとっては、少々重労働だった。
一昨年、妹が植えてくれたスミレの葉陰にも、吹き寄せられた枯れ葉が絡まっていた。
手で、そっと取り除くと、紫色の花が一つ咲いていた。(写真)
こうして、「数え日」の一日が終わった。
今日の朝日新聞の<天声人語>の冒頭に、
《今年もそろそろ「数え日」と相成る。年内も指折り数えるほどになった日々をいい、せわしい気分はいっそう募る。そしてここ数日、列島は師走の厳しい寒波に包まれた》
と、書かれていた。
「数え日」の意味も文中に記されている。
この月を終われば、年が改まるというだけで、12月には特別な感慨がある。あと旬日と思えば、年末までにしておきたいことのあれこれが思い浮かび、何となく気忙しい。
あと幾日と数えてしまう。「数え日」とはそういうことらしい。
最近は、季語としても扱われているようだ。
俳人には、なじみある言葉なのであろう。
ついでに歳時記を開いてみた。
なかなかいい句が多い。
天声人語にもあったとおり、当地でも、15、16日には雪が舞ったし、17日も冷たい雨の寒い日だった。ところが、昨日来今日にかけては、いい天気になった。
特に今日は気温も上がり、一片の雲もなかった。
夕方になって、隣家の屋根の上に、空に向かって伸びる雲を見た。(写真)
数え日の山のまぶしき日差しかな 茨木和生
歳時記には、今日のために詠まれたような句があった。
残りの日に、こうした穏やかな冬日和を期待するのは無理だろう。
溝掃除だけしておこうと、身支度をして外に出た。
崖の草刈りのとき、きれいにしてもらったけれど、そのあと放置してきたので、溝のあちこちに枯れ葉が、吹きたまっていた。
溝掃除は、私にとっては、少々重労働だった。
一昨年、妹が植えてくれたスミレの葉陰にも、吹き寄せられた枯れ葉が絡まっていた。
手で、そっと取り除くと、紫色の花が一つ咲いていた。(写真)
こうして、「数え日」の一日が終わった。