ぶらぶら人生

心の呟き

焼却炉の廃棄

2009-12-19 | 身辺雑記
 前々から、わが家の焼却炉は、<無用の長物>だと思っていた。(写真)
 最近は、自宅で物を焼却するのは禁じられている。
 処理したいと思いながら、私の力ではどうにもならず、そのままにしてきた。

 昨日、<そうだ、M会社に相談してみよう>と、思った。
 夕方、電話すると、社長が直接電話に出てくださった。
 毎年、夏に、窓拭きやお風呂場など、私の手の届きかねるところを、きれいにしてもらっている会社である。
 社長は、年内に取り去ることを引き受けて、今朝、状況を見に来てくださった。
 コンクリートの塊のようものだから、簡単には動きそうにもない。
 除去の方法は任せ、近日中に取り去ってもらうことにした。

 昨夕、M会社の社長との話がまとまった後、私はO造園にも電話した。
 年が明ければ、庭木の消毒や施肥のため、訪問してくださることになっている。
 そのときまでに、焼却炉の跡に植える花木を選んでほしいと依頼した。
 庭が狭く、何かを植えるとすれば、焼却炉を除去するしかないと考え、早速、その手立てを考えたのである。

 われながら、少々、せっかちすぎると思う。
 が、私の誕生日は1月である。しかも、来年は大きな区切りの年齢でもある。
 記念樹を植えよう、と考えたのだ。
 せっかく植樹した木の四季を、あと幾年、眺められるかを思うと、心もとない話だけれど…。

 人間(私)は、矛盾を平気で生きているもののようだ。
 一昨日、バスを待っているとき、顔見知りの人から、近くにあるスーパーが、来年の3月には閉店するらしいと聞いた。
 驚いた。
 食料や日用品の買い物は、すべて街まで出かけなくてはできないことになる。
 その話を聞いた瞬間、加齢と共に不自由の多くなるこの地に、いつまで住めるのだろう?と、頭を抱えたばかりである。
 それなのに、昨夕来、この家に永住し続けるのが当たり前であるかのように、焼却炉を除去し、植樹することを考えているのだから。


 木の種類は決まっていない。
 候補として、芙蓉はどうだろう? と、考えている。
 中でも、酔芙蓉はどうかしら? と。
 Oさんは、
 「大きくなりますよ」
 と、言われた。
 落ち葉の処理に窮するだろうか?
 Oさんには庭木の剪定をしてもらっているので、大体の状況は理解しておられる。
 結局は、Mさんに候補を考えてもらうことにした。
 「常緑樹と落葉樹、どちらが希望ですか」
 と、尋ねられた。
 椿や山茶花は家にある。それを除けば、庭木として、どんな常緑樹があるのだろう?
 すぐには思い浮かばず、
 「とにかく、花の咲く木がいい」
 と、お願いした。

             
コメント
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