じっとしているのは、今の心の状況にはよくない気がし、今日も家を出た。
<ひまわりカイロ>で、首の凝りを取ってもらい、花を買って帰ってきた。
友がみなわれよりえらく見ゆる日よ
花を買ひ来て
妻としたしむ
『一握の砂』中の、人口に膾炙した、石川啄木の歌である。
若き啄木のような哀しみではないけれど、私もまた、ここ数日、自分の心をもてあまし気味である。
そんの日は、花でも買ってこようと、思い立ったのだ。
シンビジュームの鉢を求めた。(写真①)
花壇に植える小さな花の鉢も12個買ってきた。
帰宅後、雨の止み間に、花壇に植えた。(写真②)
少し華やいだ感じになった花壇に、心も和む。
今、ヤマボウシの、散り残った葉の赤い色が美しい。(写真③)
ここ数日のうちに、木は完全な裸木となるであろう。
今朝、街には、ひと時、かなりの雪が舞ったらしい。
帰り、花の鉢を抱えて乗ったタクシーの運転手から、石見空港に、朝、到着予定の飛行機が、雪のために視界が悪く、一時間ばかり遅れたと聞いた。
妹からも、雪は大丈夫かと、朝、安否を尋ねる電話があった。
話中の子機を持ったまま、外をのぞくと、当地の空には、わずかではあるが青い空があった。
同じ市内でも、随分、雪の降り方には、違いがあるらしい。
私の家の周囲では、ハラハラと舞う程度の降りであった。海に近いせいだろう。
県境や山よりの里では、雪景色になっているところもあるのだろう。
上記した啄木の歌の表記を確認するために、『一握の砂』を開いて、かつて印を入れている歌を拾い読みした。その中の一首。
かなしくも
頭のなかに崖ありて
日毎に土のくづるるごとし
①
②
③
<ひまわりカイロ>で、首の凝りを取ってもらい、花を買って帰ってきた。
友がみなわれよりえらく見ゆる日よ
花を買ひ来て
妻としたしむ
『一握の砂』中の、人口に膾炙した、石川啄木の歌である。
若き啄木のような哀しみではないけれど、私もまた、ここ数日、自分の心をもてあまし気味である。
そんの日は、花でも買ってこようと、思い立ったのだ。
シンビジュームの鉢を求めた。(写真①)
花壇に植える小さな花の鉢も12個買ってきた。
帰宅後、雨の止み間に、花壇に植えた。(写真②)
少し華やいだ感じになった花壇に、心も和む。
今、ヤマボウシの、散り残った葉の赤い色が美しい。(写真③)
ここ数日のうちに、木は完全な裸木となるであろう。
今朝、街には、ひと時、かなりの雪が舞ったらしい。
帰り、花の鉢を抱えて乗ったタクシーの運転手から、石見空港に、朝、到着予定の飛行機が、雪のために視界が悪く、一時間ばかり遅れたと聞いた。
妹からも、雪は大丈夫かと、朝、安否を尋ねる電話があった。
話中の子機を持ったまま、外をのぞくと、当地の空には、わずかではあるが青い空があった。
同じ市内でも、随分、雪の降り方には、違いがあるらしい。
私の家の周囲では、ハラハラと舞う程度の降りであった。海に近いせいだろう。
県境や山よりの里では、雪景色になっているところもあるのだろう。
上記した啄木の歌の表記を確認するために、『一握の砂』を開いて、かつて印を入れている歌を拾い読みした。その中の一首。
かなしくも
頭のなかに崖ありて
日毎に土のくづるるごとし
①
②
③