先日、大失敗をした。
草花舎から帰った後、煮豆を作っておこうと思い立った。豆類は体にいいし、一品を保存すれば、食卓の賑わいにもなる。
保存食として、絶やさないようにしている。
鍋を火にかけ、私は部屋を移動して、パソコンを開いた。
写真を取り込んだり、ブログに書き込む準備をしたりした。
そのうち、黒豆のことは、きれいさっぱり忘れてしまった。
傍の窓辺に黄昏が迫り始めたとき、友人から電話があった。話し終えた後、そろそろ夕食や入浴の準備に取りかかろうと思った。
立ち上がって、ドアを開けたとたんに驚いた。
何かの焦げる臭い!
<あッ!>と、思わず声を上げ、キッチンに急いだ。
煙が濃霧のように部屋に立ち込め、ひどい有様であった。
急いでガスの火を止め、換気扇の紐を引っ張り、キッチンの窓や裏口のドアを開けた。
豆は、鍋の中で炭化していた。
煮豆を作りそこなったことより、後始末や異臭に悩まされた。
さらに、自分で自分を信じられないという惨めさ!
老化のせいにはしたくないが、それも無視はできない。
元来、一つのことに熱中しやすく、AもBもCも、同時に進行するのは、昔から苦手な方である。
友人からの電話がなかったら、私はなおパソコンの前に座り続けていたかもしれない。そうしたら、豆の炭化だけでは済まなかったかも知れない。
ぞっとしながら、以後の対策を考えさせられた。
火を使うときには、台所を離れないのが一番大切なことなのだろうけれど、煮豆が出来上がるまで、火の番をすることなどできそうにもない。
タイマー時計を持ち歩くこと。
あるいは、ガスコンロについたタイマーを使って、必ず火がひとりでに止まるように設定しておくこと。
それらを習慣化すれば、危険は防止できるだろう、と考えた。
先月、コンロの定期検査に来宅のガス屋さんから、今、使用中のものより、使い勝手のいいコンロが発売されていることを聞いた。展示会をするので、見にきてほしいと誘われもした。
そのことを思い出した。
過失防止に、新しいコンロに替えるのも一方法である、と。
換気扇を一晩中回し続けたが、臭いは容易に消え去ってくれない。
部屋に立ちこめた臭いを消すために、翌朝は、家中の窓を開けた。
が、二日経っても、焦げ付いた臭いが、家のどこかに漂っている。
昨日、病院から帰宅したときにも、なお、臭いが気になった。
執拗な臭気である。
そこで、昨日、ガス屋さんに電話し、新式のコンロを注文したのだった。
今後、同じ失敗を繰り返さないために。
今日、それが届けられた。
6年前には新式だったものに、改良が加えられ、便利で使い勝手のいい製品になっている。
タイマーの設定時間一つを取ってみても、工夫されている。
過失防止にと求めた、そのガスコンロで、早速、お湯を沸かし、設定どおりに火が消えてくれるか確かめてみた。(写真)
うまくいった。
しかし、安全機能がついているとはいっても、操作するのは私である。今後は、コンロを買い換えた意図を思い出し、操作を忘れないようにしよう。
私は台所と寝室に、火災報知器をつけてもらっている。
今回の煙くらいでは、作動しないのだろうかと疑問に思った。
ガス屋さんにその話をすると、同じ火災報知器でも、台所のは熱に、寝室のは煙に反応する種類が多い、との答えが返った。
そして、報知器は、万一火災が発生したとき、あくまでも命を救うために避難を促すものだ、と教えてもらった。
慌てて消火活動などせずに、とにかく逃げなさいと危険を知らせるもの、と心得ておかなくてはいけないらしい。
火災報知器の出番があるようでは大変なこと!
十分慎重に生活しよう。
草花舎から帰った後、煮豆を作っておこうと思い立った。豆類は体にいいし、一品を保存すれば、食卓の賑わいにもなる。
保存食として、絶やさないようにしている。
鍋を火にかけ、私は部屋を移動して、パソコンを開いた。
写真を取り込んだり、ブログに書き込む準備をしたりした。
そのうち、黒豆のことは、きれいさっぱり忘れてしまった。
傍の窓辺に黄昏が迫り始めたとき、友人から電話があった。話し終えた後、そろそろ夕食や入浴の準備に取りかかろうと思った。
立ち上がって、ドアを開けたとたんに驚いた。
何かの焦げる臭い!
<あッ!>と、思わず声を上げ、キッチンに急いだ。
煙が濃霧のように部屋に立ち込め、ひどい有様であった。
急いでガスの火を止め、換気扇の紐を引っ張り、キッチンの窓や裏口のドアを開けた。
豆は、鍋の中で炭化していた。
煮豆を作りそこなったことより、後始末や異臭に悩まされた。
さらに、自分で自分を信じられないという惨めさ!
老化のせいにはしたくないが、それも無視はできない。
元来、一つのことに熱中しやすく、AもBもCも、同時に進行するのは、昔から苦手な方である。
友人からの電話がなかったら、私はなおパソコンの前に座り続けていたかもしれない。そうしたら、豆の炭化だけでは済まなかったかも知れない。
ぞっとしながら、以後の対策を考えさせられた。
火を使うときには、台所を離れないのが一番大切なことなのだろうけれど、煮豆が出来上がるまで、火の番をすることなどできそうにもない。
タイマー時計を持ち歩くこと。
あるいは、ガスコンロについたタイマーを使って、必ず火がひとりでに止まるように設定しておくこと。
それらを習慣化すれば、危険は防止できるだろう、と考えた。
先月、コンロの定期検査に来宅のガス屋さんから、今、使用中のものより、使い勝手のいいコンロが発売されていることを聞いた。展示会をするので、見にきてほしいと誘われもした。
そのことを思い出した。
過失防止に、新しいコンロに替えるのも一方法である、と。
換気扇を一晩中回し続けたが、臭いは容易に消え去ってくれない。
部屋に立ちこめた臭いを消すために、翌朝は、家中の窓を開けた。
が、二日経っても、焦げ付いた臭いが、家のどこかに漂っている。
昨日、病院から帰宅したときにも、なお、臭いが気になった。
執拗な臭気である。
そこで、昨日、ガス屋さんに電話し、新式のコンロを注文したのだった。
今後、同じ失敗を繰り返さないために。
今日、それが届けられた。
6年前には新式だったものに、改良が加えられ、便利で使い勝手のいい製品になっている。
タイマーの設定時間一つを取ってみても、工夫されている。
過失防止にと求めた、そのガスコンロで、早速、お湯を沸かし、設定どおりに火が消えてくれるか確かめてみた。(写真)
うまくいった。
しかし、安全機能がついているとはいっても、操作するのは私である。今後は、コンロを買い換えた意図を思い出し、操作を忘れないようにしよう。
私は台所と寝室に、火災報知器をつけてもらっている。
今回の煙くらいでは、作動しないのだろうかと疑問に思った。
ガス屋さんにその話をすると、同じ火災報知器でも、台所のは熱に、寝室のは煙に反応する種類が多い、との答えが返った。
そして、報知器は、万一火災が発生したとき、あくまでも命を救うために避難を促すものだ、と教えてもらった。
慌てて消火活動などせずに、とにかく逃げなさいと危険を知らせるもの、と心得ておかなくてはいけないらしい。
火災報知器の出番があるようでは大変なこと!
十分慎重に生活しよう。