ぶらぶら人生

心の呟き

12月の庭 (小さなものたち)

2009-12-07 | 草花舎の四季
 今日は、草花舎の庭で、小さな命に出合った。
 桑の木の枝に止まった蛾(蝶?)。
 切り株に咲いた金平糖のような花の集団。
 そして、八ツ手の花。
 八ツ手は、葉も花も、大まかな感じだが、一つ一つの花は繊細かつ可憐である。
 いい天気なので、光沢のある金蝿が、小さな花に戯れていた。

 草花舎の庭は、庭めぐりを楽しむ私にとってばかりでなく、ひそやかに咲き、ひそやかに生きる虫たちにとっての楽園でもある。

            

            

            
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12月の庭 (冬、晴れて)

2009-12-07 | 草花舎の四季
 暦の上では<大雪>に当たるというのに、空の晴れ渡る冬日和であった。
 草花舎へ行く。
 スーザンさんも来られるというので、庭を散歩しながら待つ。
 入り口前に立つ白花水木は、葉のない枝を天上に向かって伸ばし、赤い実をつけた常緑樹は、屋根の上に伸びあがっている。
 いずれも冬の風情である。
 空を見上げる。
 程よく雲を浮かべた青い空。
 今年も終わろうとするのに、季節が狂ったかのようである。

 庭めぐりを終えて、部屋に戻る。間もなくして、石州和紙会館のAさん、その他、常連のお客が来られ、雑談しながら食事をした。
 スーザンさんは、三時になってやって来られた。

 このところ、スーザンさんと、系統だった日本語の勉強はしていない。
 けれども、彼女は、周囲の者が話す日本語に対し、いつも関心をもって耳を澄ましておられる。
 今日は、接頭語の<お>と接尾語の<さま>の連結した言葉に、興味を示された。
 発端は、「お日さま」という言葉だったような気がする。
 「お月さま」
 「お星さま」
 など、同類の語を挙げると、スーザンさんは、庭の木をさして尋ねられた。
 「お木さま?」
 「no!」
 「おカラスさま?」
 「no!」
 互いに笑いながらのやり取りであった。
 <お>と<さま>が、頭と尾につく言葉は、限られていることを伝える。
 日、月、星はいずれも、生物にとって有為の、神秘的な存在である。それらに<お>や<さま>をつけるのは、超越的な存在に対する崇拝の気持ちかと思える一方、幼児語的表現でもあるように思える。
 スーザンさんとの対話には、思わず立ち止まって考えさせられることがよくある。意義のある会話である。

 今日は、整体に詳しいAさんに、日常に役立つ簡単なリラックス法や足腰のためになる筋肉の鍛え方などを教えてもらった。
 スーザンさんも私も立ち上がり、空きスペースで、Aさんの指示通りに足を運んでみた。
 私は自分で、体のあちこちが緊張しすぎているように思うことがしばしばある。
 脳が過度に緊張しているのかもしれない。
 教えてもらったリラックス法、肩の上げ下げや呼吸法などを、生活の場に取り入れてみよう。 
 

          

          

         下の写真は、草花舎の、中庭に面した室内の眺め。

          
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