周りに流されにくい性格だったので

大学受験の際に勉強しなかった。　周りは受験勉強真っ只中だったのに。　幸い、共通一次（古い！）の結果は地元公立大学薬学部の合格圏内。　勿論、第一志望の薬科大学に合格できた。　模擬試験での化学の成績が県で１０位以内をキープしていたことが奏功したんだと思う。

一方、大学入学後は挫折。　勉強を一切しなかった結末は１年留年へ。　ここでようやく改心し、「どうせやらなきゃならないことは、やるべき時にやっちまおう」 と考えを変え、テスト前は友人の輪に加わって勉強するようになった。

そして、就活は友人の声掛けに応える形で遅れてスタートしたものの、第一志望の企業の研究職に就くことができた。　入社後に１００倍の難関だったことを知り、有難い幸運を噛み締めた。　但し、海外転勤の内示を機に転職。

転職後は４年目に本社勤務に。　そこでは上司から 「出世のため」 とゴルフを勧められた。　訊けば周りは皆、ゴルフを嗜んでいた。　しかし、ここで突如本来の性格が復活し、「地面に巨大な穴ぼこを開けるなどという自然破壊に加担したくない」 と考え、拒否し続けた。

結局、当時の上司の心配をよそに、執行役員 兼 子会社取締役にはなることができた。　年収も年齢相応の１千万超に。

周りに流されにくい性格は厄介だ。　こいつとの付き合いは手間だけど、それはそれ、なかなか面白い時間を過ごせたように思う。　まー万が一、大規模災害に遭ったら、はぐれ鳥にならないよう、そこそこ周りに流されたいとは思う。


フォトはまたまたグノシー。　そう言えば身内にもいたっけ ・・・〝ギリショーでギリゆと〟が。