ブルーベルだけど

君にはどうでもいいことばかりだね

秋から始まった物語 その7(最終回)

2010-10-10 09:26:20 | 日記
「秋から始まった物語」と題した曲紹介シリーズ最後は、同世代にとって超有名な作品。 ファーストアルバムより雰囲気のある音作りがなされている反面、音質は悪く、中高域から高域は粗く歪んでいて、最高音域はほぼカットされている。

リリース後の来日コンサートは開演が大幅に遅れ、武道館の外で待たされている際に「ただ今、レーザー光線によるチューニングを行っております」という、怪しげなアナウンスが流れた。 今考えると、ちょっとあほらしい。(笑)

ところでこのブログ・・・「Don't Look Back」という画像タイトルでは、登録はできても貼り付けができず、試行錯誤の末、「Dont Look Back」に変更するに至っている。 う~ん面倒、とほほ。

特に好きなのは1曲目、3曲目、4曲目。 ついさっき(といっても、投稿時刻から6時間程経った頃だけど)電話したひとにも聴いて欲しい名作だ。

    1:Don't Look Back
      イントロのギターから「秋」だ。 当然のことながら、スキャロップ加工された
      僕のギターでは綺麗な和音が出ない。  中音が強調され、コーラスを効か
      せた独特のギター。  このサウンドを実現するエフェクターを、ギタリストの
      Tom Scholz 自らが開発・販売していた。 それは「ROCKMAN」という商品。
      Ritchie と同じく、一聴して Tom Scholz だと分かるキャラクターで、 「プロ
      ギタリストは唯一無二のサウンドであるべき」という僕の持論を具現化した
      ようなギタリストの1人である。 エンドの余韻がそのまま2曲目のイントロ
      になり、切れ間なく3曲目のイントロが始まる。 
    3:It's Easy
      爽やかなアメリカンサウンド。 ギターソロを含む独特のコード展開は1曲目
      と近似パターンだけど、その爽やかさを更に強調していて Good! そして
      曲想はやっぱり「秋」。 アコギと一緒に同じコードワークを弾いても違和感
      なく一体化するところは、Tom Scholz サウンドの長所の1つ。 ギターソロ
      もファーストアルバムから続くワンパターンが多いけど、なぜか良いんだな、
      これが。  そのファーストアルバムで言うと Peace of Mind に相当する曲
      で、 しかもメロディーが Rock 'n' Roll パターンに流れず、 結構凝った作り
      になっている。
    4:A Man I'll Never Be
      これを聴きながら歩いた秋の京都を思い出す。 たまたま秋旅行で聴いた
      から秋のイメージになったんじゃなくて、 元々秋のイメージだったから旅行
      で聴く曲に加えた形。 穏やかで物悲しいバラード。 ギターソロは前作の
      1曲目 More Than A Feeling と同じパターンのオンパレードだけどイケる。
      でもこの曲、 意外と長いんだよね。  聴いている分には長く感じないんだ
      けど。リコーダー様の音でゆったりと奏でられるエンディングは、秋の終焉
      を告げているかのようだ。 収録曲全体にショートディレイの他、 空間系の
      エフェクターがかかっていて、独特のライブ感を伴うアルバムに仕上がって
      いる。 もう少し音が良ければいいんだけど。(苦笑)
コメント
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