ブルーベルだけど

君にはどうでもいいことばかりだね

最近買ったCD 2024.7

2024-08-03 00:39:08 | 日記

タイトルとは裏腹に、8月のアップになっちゃったけど ・・・
目当ては8曲目と12曲目。

勿論、オムニバス盤特有の無駄はある。 全12曲中4曲は本人の CDアルバムとして既に所有しているし、他の曲にはあまり興味がないし。

それでも購入に至った理由は、欲しかった2つの曲が纏めて収録されていたから。


8曲目は坂本スミ子〝夜が明けて〟。
ジャケットの通り、1971年のヒットソングなので、当時僕はまだ小学生。

昼下がりの TV の歌謡番組で、少々派手な格好をした女性が歌っていた。

その TV が北側の壁面に置かれた8帖ほどの茶の間(西側には足踏みミシンが南端に置かれた廊下があり、東側には茶箪笥が置かれ北側に2階への階段がある3帖ほどの和室があった)には、家族も一緒にいたと思う。


子供の僕には歌詞の意味こそ分からないが、ちょっと舌っ足らずでもったらとした熱い歌唱による哀愁を帯びたメロディは「初めて耳にした瞬間から懐かしかった」。

フォルクローレをモチーフとしたアレンジは、秋空のように爽やかでもの悲しい。

1970年に Simon And Garfunkel が Daniel Alomía Robles の〝El Cóndor Pasa〟をリリースしたことにより、日本もフォルクローレの静かなブームの中にあったようで、幼少の僕も〝コンドルは飛んでいく〟という邦題は知っていた。


その後も、たまにこの曲を想い出して口ずさんでいたが、記憶も薄れて現実感もなくなってしまっていた15年程前に偶然ネットで見つけ、ダウンロードして時々聴いていた。



12曲目は本田路津子〝一人の手〟。
初めて耳にしたのは紅白歌合戦の TV放送で。

僕にとっては、ドラマの主題歌〝耳をすましてごらん〟〝藍より青く〟の印象が強い本田路津子さん。

何よりも、その澄み切って凛とした声が素晴らしい。
「『綺麗』という言葉は、この方の声を表現するためにある」と言っても過言ではないほど。


原曲は〝One man's hands〟。 作詞は Alex Comfort、作詞は〝Where Have All the Flowers Gone?〟の作者として有名な Pete Seeger。

日本語の歌詞は「かなりマイルドにしている」という評も散見されるけど、時代背景もあり、原曲を知らなくても反戦歌、反核兵器の訴えを想起させる。


因みに、忙しい日々を過ごしていた現役時代、時折頭の中で流れていた曲でもある。

そして、その「頭の中で流れていた」のは、今なお記憶の中に息衝く、前述の「紅白歌合戦で披露されたギター伴奏メインの〝一人の手〟」。



さて、20年程前から記憶を紐解きつつ、そのキーワードを PC に記録し、ネット検索を重ね、1枚1枚 CD で購入してきた「幼少期より耳にして感動した曲、涙した曲の CD 買い揃え」も、今回の CD 購入により、ほぼ完遂。

「ほぼ」と表現したのは、曲名が分からず購入できていない曲が「あと2曲だけ」あるため。


それは1976年頃の、ある FM番組のオープニングテーマとエンディングテーマ。

オープニングテーマは、あの有名な〝Soleado〟に似た曲。

歌詞はなく、オーケストラをバックにした男声のハミングが旋律を奏でる美しく切ない曲で、ハミングしてもピアノで弾いてもギターで弾いても SoundHound は反応しないし、誰に訊いても分からない。

エンディングテーマはガットギターの静かな伴奏で始まり、これに端正かつチャーミングで少々戯けたピアノの旋律が乗る叙情的な曲だが、同様に分からない。

この番組、手強いな(笑)




未だに分からない2曲はともかく、「幼少期より耳にして感動した曲、涙した曲の CD 買い揃え」は、これにて一先ず終了。

そういえば、最初に探し出して購入に漕ぎ着けた曲は「 モノーラルからステレオへ ステレオから夢の4チャンネル CD4へ 」のナレーションで有名な、某FM番組のオープニングテーマ ・・・ Van McCoy〝African Symphony〟だったな。








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