みーばい亭ブログ

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伊賀の四貫目

2009-03-22 19:26:53 | 生き物の話
何という種類なのかは知らないが、早春の一時期、波の良く当たる開けた砂浜に点在する岩に糸屑のような緑藻が生える。
この名も知らぬ海藻が、うちのヤドカリたちの大好物なのだ。
磯に棲むホンヤドカリにも干潟に棲むユビナガホンヤドカリにも、さして馴染みのある海藻とは思えないのだが、一心不乱に貪っているところを見ると美味いのだろう。
まあ、ヤドカリたちが喜んでくれれば、飼い主としても波飛沫の浴び甲斐があるから、今年もたっぷりと採集して水槽に投入してやったのだが、ヤドカリ以上に興奮したのがイソクズガニ。
まさに、「きゃっほー」てな感じである。
珍しく自分から動いてもしゃもしゃと貪り喰い、食べ切れないくらいあると分かると、今度はせっせと千切って、背中や歩脚に植え付けはじめた。
すっかりハゲハゲだった全身が、みるみる緑の海藻に覆われていく。
思わず♪あでら~んす・・と、歌いたくなる。
で、2時間後。
ふさふさとしたロン毛に片目を隠した顔が誰かに似ている・・。
これは・・、白土漫画に登場する「伊賀の四貫目」ではないか!
よっし、今日からお前の名前は「シカンメ」や。
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6 コメント

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復活ですね (Nanta)
2009-03-23 02:04:22
イソクズガニ、復活しましたね^^。私、良く知らないのですが、上手くできているものですねぇ。

確かに、伊賀の四貫目^^。何となく老成して見えるところ辺りも。サスケ、懐かしいな。。。
世代ですねぇ (波風)
2009-03-23 20:51:24
わはは、早くも刈り込まれてマリモみたいになってきました。
こりゃ、四貫目というよりロロノア・ゾロですな。
にても弱いんですよ、こやつ。
どっちにしても完全に名前負けしております。
ベジタリアン (車海老)
2009-03-24 02:03:27
どうやら採集シーズン解禁も近そうで

一般に肉食性が強いといわれるホンヤド達ですが、当水槽の2匹は、ワカメを入れるとお互い喧嘩しながら食ってます。

ベジタリアン?

いや、きっと「隣の芝生は青い」と思ってるだけなんでしょうねえ
季節ですねぇ (波風)
2009-03-24 20:32:29
車海老さんこんにちは。
先日はたらふく食わせていただきました(笑)

ホンヤドはあの性格からして肉食系っぽいですが、磯で観察していると、ちまちまコケや海藻なんかを摘まんでいることが多いです。
実際、魚や貝の死骸なんてめったに流れてこないですから、彼らにとってはクリスマスのご馳走みたいなものなのではないでしょうかね?

ところで、一般に植物食性が強いと言われている、クロシマですが、うちの2匹はほとんどクリルと配合餌しか食べません。
ほんとに草食系なんですかね?
クロシマ (車海老)
2009-03-26 01:27:16
>ほんとに草食系なんですかね?

当水槽にもクロシマが一匹生き残っていますが、時折入れるワカメを食べているシーンが思い出せないですねえ。まあ、与えている植物性の餌ってそれしかないんですけどね(汗)

よくアクアリストのHPに草刈り度ナンバー1なんて紹介されていますけど、ほんとかなあ?と私も思います。むしろホンヤドと間違えられているのではないかと・・・。ただ、ホンヤドにも個体差はありますけど。

それにしてもクロシマは成長が遅く、採集して来た時も小さかったのですが、今もほとんど大きさは変わりません。ホンヤドとの体格差は歴然で、飼い主にとってはいつ食われてしまうか心配になってしまいます
小さいままの方が良いですね (波風)
2009-03-26 20:56:23
やっぱりそうですか。
クロシマの「草刈り」を楽しみにしてたんですけどねぇ(笑)
ユビナガも海藻類はあまり食べませんね。
植物食性の度合いからすると、
ケアシ>ホンヤド>ユビナガ>クロシマ
という感じでしょうか。
クロシマは植物質に限らず、全体に少食ですね。
だから、大きくならないのかな?
ま、ホンヤドやヒライソみたいに狭い水槽で急激に巨大化されるとドキドキしますから、飼い主の心臓にはやさしいかもしれません(^^)

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