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山田一雄の大管弦楽のための小交響楽詩「若者のうたへる歌」を聴く

2013-11-15 05:35:04 | 古典~現代音楽日本編
昨日はウォーキングを休みました。
今回とりあげるのは1912年生まれの山田一雄の作品。
1937年に作曲された大管弦楽のための小交響楽詩「若者のうたへる歌」である。
彼は1931年東京音楽学校のピアノ科に入学し、
レオ・シロタにピアノを師事し、
作曲をクラウス・プリングスハイムに、
指揮をヨーゼフ・ローゼンシュトックに師事した。
その後は作曲家・指揮者として活動したが、
やがて指揮者としての活動が中心となった。
1953年からは東京藝術大学の教師となり、
教育活動にも力を注いだようである。
今回聴いたCDはドミトリ・ヤブロンスキー指揮、
ロシア・フィルハーモニー管弦楽団の演奏による。
短い駆け抜けるような前奏のあと、
コールアングレが主題を奏でていき、
それをアルト・サクソフォーンなどが受け継いでいく。
その旋律は日本的情緒もある一方で、
後期ロマン派を感じさせるような響きをもっている。
金管楽器中心に盛り上がりをみせたあと、
再びコールアングレが主題を奏で、
それを他の木管楽器が引き継いでいく。
アルト・サクソフォーンが再び主題を奏でたあと、
コントラバスとチェロだけが残り、最後消え入るようにして終わる。

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