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貴島清彦のヴァイオリンとピアノのためのソナタを聴く

2013-11-12 06:22:14 | 古典~現代音楽日本編
昨日はウォーキングを休みました。
今回とりあげるのは1917年生まれの貴島清彦の作品。
1951年に作曲されたヴァイオリンとピアノのためのソナタである。
彼は16歳の頃に草川信に作曲を師事した。
その後1934年日本大学芸術科に入学し、
理論や作曲を小松耕輔、池内友次郎に師事した。
在学中や卒業したあと、作曲した作品が毎日音楽コンクールに入賞し、
日本大学芸芸術学部の教授に就任し、教育活動にも力も注いだ。
今回聴いたCDは田中千香士のヴァイオリン、
近江康夫のピアノ演奏による。
第一楽章アレグロ・モデラートは、ピアノの伴奏に導かれ、
ヴァイオリンが優雅でいきいきとした旋律を奏でて始まる。
もう一つの弾むような軽快な旋律も印象的である。
それらの主題をもとに展開部を経て、再現部にいたるが、
明るく印象派風の音楽で、優雅さを保ちながら終わる。
第二楽章モルト・レントは、ピアノの伴奏に乗って、
ヴァイオリンがやや愁いを含むような旋律を歌うように奏でいく。
この旋律を中心に何度も繰り返され、変形もされ展開していく。
第三楽章アレグロ・ヴィーヴォは、軽快なリズムに乗って、
ヴァイオリンが明るく快活な旋律を奏でていく。
最後はピアノとヴァイオリンで盛り上って、最後力強く終わる。

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