ボフスラフ・マルティヌーの「サンダーボルトP-47」H.309を聴きながら、星川から横浜まで歩く

昨日は星川駅から横浜駅まで歩きました。
途中聴いたのは、マルティヌーの管弦楽曲。
「サンダーボルトP-47」H.309は、1945年に作曲された作品である。
今回聴いたＣＤは、ペトル・ヴロンスキー指揮、
ブルノ国立フィルハーモニー管弦楽団演奏による。
ワシントン国立オーケストラの委嘱作品で、
チェロ奏者Ｈ．キンドラーに捧げられた。
1945年12月10日に初演されたようだ。
アメリカ空軍のパイロットを讃え、この曲名が付けられたようだ。
冒頭からマルティヌーらしい躍動感あるテンポの音楽である。
荒々しいところは戦闘的な部分を感じさせるし、
悲劇的な部分は戦争の影がみられる。
中間部では木管楽器が活躍し、明るく対照的である。
チェロが歌うように旋律をやさしく歌い、
そのあと弦楽器中心に旋律を奏で、木管楽器が絡んでいく。
ホルンの吹奏のあと、打楽器が荒々しくリズムを叩き、
冒頭の主題が再び現れ、緊張感あふれる音楽となり、
明るい旋律も現れるが、徐々に悲劇的な音楽になり、
盛り上がりをみせ、最後は悲劇的な感じで終わる。