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パンチョ・ヴラディゲロフの3つの演奏会用小品作品57を聴く

2023-01-04 22:21:44 | 古典~現代音楽バルカン地域編
今回は1899年生まれのブルガリアの作曲家の
パンチョ・ヴラディゲロフが、
1959年から1960年にかけて作曲した、
3つの演奏会用小品作品57について触れる。
今回聴いたCDはアレクサンドル・ヴラディゲロフ指揮、
ブルガリア国立放送交響楽団の演奏である。
なお、アレクサンドル・ヴラディゲロフは彼の息子である。
パンチョ・ヴラディゲロフはスイスで生まれたが、
その後ブルガリアで育ち、少年期からピアノと作曲を学び、
その後はベルリンに行き、ピアノと作曲を学んだ。
プロイセン芸術アカデミーでは、
ゲルンスハイムなどに作曲を師事したようであり、
帰国後はブルガリア国立音楽院の講師として招かれ、
その後はピアノ科教授として就任し、
教育活動の一方創作活動も積極的に行ったようである。

第一曲アリオーソは、のどかで牧歌的な曲である。
民謡的な旋律が木管楽器により歌うように奏でられる。
その旋律を弦楽器も引き継いだりもして、
ハープも加わり幻想的な感じにもなる。
第二曲カプリースは、軽快な旋律が奏でられていく。
明るい旋律が自由に展開されていき、
盛り上がったところで終わる。
第三楽章アジアの踊りは、荒々しい舞踏の音楽で始まる。
明るい曲調で、金管楽器も加わり盛り上がっていき、
最後は高揚したところで終わる。

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