Mars&Jupiter

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ニコス・スカルコッタスのピアノ協奏曲第2番を聴く、そして横浜から天王町まで歩く

2014-11-09 10:12:27 | 古典~現代音楽バルカン地域編
昨日は横浜駅から天王町まで歩きました。
東欧編については今回で終わりにし、
次回からはマルティヌーの特集を入れたいと思う。
今回取り上げるのは、1904年生まれのギリシアの作曲家スカルコッタスが、
1937年に作曲したピアノ協奏曲第2番である。
彼の略歴については以前述べたので省略する。
聴いたCDはジェフリー・ダグラス・マッジのピアノ、
ニコス・フリストドルー指揮、BBC交響楽団の演奏による。
第一楽章アレグロ・モルト・ヴィヴァーチェは、
弦楽器によるシリアスな感じの音型で始まり、木管楽器も加わり、
十二音技法的な音楽が示されていき、そこにピアノ独奏が入る。
ピアノの硬質的な音の響きと、管弦楽の柔らかく時には荒々しい音が、
ぶつかり合いながら、音楽は展開されていく。
ピアノによるカデンツァの部分が終わりで用意されていて、
これが終わると、金管楽器が入り、弦楽器、木管楽器も加わり盛り上がり、
いったん静まった後ピアノとともに金管楽器が盛り上げて突然終わる。

第二楽章アンダンティーノは、弦楽器による旋律が奏でられたあと、
独奏ピアノが入って絡み、木管楽器も加わって絡んでいく。
この楽章ではピアノが活躍し、語りかけるように旋律を奏でていく。
最後は管弦楽のみで静かに消え入るようにして終わる。
第三楽章アレグロ・モデラートは、ソナタ形式で書かれている。
第一主題が管弦楽によって示され、ピアノ独奏が入った後、
第二主題が管弦楽により示されて、独奏ピアノが絡んでいく。
そして、そのあと独奏チェロにより第三主題が奏でられる。
独奏ピアノやファゴット、金管楽器により展開されていき、
独奏ピアノによるカデンツァの部分を経て、金管楽器が絡んでいき、
ドラマティックに盛り上がって、最後は静かに終わる。

なお、今回までとりあげた東欧編のCD等の情報は、
以下のアドレスの東欧のところにNEWで示してあります。
http://www1.ocn.ne.jp/~bocchi07/ongaku-kenkyu.html#cd_music
参考にしていただければ幸いです。

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