Mars&Jupiter

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ハンス・ヴェルナー・ヘンツェの交響曲第5番を聴きながら横浜から星川まで歩く

2009-01-29 06:53:09 | 古典~現代音楽ドイツ編
昨日は、横浜から星川駅まで歩きました。
途中聴いたのは1926年生まれのヘンツェの作品。
ノルトライン=ヴェストファーレン州の
ギュータースローで生まれた彼は、
ハイデルベルクの音楽大学で学び、
フォルトナーやレーボヴィッツに師事した。
最初は12音技法に基づく作品を書いたが、
その後自由な立場から作品を作曲している。
交響曲に関しては10曲近く残しているようだが、
今回は彼自身の指揮によるCDを聴いてみることにした。
交響曲第5番は、1962年に作曲された作品である。

第一楽章モヴィメンタートは、ソナタ形式で書かれ、
金管楽器と打楽器中心に荒々しく野性的に始まる。
そのあと静まり神秘的な感じの音楽になる。
音のかたまりがぶつかり合いながら、
最後は金管楽器と木管楽器などにより、
盛り上がってクライマックスが作り上げられ、
静かに終わって次の楽章に進む。
第二楽章アダージョは、変奏曲形式で、
主題は無伴奏のアルト・フルートにより変奏され、
やがてはオーボエに移り、独奏ヴィオラ、
イングリッシュ・ホルンにより変奏されていく。
最後はオーケストラが作り出す響きに消されていく。
第三楽章モート・ペルペトゥオは、ロンド形式である。
ヘンツェ自身はこれをロンド形式とみることができるが、
実際には、第二楽章のカデンツァの素材をつかった
32の変奏であることを言っているらしい。
最後は金管楽器、打楽器が活躍し荒々しい音楽となり、
まだ続くような感じを持たせながらも突然終わる。

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