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オットー・クレンペラーの交響曲第2番を聴く

2022-04-10 05:58:48 | 古典~現代音楽ドイツ編
4月に入り2週間が経ち、新しい生活に少しだけ慣れた感じです。
今回取り上げるのは1885年生まれのドイツの作曲家で、
指揮者としての方が有名であったクレンペラーが、
1969年に作曲した交響曲第2番である。
聴いたCDはアラン・フランシス指揮、
ラインラント=プファルツ州立フィルハーモニー管弦楽団の演奏による。
第一楽章は、弦楽器のユニゾンによる軽快な感じの旋律で始まり、
これが繰り返されたあと突然爆発したかのように金管楽器なども入り、
荒々しく力強い旋律が奏でられていき、金管楽器や打楽器が鳴り響く。
後期ロマン派を感じさせ、リヒャルト・シュトラウスの音楽を思わせ、
最後はティンパニの音が鳴り響く中で力強く終わる。
第二楽章は、甘美な弦楽器の旋律で始まる。
ワグナー風であり、とてもロマンティックである。
金管楽器や打楽器により盛り上がる部分と、
弦楽器は木管楽器による穏やかな部分が現れる。
曲は穏やか感じが全体的に支配的で、
最後はティンパニとトランペットの音で終わる。
第三楽章は、弦楽器のピチカートで始まり、
フルートやホルンが旋律をその上で奏で、弦楽器も旋律を奏でる。
中間のホルンのソロが特徴的である。
ワグナー風の部分がみられたあと最後静かに終わる。
第四楽章は、弦楽器によるフーガ風の旋律が奏でられたあと、
フルートやオーボエ、ファゴットが旋律を奏で、
そのあと弦楽器が旋律を奏で、ホルンなど絡み、
弦楽器と打楽器そして金管楽器で緊迫した感じになり、
最後打楽器と弦楽器で何度も一音を繰り返して終わる。
クレンペラーの交響曲第2番は何を求めているのか分かりにくい。
明快な音楽というよりも迷路の中に入れられて、
面白いと思わせるところもあるが、あまり印象には残らない。

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