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Mars&Jupiter

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コッポ・ド・ヂーアの夜、そしてアストル・ピアソラのグラン・タンゴを聴く

2010-05-30 06:42:03 | 古典~現代音楽ブラジル・メキシコ以外の中南米編
昨日はウォーキングを休みました。
夜はコッポ・ド・ヂーアでのライブを聴きにいきました。
この日に合わせてかメニューにあったマンジョカ芋のフライと、
煮込み料理のフェイジョアーダを注文し、
ボサノヴァとサンバの音楽を聴きながら食べる。
マンジョカ芋のフライはポテトフライのようで美味い。

昨日聴いた曲は、1921年生まれのアストル・ピアソラの作品。
彼の略歴については以前器楽曲・室内楽曲編で触れたので省略する。
グラン・タンゴは1982年に作曲され、ロストロポーヴィッチに献呈された作品で、
初演は1990年にロストロポーヴィッチ自身によってなされた。
今回聴いたCDは、ムスティスラフ・ロストロポーヴィッチのチェロ、
イゴール・ウリャシュのピアノ演奏によるものである。
ピアノの伴奏に乗ってチェロが歌うように奏でる旋律は、
時にはリズミカルで、まさしくピアソラのタンゴである。
とにかく、チェロによるその表情の付け方がうまい。
前半感傷的である曲は、後半にかけて情熱さを加え、
再びリズムカルにタンゴの踊りを表現し、
チェロの技巧的な演奏も聴くことができ、名曲である。