Mars&Jupiter

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ドン・キホーテとロドリーゴの「ドゥルシネアの不在」

2008-03-08 09:17:33 | 古典~現代音楽スペイン編
昨日は、ウォーキングを休みました。
今回とりあげる曲は、ロドリーゴの作品。
「ドゥルシネアの不在」という作品は、
バスと4人のソプラノと管弦楽のための曲で、
英文で書かれたCDの解説によると、
1947年から1948年の間に作曲され、
セルバンテス生誕400年祭の行事の終わりの、
1948年4月19日にエドゥアルト・トルドラの指揮、
スペイン国立管弦楽団により演奏されたようである。

粗野で荒々しさを感じさせる冒頭に続き、
バスの独唱が始まり、しばらく歌が続くと、
今度は4人のソプラノの歌が加わっていく。
そして再びバスの独唱となり、
スペインらしい旋律を歌う。
そして、ソプラノの歌とバスの独唱が交互に歌われる。
管弦楽は、歌と歌の間に入って荒々しく、
ドン・キホーテの勇敢さを表現するような音楽を奏でる。
最後は静かに終わるのだが、ロマンティックでありながら、
英雄的な感じを漂わせる12分くらいの短い作品である。
コメント
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