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Mars&Jupiter

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アイアランドのロンドン序曲を聴きながら、二俣川から大倉山まで歩く

2007-10-29 08:59:56 | 古典~現代音楽イギリス編
昨日は、二俣川から大倉山駅まで歩いた。
環状2号線をひたすら新横浜方面に歩き、
東急線の線路を越えてから線路沿いの道を歩き、
大倉山駅付近まで出て、改札口に向かう。
二俣川からは2時間半近くかかった。

途中聴いた曲は、1879年生まれのアイアランドの曲。
彼は作曲家というだけでなく、優れたピアニストだったようだ。
アーノルド・バックスのように交響曲は作曲しなかったようだ。
14歳でRCM(王立音楽大学)に入学し、ピアノとオルガンを学び、
のちにスタンフォードなどから作曲も学んだようだ。
その後は大学でモーランやブリテンなどを教えたようである。

ロンドン序曲は1934年に作曲された作品である。
最初はコメディー序曲としてブラスバンド用に書かれたが、
2年後に管弦楽版として作り直され、
現在のタイトルがついたようである。
オーケストレーションの華やかな部分は、
アーノルド・バックスと似ていたりもする。
さまざまな主題が登場し、絡み合っていく。
5分前後にオーボエに登場する旋律が印象的だ。
最後に冒頭に登場した旋律がまた登場し、
華やかに終わるが、とにかくロマンティックな作品だ。

「忘れられた儀式」は、1913年作曲された最初の重要な管弦楽曲で、
1917年にサー・ヘンリー・ウッドの指揮により初演された。
彼自身何度も訪れ、生涯愛着を寄せたチャンネル諸島
(とりわけジャージー島)の風景や、
怪奇小説家のアーサー・マッケンが描く幻想的な作品の世界
などに霊感を得て書かれた作品のようで、
古い言い伝えなどに関心を持っていた彼らしい幻想的な曲である。