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Mars&Jupiter

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鄭冰のA商調式幻想曲を聴きながら星川から横浜まで歩く

2007-10-18 07:10:50 | 古典~現代音楽その他の地域編
昨日は、星川駅から横浜駅まで歩きました。
途中聴いたのは、1956年中国の大連で生まれた鄭冰の曲。
CDの解説によると、1971年に大連歌舞団に入団し、
1985年には瀋陽音楽学院に入学し、作曲を専攻したようだ。
卒業後の1987年から大連歌舞団の作曲者、音楽監督を担当し、
90年には大連戯劇創作室の音楽創作員となったようだ。

A商調式(イ調商旋法による)幻想曲は、1987年に作曲された。
京劇曲牌「ニ黄小開門」などの一部を素材にしているとか、
その京劇はどういうものかはわからないが、
曲を聴いてみると冒頭から京劇らしい雰囲気は伝わってくる。
ニ胡を中心に中国の楽器が色々な場面で登場する。
それにしてもニ胡という楽器を演奏する主暁生の演奏がいい。

CDにはこの他に二つの二胡協奏曲が入っている。
二胡協奏曲第1番は、1986年から1987年にかけて作曲された。
音楽自体は西洋的な現代音楽ではあるが、
その中で二胡という楽器の可能性に挑戦した意欲的作品だ。
これも聴いてみるとなかなか聴きごたえがある。