
文在寅韓国大統領の特使として北朝鮮を訪問した大統領府の鄭義溶国家安保室長は6日、記者会見で訪朝結果を発表し4月末に軍事境界線がある板門店の韓国側施設「平和の家」で南北首脳会談を開催することで、北朝鮮側と合意したと明らかにした。
南北は首脳間のホットラインの設置でも合意している。特使の鄭氏によると北朝鮮側は、朝鮮半島の非核化に対する意志を明確にし、北朝鮮に対する軍事的な脅威が解消され、体制の安全が保証されるのであれば核を保有する理由がないという点を明確にした。さらに非核化問題の協議や米朝関係正常化に向け米国と虚心坦壊に対話する用意があると表明したということである。
鄭氏はまた、金委員長が「非核化の目標は先代の遺訓であり、先代の遺訓に変わりはない」と明言したことが注目に値すると強調し、対話の条件について「北から特別に韓国や他の国に要求したことはない。対話の相手として真摯な待遇を受けたいとの意向があった」と伝えた。
さらに北朝鮮側は対話が続いている間、新たな核実験や弾道ミサイル発射を再開しないことを明確にする一方、核兵器はもちろん通常兵器も韓国に対して使用しないことを確約したと明らかにした。ここまでは、北朝鮮メディアの報道をほぼそのまま書いてみた。
一方、菅義偉官房長官は「北朝鮮への圧力を最大限まで高める方針に揺るぎはない」と強調している。アメリカのトランプも、「北朝鮮の時間稼ぎである」と類似の見解を示している。
これまで何度も北朝鮮は合意を覆してきた経緯がある。それに、今回の経済制裁で国内の生活など支障をきたしているものと思われる。金正恩の政策転換に乗らなければ、更なる転換には持ってゆくことができない。
安倍晋三の見解は当然である。北朝鮮が安全な国家になっては困るからである。北朝鮮を「コクナン」とまで言い放って、選挙をした安倍晋三にしてみれば、北朝鮮が恒常的に極めて危険で対話など拒否する国家でなくてはならないのである。
僅か茨城県か広島県ほどの国内生産量しかない国家が、外交の手段として核を持ち世界を翻弄させている。それで主変が騒ぎ立てるの、書くほど有効な外交手段は貧国にはないと判断したのである。国民や国家にとってそれがどれほど重荷になっているか、北朝鮮に知らしめることの方が、よほど恒久的な安全や平和が担保されるというものである。
日本を軍事国家にするための方便として、北朝鮮や中国の危険性ばかりを訴えることが、安倍晋三の「積極的平和主義」である。
経済制裁は転換点に立っている。いまだそれを見極めることができずに、もっと危険でいて欲しい安倍一派の軍事化のほうが余程危険である。

ケーサツ・ケンサツ・シホーも実際は彼ら悪党郎党一味なので、彼らを逮捕拘禁するなどしないだろうから、それを知るとただただ悔しさ悲しさがつのる。
悪党が幅利かし支配するこの日本とは一体何という国体なのか。