そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

経済制裁の持つ効果が限定的であることを、プーチンと金正恩の会談は証明している

2023-09-15 | 朝鮮半島
国連常任理事国のロシア大統領のプーチンが、国連安全保障理事会の対北朝鮮制裁決議を無視しミサイル発射を繰り返す北朝鮮の金正恩とアムール州のボストーチヌイ宇宙基地で13日首脳会談をした。 
常任理事国の国連決議違反であるが、ロシアならさもありなんというところか。世界から経済制裁を受ける両国の思惑が、多くの一致を見せたのであろう。両氏の満面の笑みを見れば良く分かる。
とt北朝鮮(朝鮮民主主義共和国)はロシア、正確にはソビエトのスターリンの作った傀儡国家である。スターリンが抗日戦争で敗北し国外に逃亡していた、大きな体躯にでかい声の男を祀り上げて、朝鮮戦争の首魁として送り込み支援した。その男が金日成である。その後スターリンは突如として手を引き、毛沢東に丸投げした。おかげで毛沢東は一人息子を亡くし、戦力を北に移動したおかげで蒋介石を追い詰めることも出来ず、台湾に逃げられてしまった。
冷戦下中国には他国を支援する財力も技術もなく、ソビエトが北朝鮮の後見人のようになり、独裁国家を模倣させ今日に至っている。
世界中から経済制裁を受ける両国の接近と支え合いは、当然の成り行きとも言える。北朝鮮は旧ソビエトの兵站での武器をたんまりと抱えている。知らぬ間に北朝鮮は、国民を飢えさせながらも世界第四位の武器保有国になっていた。
プーチンはそれば最大の目当てである。又前線で銃を持つ兵士として、北朝鮮の優秀な兵士を送ってもらえると有難い。
北朝鮮はというと、食料以外にもミサイル技術や2度も失敗した、衛星打ち上げ技術の支援を望んでいるだろう。これ程のウインウイン関係は世界中見渡してもないだろう。
経済制裁は戦争より不幸な結果を招くかもしれない、かえって不穏な動きを産む無用の政策といえる。

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