そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

技術大国日本はワクチン生産すらできない技術後進国に

2021-03-05 | 新型コロナウイルス

新型コロナウイルス(Covit-19)のワクチン開発で、自称技術先進国日本はなぜ国内生産できないのだろうか?
日本の医療の現場は権威主義者の医療関係者と製薬会社で固く利権が守られてきた。そのおかげで1970年代に次々といわゆる予防接種禍が頻繁に発生した。サンプルの検定も製薬会社の恣意的方針に沿って行われたり、科学的知見も副反応も権威者の思うがままに作られたりした結果である。数々の裁判が起きて国の責任が厳しく問われた。その結果、規制が厳しくなり一般国民やメディア、製薬会社等が予防接種そのものについて消極的になった。国内の開発・製造力・競争力が落ちてしまった。
今回の新型コロナワクチンについては海外頼みだけになる。今回の新型コロナのワクチン輸入に関した法令を具には承知していないが、本来であればこんな短期間に輸入は出来ないし、国内使用にはいくつかハードルがあるはずである。どこかで特例扱いしているのではないかと思われる。
国内のワクチン開発は塩野義製薬など2,3社に限られている。日本国内のワクチン製造能力は解らないが、国内法に沿って何時頃生産されることになるのか確たる報道はない。

日本国内のワクチン製造空港に運ばれてきたワクチンの保存温度や冷凍庫や接種のスケジュールの話ばかりであるが、すでにEUでは開発ワクチンの輸出を禁止したり制限する動きすらある。イタリアではオーストラリアへの輸出を禁止した。イスラエルのように開発に資金提供したり、製造前に取り付けをやったりの裏作も、日本はやっていないようである。
強引に日本への配給を入りするのであるが、相当吹っ掛けられているようである。ファイザーとモデルナ、英国のアストラゼネカとの間で計2億八千万回分の購入について基本合意に達したようであるが、6714億円という巨額の支出も、難なく閣議決定されている。国内生産が見込めない現状を見て、相当吹っ掛けられた金額である。
いつの間にか担当大臣になった河野太郎は、就任当初の勢いはどこかに行って、ゴモゴモ言い始めている。2月に始まるとか4月になればとか結局6月に一般に始まるとか、話は伸びる一方である。オリンピックをいまだに開催するというトラウマが焦りとなっているのである。

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