そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

一国二制度をいとも簡単に崩壊させた中国

2021-06-24 | 中国
最後のリンゴ日報「最後の雨の中のつらい別れ」
「我々はリンゴを支える」とある
中国に批判的で、民主化を求める論調で評判の香港の新聞「リンゴ日報」は、香港国家安全維持法に違反したとして警察に資金が凍結されたり、幹部が次々と拘束されたことなどを受けて、今日(24日)の朝刊を最後に発行停止に追い込まれ、通常の10倍の100万部刷られた。
今日は中国が掲げた偽りで猫騙しのスローガン「一国二制度」が崩壊した日である。
中国の報道官は、「香港は法の下にあり法の外にある楽園ではない。報道の自由は免罪符ではない。」と、自ら一国二制度を否定した。
イギリスの外相は報道の自由がなくなる危機感を露わにしている。
街には新聞を求める長蛇の列ができている。将来孫に見せるために飼いに来たという市民もいた。香港市民は一応に今後に不安を抱いている。
中国の社会制度や政治体制に、検証するシステムを持たない。特に政治体制に国民の考えや意向や人権などを反映する制度がない。経済成長によって、国民を平伏させることに成功した国営資本主義の中国は、成長が止まるまで暴走するだろう。国民の声はそれまで届くことはないだろう。

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