そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

わざわざ中国を挑発しし行ったとしか思えないペロシの訪台

2022-08-05 | 中国

中国が怒り狂うとわかっていながら台湾に行ったアメリカのペロシ下院議長である。夜中について一泊してみただけである。二期目はないだろう民主党バイデンのため、中間選挙を有利にするためとされるが、中国の怒り具合の測定のためといえる行為である。
背景にはロシアのウクライナ侵略がある。ロシアを中国に、ウクライナを台湾に置き換えてアメリカ世論は支持傾向であるが、当のバイデンは中国を恐れ議員の行動は止められないというだけである。ウクライナに行ったときには支援していたのに。
アメリカは火のある所に油を持ち込んだようなものである。中国は本気で、特別軍事練習というような軍事作戦を、台湾周辺で展開した。大人げないが、中国はロシアや中東やアフリカなどの共感を背景に、強気である。
ペロシの行動は世界を新たな分断を招くことになる。
韓国ではペロシ議長が来韓したが、夏休みだとかで会見拒否した尹新大統領を、与党が批判し野党が擁護する珍現象が起きている。尹新大統領を24%しか支持しないこの国はもうひと悶着起きそうである。しかし、満面の笑みで歓迎しる岸田総理の哀れな姿を見ていると、中国に配慮したのではないかと思える、尹大統領の判断の方が正しいといえる。徒に緊張を高めるのは、この時代歓迎されるべきものとは思えない。
ペロシは1991年に北京の天安門広場を訪れ、「民主化のために亡くなった方々へ」という横断幕を掲げてデモをしたことで、一躍名が知られた人物である。今回のペロシの行為はこれに類するといえる。
中国の恫喝演習もペロシ個人などの制裁も、ペロシの訪台そのものも国内向けのパフォーマンスでしかない。世界二大大国が、世界を分断する。


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