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そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

農業に無知でありながら応援しようとする人たち、農業の本質や食料の在り方が支援されているわけでもない

2025-03-31 | 農業と食
昨日の「令和の百姓一機」の集会を、多くのメディアはほとんど取り上げすらしていない。取り上げたとしても、コメの値段が備蓄米を放出しても下がらないというものである。日本と言う国の食料事情や現状や農民の姿すら、ほとんどなく詳細な説明もない。
facebook(メタ)では多くの参加者や賛同者の声が寄せられている。ほとんどは好意的なものであるが、中には農政批判を規模拡大や新しい技術投入をせよと叫ぶ者もいる。
即ち、農地を集合させて規模を拡大させ、大型化にすれば一時的な生産は担保できるであろうが、地域の活性は進まない。人を集めてこその活性である。
何より21世紀は、有機農業の時代へそして家族型小農への時代である。そして人口の増加は収まる所がない。食料自給の原則こそが、人口増産御抑制になる。
遺伝子組み換え作物は、コーンと大豆しか進んでいない。しかも目的は農薬耐性しか侵攻することもないし、数年で基本から組み替えなければならない遺伝子組み換え作物である。
スマホやドローンを使った効率的農業にしても、有効に化学肥料の散布などが目的であって、これからの農業の行く先を論じるものでもない。
要するの新技術とは、研究者たちの功績と非農業関係産業の利益のものであって、農家のため、環境に配慮したものでもない。家畜に至ってはAWへの配慮など微塵もない。
日本の農業政策は補助金で農家を指導するが、実態は内容など細かいところは決められて動きがとれず、自前で取り組んだ場合の倍することなど普通にあり、中間業者(土建屋、薬屋、貴会や等)が向かる仕組みになっている。
そのような金の出し方から脱却して、自由の農家が取り組んでそこで生じた不足額を払う、所得補償制度に切り替えるべきである。余剰ならば、買い上げればいい、どの国もそうした補償をしている。要するに自民党農政が、業者向けの政策、結果的にGDPを押し上げるだけの、非効率な反農業政策をやってきたツケの結果といえる。

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