そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

小池の党の横暴さと危険性、国民から選択肢を奪う

2017-10-03 | 新自由主義

小池百合子がこの国を壊し始めた。ほんの三カ月前まで、小池百合子は自民党員であったばかりではなく、主要な政策や理念は安倍晋三と変わるものではない。彼女の欲望は現政権体制にそぐわなかったのである。小池百合子は電撃的な動きがお好きなようで、これまで数多くの政党を渡り歩いている。ひょんなことから東京都知事になったが、都民ファーストと口にしたことがそのままが地域政党名になった。
小池百合子と前原誠司と小沢一郎と連合の神津委員長との密談で、民進党の身売りが決まった。できたばかりで実績もなく国会議員がほとんどなく党首が国会にいない政党に、野党第一党が頭を下げて公認してくれという異常さは、正常な神経では理解できない。従ったのは前原誠司で、土下座させたのは小池百合子である。
小池は希望の党を立ち上げたが、極右翼の日本のこころから民進党や自由党までの幅広さと言うか雑多な寄せ集めの政党になってしまっている。基本政策や理念は自民党とほとんど変わらない。原発ゼロも小泉純一郎のアドバイスであるが、内容はないに等しい。
民進党を取り込んだ最大の理由はお金である。公認して欲しければ、申請料300万円、党に寄付として200万円持ってこいと言うのである。党首の小池と写真撮れば、3万円である。金くれ団体希望である。
小池百合子の新党立ち上げドタバタで、安倍晋三の解散の理由すらぼやけてしまった。大義のない総選挙が、安倍晋三個人のスキャンダル隠しであることも遠のいてしまった。野党は分裂してくれたおかげで、安倍晋三は大喜びである。
共謀罪や特定秘密保護法やカジノ法などの強行採決や、武器輸出禁止三原則の撤廃とその後の兵器輸出の奨励や種子法の廃止、とん挫したがTPPの公約違反行為とその後のRCEPやTPP11の積極参加、何よりも憲法違反の安保関連法の強行採決など、安倍晋三の暴走を問う場が消えてしまった感がある。
地球を俯瞰する外交と言いながら、中国と韓国には決して足を向けようとしたに外交。中国と北朝鮮危機を演出するためには、挑発し続けるのが積極的的平和主義の本態である。
何よりも、ほとんど完全に破たんしているアベノミクスを必死に隠そうとする、自民党である。
小池百合子はこのすべてに賛成している。つまり安倍晋三との対峙することなど、何一つないのである。あえて一つあるとすれば、政権の座である。希望の党は、新生自民党であり補完勢力の存在でしかない。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 前原を奸計にかけた小池、小... | トップ | 政局が苦手なリベラル派の人... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (タンケ)
2017-10-04 08:44:02
このドタバタ劇も、いつもの如く誰かが企み仕組んだものではないのか。案の定、事実上潰れたミンシンを見て、ジミンコーメは「やった。勝った!」とほくそ笑んでいることだろう。直前のヤマオの件も、ミンシンの息の根止めるための第一弾だった可能性がある。

コイケは狡猾で強かな計算の下、ジミンコーメと水面下で手を結ぶことで選挙に勝ち、結果、自身が首相の座に就こうと予定しているのではないのか。自身の欲得のために平気でいくつもの党を渡り歩いてきたコイケであり、発言と実際の行動とが異なり約束を守らぬことには定評あるコイケゆえに、これからも人々を裏切るどんなことでもやる可能性がある。

このような信用信義に悖る政治屋らゆえに、いつまでもジミンコーメがのさばり続け、我々庶民が虐げられ苦しめられる構造がこれからも続くのではなかろうか。
返信する
ススキノ論議 (ジョーカー)
2017-10-04 22:13:06
 9月下旬、「ススキノ」で飲み会があった。厳しい現役時代を乗り越えた同志の飲み会だった。
 一度目の最高齢は米寿、二度目は喜寿。
先輩の反戦意識は具体的だった。

 先輩の指摘を要約すると、軍事力強化はアベノミクスの隠された目標だと指摘した。

 「希望の党」政策の原発ゼロは小泉前首相の提言とは相容れないと指摘した。

 政治不信かつ支持政党のないオイラは、総選挙の投票先をどうすれば良いのだろう。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

新自由主義」カテゴリの最新記事