そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

政局が苦手なリベラル派の人たち、政策矛盾などお構いない小池百合子

2017-10-04 | 立憲民主党

リベラル派と言う言葉がこのところ飛び交っている。左翼と言うよりはいいかもしれないが、この人たちの多くは人権擁護派、護憲派などと呼ばれ、反権力志向の強い人たちが多く、政局と言われる局面の対応が極めて下手である。要するにお人好しの、争事の嫌いな温厚な人物が多いのである。
今回の「立憲民主党」を立ち上げた、前原に騙されたことに気が付いた人たちがそのいい例である。ある時プライムニュースで、自民党のウルトラ右翼の稲田朋美とミスター年金の長妻昭氏の討論があった。自民党の憲法草案には、人権条項がないと長妻氏が指摘した。稲田朋美は、そんなことはありません、ちゃんとありますと答えた。長妻氏がそれはどこですかと聞くと、稲田朋美は全く関係ない話を延々と述べて(しかも大きなキンキン声で)、結局はそのことについて何も答えなかった。お人好しの長妻氏は何度も指摘しが、強引なこうした手法に切り込むのが、リベラル派の人は不得意なのである。

それに比べて、小池百合子の緑の党は極めて強引で、容赦なくすり寄ってきた人物を選別している。選別した後でも、金持ってこいと言うのである。民進党から無所属で立候補するところには候補者を立てないが、立憲民主党から立候補するところには刺客を送っている。自民党で小池を批判したところにも刺客を送っている。その一方で、旧知の人間、懇意にしている自民党候補の所には、候補者を立てない。人間的行為とは思えない非情な判断がここにある。それが政治家であろう。
小池のこうした行動に象徴される、強引な力の対応は政治姿勢と無縁ではない。小池が前原を取り込んだのも騙しのテクニックである。前原は合流すると言っているのに、彼らが来るというので選別すると小池は言うのである。原発ゼロもインチキである。消費増税凍結は票目当てのポピュリズムである。しがらみのない政治は、抽象的な意味しか持っていない。
今回夏に大勝した都議選の、ファ-ストペンギンと言わしめた議員が離党する。都民セカンドかサードになっているが、小池は都政で何の成果もあげていない。築地もオリンピック開催も元に戻しただけである。要するに何の実績もないままである。
小池は政局に強いのである。それは長続きすることのない、目先の行動の選択に長けているだけである。政局に強い人物がこの国を良くするとは思えないが、大衆の付和雷同は小池を選択する。それは立憲国家、民主国家、平和国家の否定につながるのである。力の政治は国際間では紛争につながる。政局しか存在感を示せない小池の党は矛盾だらけである。

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1 コメント

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一人の才能が総てを網羅している事は少ないのかも (和久希世)
2017-10-05 12:16:53
昨日の仲秋の名月綺麗でしたね。
長期予報では見えないかもと思っていただけに、嬉しいお月見でした。

小池百合子氏がどんなに知恵者(悪智慧)であったとしても、総てにおいて行き届いているわけではないんでしょうね。
だから今回あんな不首尾なことをしでかしている・・・・・
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