そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

本当に女性の地位は向上したのか

2024-08-03 | 文化
私の世代、大学進学率は13%であったと言われたことを記憶している。女性は多分その10~20%を占めていたかも知れない。そんな時代のの写真が左である。多分大企業の入社式であろう。右は10年ほど前である。
女性社員は資料の整理や単純な票の政策と、お茶の給餌である。女性も心得たもので永久就職(結婚)探しと割り切っている。
女性の進学率が高くなり、総合職や専門職に就く人たちも出てきている。女性の多くの門戸が開かれた感がある。
そのことは問いたくないが、この写真の違いは何だろうと思う。社会的地位を確立したかに見える女性たちは、モノトーンの服で礼儀正しい。これは男性も古くから同じ様なものである。
しかし、60年前の虐げられていたと言われる世代の女性たちの、何と明るく自由闊達であることかと思われる。恐らく従順下僕になると現代の社員の様相を呈してくるに違いない。
こうした違いの善悪や可否を論じるつもりはないが、これを単に時代の流れと単純に切ることもできない。これほどの差はなくても、男性たちもこれに近いものがある。
私の前の世代は、外勤から帰ってくると女性事務員に抱きついたり、尻を触ったりするのが日常であった。事務所はヌードカレンダーが自然に置いてあった。
このところセクハラとかパワハラとか言われるが、技術職にとって経験は大きな積み重ねである。経験や地位は下のものを指導するのは当然である。それをパワハラと言われたのではたまったものではない。
60年前にお茶くみやっていた女性たちの中には、とても優秀な人もいた。時代が時代なら彼女たちはどこかのトップになっていたと思われる。
時代は良くなったと単純には言えない。昔は良かったとも言いたくはないが、上図の彼女たちの表情を見ていると、昔も捨てたものでもなかったと言いたい。

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