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そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

粛々という非民主制

2014-01-22 | マスコミ報道

名護市長選挙の結果は、地元紙はこぞって大きく評価している。予想外の大差の敗北に、自民党のお歴々は次々と嫌味ともとれる、捨て台詞を連発している。
仲井真知事は、だからどうしたと憮然たる発言をしている。菅官房長官は、市長の権限などたかが知れていると無視する構えである。小野寺防衛大臣は、普天間の撤退し辺野古移転は着実に進めたいと言っている。
安倍首相は、粛々と辺野古基地の建設はやると言った。「粛々」とは政治家がよく使う言葉である。ブレないとかいう姿勢を示したいのであろうが、要するに聞く耳を持たないということである。
今回の名護市長選挙で示された民意は、争点がただ一つであったことを考えると、明解である。民意は尊重するとか、地元へ丁寧な説明をすると言ってはいるが、結局は粛々と辺野古基地は建設するというのである。地元民の声や、環境問題などわれ関せずである。
普天間移転などは、単なる口実に過ぎない。使い勝手が悪くなったので、存分に広げることのできる、海上基地が欲しかったのである。そのためには、粛々と非民主的にやるということのなるのである。
そりゃおかしいゼ。

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グローバリゼーションの下で、アジアは目覚ましい... (ひまわり)
2014-01-23 00:07:02
グローバリゼーションの下で、アジアは目覚ましい成長を遂げている。だからこそ、アメリカ・EUは、積極的にこの地域に影響力を拡大し、地域 「 間 」協力を積極的に開始し、アジアの経済的・社会的繁栄と結ぼうとしている。

なぜ日本は、安倍さんはこうした世界的な潮流の動きを読み取れないまま、複合化し多元化する世界の中で 「 日米同盟 」一辺倒で行けると考えているのでしょう?
あまり、人の事をとやかく言える立場にありませんが、安倍晋三と自民党は、なぜ、こんなに頭が悪いのですか?
いいかげん、頭の悪さに腹が立ってきているのは私だけでしょうか?
47%の自民党支持者も同じです。
この方たちは、文字が読めないのですね!

日本は、21世紀における戦略が未だ見えておらず対処もできないまま、大義名分を忠実に守ることで体制を守ろうとしている。
時代は幕末に近い。
守り続けてきたことで安定と繁栄を勝ち得てきた体制を変えなければ、現在の安定と繁栄も維持できなくなる。
1000年に一度の自然災害と共に、200年に一度の大転換が世界に起こっていると考えるべきでしょう。

どなたか教えて下さい。
安倍晋三は、日本の総理大臣はなぜこんな事が分からないのですか?
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安倍自民党の発想は田母神某と同じですね。「そん... (AS)
2014-01-23 13:04:31
安倍自民党の発想は田母神某と同じですね。「そんなの関係ねぇ。俺たちゃやりたい様にやる、それが国益に適うからだ」。
返信する
安倍晋三、田母神某、石原慎太郎は同じ穴のムジナ... (ひまわり)
2014-01-26 00:16:16
安倍晋三、田母神某、石原慎太郎は同じ穴のムジナですよね~。

アジアの地域統合が進まない事によって利を得るのは、アメリカ・EUであり、最も損をするのは、日本です。
日米同盟に固執することにより、アメリカ・EUが生き残りをかけてアジアに接近し、既にいくつもの 「 機構 」 を作ってアジア太平洋の一員となっているにも関わらず、日本は、日中韓という隣国との共同すらいまだ実現できていないばかりか、むしろこの間敵対を高めてすらいる。
他方、中国・インドでは、貯蓄の拡大と教育の進展により、アジアでは広範囲な中産層が形成され、極めて近い将来、中産層の消費市場は、欧米をしのぐ。
政変や内乱で政権が転覆しない限り、ソ連のように「 民主化 」 を早期に導入して不安定化しない限り、グローバリゼーション下での急速な経済発展は、約束されているのです。

21世紀初頭に次々に起こってきている現実を直視し、日本は世界との共同行動を、開始すべきです。

だからといって、脱亜入欧から 「 脱欧入亜 」では、問題の本質を見誤っている。

アジアとの地域協力関係に本格的に取り組む、という「 内部固め 」 であり、進みつつある地域 「 間 」 協力とも積極的に連携するという 「 外部世界 」 との関係の強化です。

時代は、「 アジアかアメリカ 」 ではなく、アジアも、アメリカも、EUも、世界も、なのです。
いわゆるWinーWin政策です。
これはきれいごとではなく、これしか日本の生き残る道はないのです。
アメリカもEUも、生き残りをかけて、グローバリゼーションにおける先進国の衰退と、新興国の急成長に対抗しようとしている。

安倍晋三は、日米同盟に固執することに気を取られ、この事に気づいていないのです。

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