そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

報道は正常な判断を私たちに与えない

2015-08-22 | マスコミ報道
寝屋川市の中学生の男女が殺害された。45歳の男が逮捕された。前歴もあり、この男が二人を殺害した犯人のようである。報道各社は一面あるいはトップ報道扱いである。年端のいかない子供を殺害する極めて残忍な事件である。犯行は許されるものではない。
しかし、どうも報道が過熱するわりには、事件の本質を落としているようにしか思えない。僅か12,3歳の中学生になったばかりの子どもが、深夜にうろつくことがどやら常態になっていて、今回のようなことを誰も問われないのは、その方がおかしいと言わざるをえない。
それとも私の感覚が異常なのであろうか?この年の頃の子どもは、9時や10時には睡眠するのが正常なのではないだろうか?ましてや、朝方まで誰もいなくなった街をあてどもなくうろついている。親か保護者にはこの子たちを守る義務があるはずである。彼らはそれを放棄しているのである。
深夜にウロウロさせることを、誰も、どの報道も責めることはまったくない。その方が異常である。事件が起きて当然とは言わないが、あるいは事件が起きなくても、教育上極めて問題があると言える。このような放任状態で、正常なモラルがこの子たちに醸成されるとは思えない。
この子たちは今回は事件に巻き込まれて殺害されたが、何事もなく大人になった時に犯罪者にならないとはだれが言い切れるというのであろうか?徒に同情心ばかりを煽る報道は偏向していると言える。保護者達の責任を強く求めるべきである。

質は異なるが、北朝鮮が地雷を仕掛けたとかで、韓国と交戦状態になった。北朝鮮は、準戦闘状態にあるとまで言い出す始末である。相変わらずの北朝鮮の、瀬戸際外交である。しかし、この背景には米韓の共同軍事訓練に対する、北朝鮮の極めて過敏な対応があることを忘れてはならない。
殆どの報道は、北朝鮮の挑発を書きたてているが、どちらが挑発しているかわからない。北朝鮮の若い独裁者にとって、米韓の共同軍事訓練は見逃すことができない。瀬戸際外交の金正恩にとって格好の材料である。挑発を北がやったとばかりは言えない。幸い今回は、早々と南北高官協議会が行われ、収まる見込みではある。

報道は一般大衆にとって大きな判断材料になるものである。報道が極めて恣意的であることを忘れてはならない。

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