そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

森辞任は意向を漏らし次期会長をご指名する、変だろう

2021-02-11 | オリンピック

「森喜朗組織委員会会長辞任の意思を固める」「森会長辞意」「後任人事を調整中」と報道がながれる。まるで内閣人事を決めるかのようである。あるいはそれ以前の、首班指名に出す人選をする与党自民党の手人そのままである。
あるいは戦前の首班指名の調整を、元老院が事実上決めた手法そのままである。もしくは首相の座を追われた田中角栄たちが、裏で隠然と行うキングメーカーというやり方そのままである。
即ち今回の組織員会の会長人事であるが、先ず会長が辞任の”意向”を周辺に漏らす。辞任するとどうなるか反応を探るのである。周辺の反応や動きを見て、次は後任人事を調整する。誰が?辞めるはずの会長が直接後任人事を模索する。模索したと言っても、早稲田の同窓で同じ年の後輩の川渕三郎に電話した。
川渕三郎氏はJリーグを立ち上げ、サッカーを国民的スポーツに仕上げた功績は大きく、彼に何の問題もないだろう。すでに本人は「人生最後の仕事として頑張りたい」と路上の記者の質問に答えている。
辞任の意向を持つ前会長は自らの息のかかった人選をする。まことに日本的な政治的手法である。組織委員会が最終決定をするのであろうが、委員以外の経過も組織内容も知らぬ部外者を平然と招致する、こうした古色蒼然としたやり方は、森喜朗の女性差別の背景と何ら変わるものでない。森はこのことに気がついていない。.周辺の誰も気が付かない。 
政治家としてやってきたことが世界のスタンダードだと思い込んでいる。いずれにしてもオリパラ開催は無理筋である。川渕がそれを決断することを願う。

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