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そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

15才以下ならドーピングをやっても許される前例、薬物容認の不公平極まりない裁定

2022-02-14 | ドーピング

≪奇妙な事実経過≫
スポーツ仲裁裁判所(CAS)は、ロシアのフィギュアスケート選手カミラ・ワリエワのドーピング問題で、国際オリンピック委員会(IOC)、国際スケート連盟(ISU)、世界アンチ・ドーピング機構(WADA)の申し立てを棄却した。
ワリエワの個人種目への出場を認める裁定であるが、どの機関もドーピングは認めている。選手のドーピング検査を担うITA=国際テスト機関もこの判断を支持し、ワリエワは女子シングルに出場する。
IOCはドーピング違反に対する処分については、結論が出ていないとしてフィギュアスケート団体のメダル授与式は問題が解決するまでは行わないとしている。15日から行われる女子シングルでもワリエワ選手が上位3位に入った場合、メダルの授与式は行われないということである。

そうした経過を受けて、ロシアオリンピック委員会(ROC)は大歓迎である。そりゃそうだろう。自国の有力選手でドーピング陽性選手を、出場させてくれるというのであるから。
有力選手であるからとか、15歳であるとかは、本人には世界人がないとか知らなかったとは理由にならない。
ましてや、成績がよくてメダルに該当すれば、表彰式は行わないというのである。良く判らん中途半端な、余りにもロシア寄りの裁定としか言えない。何より不公平である。
そもそも、ロシアがドーピングを国家的規模でやっているなら、現在のような中途半端な出場も許すべきではなかった。
かつてのように明らかな筋肉増強剤ではなく、機能を補助する一般治療薬などを、(多分ロシアにはその手の専門家がいるのであろう)余りにも多方面にわたる薬品をドーピング目的にし、検査が困難になってくる。
今回使用された薬品は、主に高齢者の狭心症に用いられるもので、明らかに目的外使用である。外にどの様な理由があろうとも、ドーピング使用である。体躯の機能を上げるために薬物を使用したことに変わりはない。
ドーピング陽性者、薬物依存者を国際スポーツ大会に出場させるべきではない。
コメント (1)
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