そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

やっぱり与党からの圧力があった

2015-04-13 | 安倍晋三
元官僚の評論家、鋭い指摘を政権に向けていた古賀茂明氏が朝日テレビの報道番組、報道ステーションを降りるにあたって、官邸からの強い圧力があったと言って去っていった。「I AM NOT ABE」とのテロップを示し、キャスターの古舘とちょっと言い合っていたが、良くある最後っ屁かと思っていた。
タヌキの菅官房長官は、そんなことあるかとぼけていた。古舘の焦った対応なども気になっていたが、昨年解散直後の11月21日に、自民党の福井照報道局長の名前で、「報道ステーション」の担当プロデューサーに送られていた事実が発覚した。
アベノミクスに対する評価が、なっていないというものである。具体的に、古賀氏の発言に対してかどうかは不明であるが、景気が良くなったと言ってもトリクルダウンなど起きていないと、彼が発言はしていたと思われる。あながち無関係とは言えまい。権力側からの露骨な報道への圧力である。
朝日放送はこの後奇怪な人事異動がやられているというのである。朝日放送は文書が来たのも事実であることを認めている。
日本の報道は公平でなく、開かれていないとは世界から指摘されている。本ブログでも指摘している。報道ステーションは報道同番組としては最も視聴率の高い番組である。安倍政権は、というより安倍晋三は政権に就く前からとりわけテレビによる報道に対しては、神経をとがらせている。NHKに亡くなった中川昭一と、従軍慰安日報道で注文をつけに行ったことは良く知られている。NHK会長に、間抜けで無知なお友達を送り込んでもいる。
安倍政権は菅官房長官の言葉に反して、報道に対して報道法をちらつかせながら強い圧力をかけているものと思われる。怖ろしい内閣である。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

羅臼港

春誓い羅臼港