そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

格差は人災である

2011-10-16 | 政治と金

1_245411_1_2  アメリカのウオール街で始まった、金融業に対するデモが広がっている。「われわれは99%である」が共通の認識になっている。格差社会への不満の表れである。

ごく一部の特定の人が、儲けている社会に対するデモである。9月の下旬に始まったデモは、日に日に大きくなっている。支援する人たちも目立つようになっている。退社した人たちが加わりやすい時間帯に、デモは11message11401連日続いている。

反金融社会への動きは全米に広がり、100箇所ほどで起きている。共和党を支持する不特定の運動、ティーパーティーに対する位置づけOccupywallstreet007 もあった湯小田が、民主党を特段支持しているわけでもない。不特定の人たちの動きである。オバマは取り込みをやっては見たものの、全米に広がりその思惑は外れている。

格差社会への不満は、世界に広がりをはじめている。15日では一斉デモが呼びかけられて、イギリスやオーストラリア、フランス、日本などでもこれ呼応した。

この運動の初期の発想は正しい。何も生産することなく、儲け筋を探すAx1 だけで大金が転がり込む資本投資が、巨大な利益を生む。これは、明らかに労働に対する対価としてある、収入とは明らかに異なる。

資本主義社会がこれほど、一瞬にして世界を席巻する時代でなかったころは、彼らは単なる金貸しである。社会のつまはじき的存在でしかなかった。その方が、まっとうな扱いである。

それが今や、平気で通貨危機を起こしたり、リーマンショックなどを起こし、世界を混乱させる存在になっている。その間にも、儲けることだけには、怠りがない。

資本は巨大化することを命題にした存在である。そうした意味でも、格差社会は、人災である。今日も貧者に降り注ぐ。

コメント (1)
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