そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

結局マスコミにやられたのだろう

2009-05-12 | 政治と金

小沢一郎が民主党代表を辞任することを決めた。政治資金規正法の範囲内で取り扱いっているので、やましいことはないと貫いた。今回の第一秘書の逮捕はどう考えてもおかしい。検察の横暴である。かつてこんなことで逮捕したことなどなかったし、請託の事実は権限がない以上証明されるとは思えない。

090511 ただ、小沢がゼネコンから献金を受け取る政治姿勢は問われて然るべきである。自民党を金の問題で飛び出したさきがけや、日本新党それに社会党から合流した人たちとは、全く異質な政治姿勢である。旧田中派を象徴するような体質である。ニワトリ集団に突然番犬が飛び込んだと表現されている。

ゼネコンからの献金をいくら透明にしても、民主党の党首である以上問われることはあると思われる。ようやく企業献金廃止を口にするようになったが、こうしたことがないようにと税金から政党助成金を受け取っていいるのではないか。

しかしこの事件は、どう考えてもおかしなことだらけである。検察側からの説明が全くない。時折リークする内容も、どうも本質を外している微小なことばかりである。それにマスコミが一斉に行っていた小沢の政治体質の攻撃を、2ヶ月間止めることはなかった。

世論調査も、小沢の辞任を求める声は50%を切ることがなかった。小沢が辞任の最大理由はこのことである。

これで総選挙は任期いっぱいの9月になることになるだろう。党首が入れ替わり、若返ることになるが、自民党は敵失で少し上昇した支持率を失うことになる。そうなると、優柔不断な麻生は決断の時期を見極められずに、ズルズルと任意いっぱいまで引っ張ることになるだろう。

それにしても、なんとも陳腐な出来事が国全体を揺るがすような大騒ぎになる。この国の劣化した政治土壌は、回復することはないのであろうか。

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タンデム体制がどこまで続くか

2009-05-12 | プーチン

メドベージェフがロシア大統領になってちょうど一年が過ぎた。2期8年の大統領を務めたプーチンは、引退せずに首相の座に収まっている。当初はプーチンの院政と言われていた。2頭(タ2 ンデム)体制と言われている。

エネルーギーの国際的な高騰と国内の開発で、急速にロシア経済を立て直したプーチンへの、国内支持率と評価は高い。今でもメドベージェフを上回っている。プーチンは制度上やむなく2期で退いた大統領の地位を狙っていると、巷間言われている。しかし、この1年でメドベージェフは自ら進んで、プーチンとの違いを見せ実績を重ねている。

言論弾圧を繰り返し、特定のメディアしか受け入れなかったプーチンに対して、メドベージェフはイギリスのBBCのインタビューにも応じている。オバマとの関係を急速に接近しようとしている。外交のメドベージェフを強調している。自らを、ロシアの国家主席であり、最高権力者であるとそ1 のインタビューで述べている。この1年で、メドベージェフは存在感を大きくしてきている。

プーチンは財閥主導の経済構築を図り成功したが、ここにきて急速な経済悪化で、大きくプーチン時代と決別しようとしている。人事権を大きくふるって、大統領権限の強化を図っている。どうやらプーチンは気に入らないように見える。

市場経済を重視し貿易による立て直しをおこなうプーチンに対し、メドベージェフは国内経済重視の内需型を志向している。プーチンが軍中心のチェチェン民族掃討などを行っていたが、メドベージェフは治安警察をによる政策に切り替えている。

二人は友人関係にあるとプーチンが強調するが、どうやら二人の蜜月関係は時期大統領選挙に向けて、対立関係にまで発展するものと思われる。プーチンのご指名で就いた大統領であるが、メドベージェフはこれを死守するようになるものと思われる。どちらかが、3年以内に粛清されることになるのではないか。

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羅臼港

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