そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

NHKの報道姿勢を問う

2008-10-21 | 政治と金

今日(10月21日)の、NHK総合テレビ昼も夜もトップニュースが、中学生だったかが給食のパンをのどに詰めて死んだというものだった。毒入りパンでもない。中国制のパンでもない。ふざけて、二つに割って食べて喉に詰めて死んだのである。

死んだ人には悪いが自己責任である。こんな事件でもない、単なる事故をトップニュースにする、NHKの感性が解らない。この間にも、国会では民主党の提出したアフガニスタン支援案が否決され、与党の提出した給油活動延長法案が衆議院を通過した。金融危機に誰もが不安を抱いている。そんな日のトップニュースである。

株価は若干持ち直したが、円高は進行中である。漁船を体当たりで沈めたイージス艦は、自分たちは悪くないと法廷で述べた。景気の減速で日本中の契約社員の雇用が切られる。これらのことを差し置いてまで、中学生がパンをふざけて飲み込んで死んだ事故をトップにもってくる理由はどこにあるのだろう。これで良いのか。そんなにこれが重大な事故だったのか。

日本は平和ボケなのか、NHKがあんぽんたんなのかよく解らないが、最近こうしたことが余りにも多すぎる。子供が何かに転んでけがをしたとか、川に落ちてしまっただの、当人は大変かもしれないが、この種の事故は自己責任の範囲である。

かつては、新聞の一面のトップ記事は大きな事件などなければ、ほとんどが政治記事であった。テレビやラジオのトップには政治関係のものを報道していた。政治の質が落ちて、このようになったのかもしれないが、全くくだらない事件をトップにもってくる公共放送のNHKに猛反省を促したい。

コメント (3)
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