半透明記録

もやもや日記

お知らせ

『ツルバミ』YUKIDOKE vol.2 始めました /【詳しくはこちらからどうぞ!】→→*『ツルバミ』参加者募集のお知らせ(9/13) / *業務連絡用 掲示板をつくりました(9/21)→→ yukidoke_BBS/

民主主義

2011年09月30日 | もやもや日記




ちょっと前のことになりますが、池上彰さんの、この記事が面白かったです。

民主主義のパラドックス|Newsweek斜め読み|ニューズウィーク日本版オフィシャルサイト


民主化を進めると、過激な思想を持つ勢力が伸長するというお話でした。興味深いなあ。私もそれがたびたび気になっていたんだよなあ。

私は民主主義を否定するつもりはありませんが、民主主義というものは残念ながら不完全であると言わざるを得ないのではないでしょうか。少なくとも今のところは。


では、民主主義が誰にとっても素晴らしい構造となるには、どういう条件が必要ですかね。分からないな。それとも、誰にとっても素晴らしい構造のためには、民主主義ではなくて、別のもっと違う主義が生まれてくるべきなんだろうか。どうなんだろう。


誰もが好きなことを自由に発言したり行動したりできて、そのうえ自分と意見が対立する他の誰とも衝突しないで済む社会なんて、存在可能なんだろうか。いやしかし、対立なしには進歩や発展もないのだろうか。発展。成長。争いつづけて発展と成長していけば、しまいに平和な世紀がやってくるだろうか。平和ってなんだったっけ。人間と社会ってなんだろう。ほとんどの人間が生まれ落ちるなり、なんらかの社会に属さねばならないのはどうしてなんだろう。この強制力はいったいどこからくるんだろう。当たり前と言えばそうかもしれないけれども、どうかな。


そうだ。久しぶりに大杉栄の続きでも読もうかと思って、なにやら予感がしたので調べたら、この人は9月16日に殺されたのであった。

この世界は不条理だ。社会と人間に対するひとつの考えを持っていた人がそのために殺されなくてはならず、一方で何の考えも持たずにおろおろするばかりの私のような人間はぼんやりと生き延びるのだ。時代が違うといって片付く話だろうか。「時代」はほんとうに違うのだろうか。考えが違う、ただそれだけのことで誰も虐げられるべきではないはずなのに、今でも平気でそのようなことを行なっているのではないだろうか。正論をふりかざしながら、それと逆のことを平然と行なっているのではないだろうか。誰も彼もが。



天気が悪いせいか、つい難しいことを考えそうになりました。もちろん何の進展もありません。参るね!






『それでも町は廻っている』

2011年09月28日 | 読書日記ー漫画


石黒正数(少年画報社)

《あらすじ》
ここは下町・丸子商店街! この、一見フツーの通りに存在するメイド喫茶「シーサイド」。重厚な服が何げに似合うバアサンと女子高生探偵に憧れる天然少女・嵐山歩鳥が繰り広げるメイドカフェじゃない、メイド喫茶コメディー。


《この一文》
“「犯人じゃなかった。巣に帰れ」”





アニメ化もされた『それ町』。アニメの方は、私は1話分だけ観たことがありますが、原作の方は、最新刊の9巻まで一息に読んでみました。面白いよ!


喫茶と言えば、メイド。いまや定番中の定番設定です。
しかし、アニメ版を観た時には私は、喫茶シーサイドのメイドさんの中に、老女が混じっているので、いったいどういうことなんだろう?? と激しく疑問を感じていたのですが、原作を読んで謎は解けました。なるほど、メイド萌え狙いの物語では全然なかったぜ。いや、1話だけ観たエピソードからも、萌え要素はまったく感じられないコメディーだとは分かっていましたがね。まあ、ともかく、漫画の方は猛烈に面白かったです。アニメもなかなかいいらしいので、そのうち全部観てみることにします。



さて、物語は、丸子商店街という下町の小さな商店街を舞台にしており、主人公の歩鳥(ほとり)を中心に、毎回さまざまな事件が巻き起こります。扱われる題材もさまざまで、しみじみとした思い出話もあれば、推理ものもあり、青春のひとこまも描かれれば、ちょっと不思議なSF短篇まであります。物語の幅の広さと、キャラクターの魅力が素晴らしく、私は特に前半の4巻あたりまでは大爆笑して走り読みしました。

第7話の「宇宙冒険ロマン」(第1巻所収)は、かなりツボッた。木星に探査船が送り込まれ、乗組員のスティーヴとジョージは船内から荒涼とした木星の表面を観測しています。すると、モニターの前に人型のなにかがトコトコやってきて……というお話。木星探査のクルーが置かれた状況と、嵐山家の子供たちの遊びの光景がリンクした、ロマンあふれる良く出来た1篇です。とにかく木星人が可愛くて、悶絶いたしました。

それから、第30話「メイド探偵大活躍」(第4巻所収)にも大爆笑でした。ひー、ひー! 笑い死ぬ!!
推理小説が大好きな歩鳥。ある日喫茶シーサイドにどこか見覚えのある不審な男性客がやってきて……というお話です。歩鳥の天敵は、町を熱心に巡回するお巡りさんで、そのお巡りさんとはことあるごとに対立しているのですが、お店に来た客を指名手配犯だと怪しむ歩鳥は、いよいよ宿敵警官と手を組み、電話番号やメールアドレスまで交換するのです。しかし、その顛末は…笑えます。あー、これは面白かったな。うんうん。


そして、表題と同じ第13、14話「それでも町は廻っている(前後編)」(第2巻所収)は、アニメ版ではこれが最終話となっていたそうですが、このお話がおそらくこの作品全体の核となる事柄を描いているのかもしれません。タイトルの通りの物語です。
たとえば、自分がこの町からいなくなってしまっても、町はそれでも廻り続ける。そのことに歩鳥は気がつくのでした。作品を通して時々歩鳥の口から語られる彼女の願いは、「いつまでもこのままで、町のみんなが一緒に楽しく」。そうした美しい願いを抱きつつも、歩鳥も町の人々も少しずつ変わりながら、別離と終わりに近づきながら、それでも町は廻っていくのでしょう。

新しい第8、9巻あたりまでくると、初期の軽快さや能天気さは少々控え目になり、「確実に変わっている」雰囲気があちらこちらで描かれるので、私は寂しくなる。もしかしたら、この物語も終わりが近いのだろうか……うっ。物語の終わりは必ずしも別れではない。分かっているのだけれど、堪え難いな、実に。いや、まだ続くさ。



主人公の歩鳥は言うまでもなく、喫茶シーサイドの店主である磯端ウキさん(歩鳥が幼い頃から懐いているバアサン)、クラスメイトでバイト仲間のタッツン(辰野さん)、孤独な金髪美少女の紺(こん)先輩、嵐山家で飼われているタヌキ…じゃなくて犬のジョセフィーヌ(狸にしか見えないけど、犬であるらしい)、商店街のおじさん3人組、などなど、魅力ある登場人物が多いです。

私は、『それ町』に終わってほしくないですね。何でもない日常のなかに奇妙で愉快で不思議な非日常を見つけながら、歩鳥と同じように、いつまでもこのままで、みんなが一緒に楽しく……。はあ。

とりあえず、次の10巻を楽しみに待つことにするか!








沈黙は癖になる

2011年09月27日 | もやもや日記







黙っている方が楽なので、うかうかしていると、あれこれと思い浮かべたことを全部どこかへ押し流してしまったりします。流れてしまっては、もう取り返すことはできません。しまった。だいぶ流れていってしまった。




たとえば書く文章の長さというのは、私にとっては集中力をはかるひとつの目安になります。長ければ良いというものでもありませんが、少なくとも集中していることくらいは自覚できるのです。文章を書く時は、長く書こうと思って書いたりはしませんが、集中していれば結果として長くなる。最近は長い文章を書けません。集中力がありません。皆無です。困った。どうしようか。


つい最近にも、すごく面白かったり興奮したことがあったのに、それを掴み損ねてしまった。ああ、もったいない、もったいない。何が私を阻んでいるんだろうか。どうして私はそのもっと奥へと進めなくなってしまったのだろうか。私にも少しだけあったはずの芯をどこへやってしまったのか。見失っちまったぜ。



4、5カ月くらい前に、夢の中で、読みかけの本を閉じました。私のあの夢は、目ざめた直後には良い夢となる予感があったのに、今になって振り返ると、不吉な停滞を予兆していたようにしか思えません。私は読みかけのあの本を、その著者の目の前で閉じてしまった。あれは裏切りだったのかもしれない。あれが裏切りだったのかもしれない。

私は裏切った。それでもう、選んでもらえなくなったのではないのか。





というわけで、何か書こうと思っても、心底どうでもいい日常のことについてか、予感だ予兆だといったオカルトちっくな駄文にしかならないので、私は少々悩んでいます。こんなことで悩めるなんて幸せだと自分でも思いますが、まあ悩んでいるのは本当です。どうでもいいことほど悩める。真顔で悩んでしまう。




沈黙が癖になりそう。黙っていれば、やり過ごせそう。押し流せるだけ押し流してしまっても、それはそれでいいような気もする。流れるだけが世の中です。さよならだけが人生です。

けれども、掴み損ねたという焦りまで沈黙の中に押し流してしまったら、私はいよいよ駄目になる。私はそもそも沈黙した人間である。沈黙は私によく馴染む。馴染み過ぎてなにももたらさないから、何かを得たいと思った時、私はそこここでそれを表す言葉を探し歩いてきたはずだった。そうだ、探さなければ。私はどんな言葉を探していたのだっけ? 何を知りたいと思っていた? 思い出せないことが私を沈黙させようとするので、それを思い出せないということを書いて、私は沈黙を破ろうと思いついた。良い思いつきになるかな? まだ分からんね。


黙っているのは止める。そう決めたので、私は黙りません。でも話すことはまだうまくできないので、せめて書くことにします。どんなくだらないことでも書いていれば、そのうち私も軌道を修正するでしょう。論理や脈絡のなさを怖れずに、なりふり構わず、どうでもいいことについて長々と書いてみよう。そのうち何かを思い出すかもしれないから。




文章の良いところは、私はそれを書きたいように書くことができる上に、読み手にはそれを「別に読まなくてもいい」ように委ねられるところですね。それゆえに、私は話すよりも書く方を好みます。書くことは、より沈黙に近い。それでいて、沈黙とはかけ離れている。騒々しく膨大に書き立てても、細々と細切れに書き連ねても、読まれなければ、私は沈黙しているに等しい。文字というのは、実に素晴らしい発明だなあ。
話し言葉も、聞かれなければただ過ぎ去るのみですが、書いた言葉は、文字が残される限りは読まれる可能性があります。私がすっかり完全に沈黙してしまった後にも、私の書いた言葉は騒々しくどうでもいいことについて語り続けることでしょう。


時と場所を選ばず無闇に沈黙してしまうのは私の悪い癖ですが、その内側の騒々しさを取り出す作業に戻らなくては。ごちゃごちゃと散らかし過ぎて、なにがなんだか分からなくなってしまっていたんだな。うるさすぎて黙ってしまう私の感情を、静かな文字に置き換えたい。あ、これはなんだか美しいみたい。


黙っててもいいから語り続けろ。逃した魚は大きくて美しかったんだぞ。美しいものを留めておきたかったのではなかったのか。

そうだった。
そうだった……!


そして、ひっそりと沈黙している本の山を振り返ったら、私は求めているものをちょっと思い出しそうです。開いた途端に、魔術のように溢れ出てくるあの賑やかさを、豊かさを、本当らしさを、私は。
もう少しで思い出せそう。沈黙に耳を傾けろ。あの人たちの語りたかった言葉は沈黙のうちに所蔵され、それが時にはまさしく私の探していた言葉であっただろう。落ち着いて、もう一度始めから。沈黙を、掴み取れ。






結局、要領を得ない文章になりました。ここまで読んでしまいましたか? それはどうもすみません。でも、どうでもいいことについて書くのは楽しいんです。どうでもいいことについて書いても、それを誰も読まなくてもいい自由が与えられているんだと思うと、私の気は楽です。でも、読んでしまいましたか? それはどうもすみません。どうかお許しを。文章のもうひとつ素晴らしいところは、どうでもよければすぐに忘れてしまえる、ということです。どうでもいいところは忘れてしまってください。沈黙の彼方へ押し流してしまってください。


沈黙は癖になります。善くも悪くも。うまく付き合いたいものですね。








モンブランとイチゴショート

2011年09月26日 | もやもや日記





連休中に、久しぶりにケーキを食べました。K氏が買ってきてくれた。某ゲームのせいでモンブランが食べたくて仕方がなかった私には、嬉しくてたまらない展開です。


というわけで、私はモンブランをいただきましたが、このモンブランはちょっと変わったモンブランで、ケーキの底の部分がマカロンのようなサクッと固い何かで出来ていて、フォークを刺したら「ざくっ」と音を立てたのでビックリしました。美味しかったけれども、ちょっと食べづらかったのも事実。…いや、美味しかったからそれでいいや。モンブランって、うめーな!


箱入りケーキ。





栗の上には少々の金粉がかかっていましたよ。

このあと、ちゃんとお皿の上にのせて食べたので、その時に撮影すればよかったのですが、ケーキ屋さんの箱に入ったケーキを見たのは久しぶりのことで、私はちょっと興奮状態だったのでした。先走ってしまった。




ついでに、ケーキ箱の中に入れられていた保冷剤のケースが、とんだおとぼけ顔をしていたのでパチリ。



この右側の二つの突起部分を足に見立てて、縦に直立させてみたら、今度は小首をかしげたような表情にも見えました。

ケーキを食べながら、ひとしきりこの保冷剤容器で遊びましたが、面白かったのでまだテーブルの上に置いたままにしてあります。こういう表情をされると、捨てがたいので困る……




それにしても、急に涼しくなりましたね。
買ってきた林檎をさくさくと食べていますが、食べても食べても食べ足りない気がしています。もっとざくざくと食べたいところだ。あーでも梨でもいいなあ。


食べ物のことばかり!









帰ってきた足首

2011年09月23日 | もやもや日記




やっと晴れ。
そして、やっと涼しさ。

秋よ!!!

どうやらようやく秋のようです。いやー、涼しいって、ほんといいもんですネ! 朝晩の空気がひんやりとしております。これだよ、これ。やっと私の季節が到来したぜ。



さてこの記事、いささか不穏なタイトルですが、私は夏の間中、どことなく体調がおもわしくなく、慢性的に足のむくみが解消できませんでした。7月以来、足の甲や足首、脛などが常にむくんでいて、まともに靴が履けなかったのです。右足が治ったと思ったら、今度は左足がむくんでみたり。とにかく、足が一回りほど大きくなっていて、違和感と重量感がありました。少しずつ良くなってはいたものの、なかなか完治しなかった。


それが、昨日から、すっかり別人のようにすっきりとした足に戻ったのですよ。二日間続けてどこもむくんでいないということは、これはやはり秋に突入したということだな! むくんでたのは、やっぱり暑かったせいなんだ~。涼しさ万歳!

というわけで…おお、足首が……! およそ2カ月ぶりに存在を確認いたしました! あと、「くるぶし」ってのもまだ実在してたんですね、絶滅したかと思ってたよ、はははははは! 足の甲に筋があるのも、久しぶりに見た! しばらく見かけなかった!

そうだよな、足ってこういう感じだったよ、うんうん!!


こんな感じで、急速にほっそりしてきた足首および足先に、私は満足しております。(ただし、私の足首は元々さほど細くもなく、膝下からいわゆる足首に該当する部分までの太さがほぼ【一定】。通称「サリーちゃんの足」…私にゃ足首なんてもとからなかったんか……いやいやでもでも、このへんがたぶん足首っていわれる部位だとおもわれ…?)



夏は苦手だ。暑いのはダメです。いつか乗り切れない夏がやってきてしまうかもしれないと毎年恐々としています。ま、しかし、この夏は乗り切れたようなので、晴れ晴れとした気持ちで3連休を楽しみたいと思います。さっそく漫画が面白い!

よっしゃ、林檎でも買ってこよ~っと。








『タイムマシン』

2011年09月21日 | 映像
2002年 アメリカ

監督 :サイモン・ウェルズ/ゴア・ヴァービンスキー
出演者:ガイ・ピアース/ジェレミー・アイアンズ



《あらすじ》
1890年代、ニューヨーク。大学教授のアレクサンダーは婚約者のエマを強盗の銃弾によって失う。落胆したアレクサンダーは自宅にひきこもり、タイムマシンを完成させ、過去へ戻ってエマを救おうと試みるが、どうしてもうまくいかない。なぜ過去を変えることができないのか。その答えが未来にあると考えたアレクサンダーは、タイムマシンに乗って未来へと向かうのだが…






一応、H.G.ウェルズの『タイムマシン』を原作にしているらしいのですが、あれ? こういう話だったっけ?

原作を2度ほど読んだことのある私は、念のためそちらも確認しようと書棚に目を向けましたが、不思議なことに『モロー博士の島』と『宇宙戦争』しか確認できませんでした。おかしい…たしかに持っていたはずだが。もっとおかしいのは、私は『タイムマシン』を2度読んだことがあると言いながらも、その内容をサッパリ思い出せないことだった。おかしい。これはおかしいぞ……!


ともかく、原作とはちょっと違う? と思いながら観ました。実際にこの映画ではいくつかの設定に大幅な変更が加えられているんだそうです。なので、原作のことは忘れて、映画版の方だけについて書くことにします。


まず、この映画のテーマはなんだったのかということを考えてみるに、「過去はもう変えられないから、せめて未来を変えよう」「過去を乗り越えて、未来に向かって進もう」ということだったのではないかと思います。

主人公のアレクサンダーは恋人を死なせてしまい、失意のうちに過去への旅に乗り出すのですが、過去へ戻って、恋人の死の元凶となった強盗との遭遇を避けてみても、やはり別の原因で恋人は死んでしまうのです。

その因果から逃れることが、どうしてもできない。

19世紀末ではなくてもっと遠い未来ならば、その答えを見つけられるかもしれないと、アレクサンダーは今度は未来へ向けて出発するのですが、その未来の描写が、この映画の大きな見どころでした。

アレクサンダーは、いくつかの未来に立ち寄ります。私が印象的だったのは、2037年ですかね。その頃の人類は既に月へと進出していたのですが、その月が爆弾によって崩壊し、大きくひび割れて空に浮かんでいるのです。そして、世界中が大パニックになっています。

この場面は、私の大好きなアレクセイ・N・トルストイの短篇小説「五人同盟」を思い出させて非常に興奮しました。いいね! いいね!

そして、おそらく月が崩壊したことによってもたらされる地球環境の大変動を、タイムマシンに乗ったアレクサンダーとともに、80万年という歳月を飛び越えながら見ていくのは、実に壮観でした(ここではアレクサンダーは気絶してましたが)。ここまではすごく面白かった。



映画の後半は、「えっ?」「あれっ?」「いいのそれで??」の連続で、それなりに面白かったですが、私は倍速にして観ました。ご、ごめんよ。
私としては、当初の目的である「因果を超える方法」についてをもう少し掘り下げてほしかった。過去は変えられない。うん、それはそうだ。未来をこそ素晴らしいものにしよう。というのは分かるけれども、あのエンディングで、果たして素晴らしい未来が到来するのだろうか。いや、未来は不確定だからこそ、人生が面白いんだろうけれども。けれども、アレクサンダーがなぜあの時代を選んだのかが、私には分からなかった。あの物語の中で、彼が自分の生まれた時代を捨てるほどの、なにかが、あっただろうか?


なんだかんだで、あれこれと考えさせられる映画でした。原作の方は終わりの部分を、こないだ書店でチラ読みしてきたら、結構感動的な雰囲気だったので、そのうちまた読み直そうと思います。









眠かった

2011年09月20日 | もやもや日記




連休中は、とにかく眠くて眠くてしかたがありませんでした。四六時中うつらうつらとしていて、ほとんど何もせずに過ごしてしまった……次の連休に期待!


ところで、先日K氏から貰い物をしました。


ぴらっ。




これは、SAPPOROの【メロンコーラ】という無茶なセンスの炭酸飲料の包装フィルム。ペットボトルから剥がした状態で貰いました。中身はない。K氏が外で飲んでしまったあとに、フィルムだけ持ち帰ってくれたのです。



さて、このペンギン! かわいすぎる!!

拡大してみる。






はわわわ(´∀`*))

うーん、素晴らしいデザインですね!


少し調べたところによると、このペンギンのイラストがシンボルマークの【●●コーラ】は、シリーズものの一種類らしく、かつては【パインコーラ】とか【ホワイトコーラ】などというものも売ってたんだそうです。それぞれに、それぞれのテーマに基づくペンギンの絵柄が入っていた。【ブルーハワイ】と【ホワイト】のペンギンは、可愛いっぽかったなあ。くっ、しまった、見過ごしてたぜ…!!


過去のシリーズは今は入手困難なようですが、この【メロンコーラ】に限っていえば、ファミリーマートとampmだかで売ってるんだそうです。絵柄は数種類あるので、全部見てみたいかも。



その後もK氏は違う柄のをもう1本買ってきてくれて、今度は中身入りでした。一口飲ませてもらいましたが、コーラというよりも不思議な味わいでした…(ヽ´ω`)ヘヘヘ。メロンでもないような……?





それにしても、ペンギンって可愛いな。
そして、このペンギンコーラのパッケージは、鮮やかで美しい! これは凄い!

というわけで、絵柄のところだけ切り取って、保管しておくことにしました(^o^) ペンギンっていいなあ♪








昨日の戦利品

2011年09月17日 | もやもや日記







昨日は天満橋でkajiさんとランチしてきました。楽しかった!

kajiさんと食事しながら、『まどか☆マギカ』や『輪るピングドラム』の話で盛り上がり、私はついでに『STEINS;GATE』をおすすめしておきました。kajiさんとはとても趣味が合うので、助かるわ~~! 楽しいわ~~~!

kajiさんのお話を聞いていたら、さすがに色々なところに着目しておいでで、すごく興味深かったです。
『ピングドラム』と『銀河鉄道の夜』の関係とかってあるんですかね? あと、町行く人々は記号化されて描かれることが多いのに対して、丸ノ内線の電車の中では主要人物以外の乗客も普通の人間として描かれていたりするのはなぜなんですかね? とか、お昼を食べながら、熱く語り合いました。面白かったですー!


ちなみに私はただいま『ピングドラム』は第9話まで観ましたが、9話目の展開にはワナワナを抑えきれませんでした! ああ! 続きが……! 続きが気になるっ!!!

それから、諸星大二郎の『栞と紙魚子』の話もしたし(そもそもkajiさんにすすめてもらっていたのです)、とある海外SF短篇の話とか、刺激的な情報をたくさんいただきましたよ。それから今市子さんの『百鬼夜行抄』の続きも借りてしまった☆ いつもありがとうございます~♪




kajiさんと別れたあと、私はそのまま心斎橋、難波方面へと移動したのですが、心斎橋のブックオフに入ったら、文庫本が200円均一とかいうサービスセールをやっていたので、速攻で2階の売り場へ駆け上がりました。で、『たいした問題じゃないが』(岩波文庫)というイギリスのコラム傑作選を買いました。これまではこんな本が存在することさえ知らなかったのですが、不思議と一発で目が合った。チラ読みした限りでは、ものすごく面白そうです。これはよいものを買ったぞ!





それから、難波では、輸入食料品を主に扱っている【KALDI】と【RICOCHE】というお店でそれぞれ輸入食材を買ってきました。瓶詰めオリーブオイル(450g、500ml)、瓶詰めメープルシロップ(330g、250ml)、チーズソーセージ5本入り、タイカレーの素、瓶詰めジャム2つ(各450g)。

瓶詰めばっかり買ってしまったので、大変な重さになってしまいました(2kgくらい……?)。難波からは電車に乗るだけとはいえ、駅から家までは少し歩かねばならないので、ちょっと重過ぎましたね。ちょっと調子に乗って買い過ぎてしまった。なにも同じ日にこんな瓶ものばかり買わなくてもよかったではないか……とぼとぼ。。。

と、汗だくになってふうふう言いながら帰宅。


重かったけれども、そしてなんだかまだまだ暑いんだけれども、食材が充実して、秋が楽しくなりそうな気配です(^o^) はやく涼しくなれ!









黒猫ホットケーキ

2011年09月15日 | もやもや日記




朝からバナナ入りホットケーキを焼いたのはいいのですが、ぼんやりしていたら、うっかりして片面を焦がしてしまいました。なんてこった!!

ごらんのありさまです。



おお…まっくろけ……
黒い。これは実に黒いね。

K氏にも見せてじっとその顔をみつめたら、「君があとで食いなよ☆」と爽やかに言われました。最初からそうするつもりだったけど、あらためて言われると ム★カ★ツ★ク!


さて、いつもはうまく焼けるホットケーキがどうしてこうなってしまったかと言うと、今朝は最初に焼いた面からして、こちらの暗黒面の黒さに対して生っ白く、あ~なんか失敗しそうな予感はする~~とか思いつつ、私はそのままぼんやりタイムに突入し、予感の通りに焦がしてしまったというわけです。しょうがなかった。運命だった。



白々としたもう片面。

それにしても、この白い面の真ん中だけ焼けている部分、なにかに似ています。菱形のこれは……北海道? いやまて、あれだ、猫だよ、黒猫。


ほら、猫、黒猫がいる。



そうか、黒猫だったか!
じゃあ裏面が真っ黒なのは当然じゃないか! ハハハハ!
 ←これは黒猫の後ろ姿だった。


と、このように、珍しい黒猫ホットケーキについてK氏に一生懸命説明しましたが、彼はやっぱりいらないそうです。そうですか。そうでしょうとも。私が食いますとも。



ちなみに、上手に焼けた方はこんな感じ。



ふっくら分厚く焼くのが好きなのです。
シロップはかけない!
あー、でも、メープルシロップはちょっと欲しいなあ……

それからケーキの生地の水分が控え目なせいで、フライパンに生地を流した時に美しく垂れず、結果として形が真ん丸くならないことなんて、気にしません!
あー、でも、もしもすごく丸く焼けたら、きっと楽しいだろうなあ……






普段なら、バナナのほかにチョコチップも入れるところだったのに、チョコを切らしていました。最初から失敗するフラグは立っていた!
そう、これは運命。デスティニー!

…さてと、ちょっぴり焦げちまったけど、食いますかね(ヽ´ω`)ヘヘヘ…





あつい!

2011年09月14日 | もやもや日記





いったいいつになったら涼しくなるのだろう……暑くてたまらない。うーん、うーん、暑いなあ。



最近は、タイムトラベルとかタイムリープものにハマっています。先日の『涼宮ハルヒの消失』もそうですし、いよいよ最終回を迎えた『STEINS;GATE』もそうですし、昨日途中まで観た映画『タイムマシン』もそうでした。時間跳躍ものって燃えますよね。


それにしても、暑くてムカムカします。むしゃくしゃしたので数日前のものすごい早朝にちょっと散髪してみたのですが、むしゃくしゃしていたために手もとが粗雑になって、しかも鏡もよく見ないで切ってたら、私の右後頭部はただいま虎刈りになっているそうです(K氏の報告による)。はあ……(ヽ´ω`)まあそのうち伸びるか。。

虎。暑くて溶ける虎の話があったけど、私もいいかげん溶けそうだぜ。