私はものを作るのが楽しいのですが、何の専門的知識もない私でも、
洋服や小物が作れてしまうのは、こういう雑誌があるからです。
『別冊 装苑 Making』および『Making +(プラス)』(文化出版局)という雑誌は
残念ながら現在は休刊中なのですが、私の秘蔵中の秘蔵本です。
はじめのほうの2冊を除いて、手に入ったものは全て大事に保管してあります。
この本には、服の製図が沢山のっているので、それを見ながら、
自分で製図するのは楽しいものです。
また、洋裁のテクニックなども詳しく説明されていたりして、
初心者の私でもよく分かるのでした。
私が初めて作ったのは、今思うとかなりのテクニックを要する変わった切り替えの
緑色のノースリーブのワンピースでしたが、それはもうひどい仕上がりでした。
友人には「縫い目が笑っている」と厳しく指摘され衝撃を受けたものですが、
思い返してみるとそれでもかなり控えめな表現でした。
ありがとう、気をつかってくれて。
あれから4年近く経ち、最近はようやく少し上達した気がします。
なんとか真っ直ぐ縫うことが出来るようになり(前は出来なかった。論外です)、
きちんと寸法を合わせて、印通りに縫っていけば、それなりのものが出来るのだ、
ということにやっと気が付いたようです。
こうやって身に付いた技術が、いつか何かの役に立つといいなあ、と思いつつ、
のろのろとではありますが、地道に励んでいます。
もうひとつの『Ku:nel』(マガジンハウス)という雑誌には、ちょっとした小物の作り方や
おいしいご飯やお弁当の中身、色々な人の色々な暮らしについての記事が
掲載されています。
ほとんど全部がカラーページで、色や写真がきれいなので、気に入っています。
年間購読を申し込んでいるので、発売日より少し前に届くのが楽しいです。
というと、まるでマガジンハウスの回し者のようですが、そういうわけではないですよ。
記事を読んでいると、たまに気恥ずかしくなることもあります。
ちょっと気取っているというか、すましているというか、そういう表現があったりして。
なので、文章はあまり読んでいないのでした・・・。
もったいないですね。
こんなふうに毎日あれやこれやと想像をふくらませています。
今は襟・袖付きのワンピースを製作中です。
あとはボタンをつけるだけのところまできました。
布選びには若干失敗したものの(致命傷)、素敵に仕上がりそうです。
次はがんばるぞ!