『Ｊ町のアステリスク新聞』

さて、新作FLASHアニメーション『Ｊ町のアステリスク新聞』が完成しました。

完成しました、とは言うものの、とりあえず第一形態です。多分いずれまた手直しするつもりです。私の技術レベルがもっと上がったその日には必ず……！　現時点ではこれが精一杯です。

言い訳はこのくらいにしておきますか。今回の作品は、今までで一番長いです。５分弱あります。眠い。眠いです。やはり全てを自分で作ろうというのは、ちょっとハードルが高過ぎました。特に、音が作れません。目指せ、パゾリーニ！　とか意味不明なスローガンを掲げて頑張ったのですが、いかんせん能力がなさすぎです。はッ、また言い訳に……。私は今、燃え尽きています。これに１０日間も費やしてしまいました。が、「その割には……」という突っ込みには耐える積りでおります！

ともかく、とっても暇で、５分くらいつまらないことに使っても良い、という寛大なお方がいらっしゃれば、どうぞ御覧下さい。そして、感想など聞かせていただけると、手直しにも張り合いがあるというものです。

念のため、物語の粗筋を申しますと、なんとなく秋な感じ、です（粗筋じゃない；）。昔、フラッシュを使い始めた頃に作った「しろねこの回想」と「くろねこの冒険」という連作超短篇を全面改訂しました。できればこの『アステリスク新聞』をシリーズ化したいという壮大な野望を抱いています。壮大だなぁ。


というわけで、こちらからどうぞ
　→→→　「不透明記録」

再開のお知らせとお知らせ

みなさま、ご無沙汰しております。
ようやく復活できそうです。

さて、いったい何をやって忙しかったのかと申しますと、「不透明記録」にて公開中のFLASHアニメを手直ししたり、新作を作ったりしておりました。というわけで、新作の公開は数日後になりますが、『いちご』と『ひまわり』については音をつけなおしましたので、よければお聞きくださいませ。眠くなること請け合いです（特に『いちご』）。ちなみに自分で演奏したので、聞いているとリズムもメロディーもおかしくて、気持ち悪くなるかもしれません（特に『ひまわり』）ので、耳の良い方は消音で御覧になったほうがよろしいかと。はあ、音付けは難しいぜ。

そして、新作は明日公開予定です。以前、「今、こんなのを作ってます」と言ってペンギンが行進している画像を載せましたが、……あれは仕上がりませんでした。あれから全く新しく違うのを作りました。色々あって……。
ともかく、お暇な方、よろしければ新作のほうも明日御覧ください。秋なお話です。お楽しみに！とは言えない出来ですが、まあ、がんばりましたのでよろしくどうぞ。

お知らせ

このところ、いやな夢ばかり見ます。
追いつめられている私。その状況がきっぱりと夢にあらわれています。要するに、今月いっぱいはとても忙しく、今年の目標のひとつを達成できるかどうかの瀬戸際です。ぎりぎりです。間に合わないかもしれません。うおぉ……

というわけで、しばらくブログをお休みします。
来月には再開しますので、それまで皆様、ごきげんよう～～！

フリーマーケット顛末

暑さがぶりかえす日曜、万博記念公園の東のはずれにある施設で行われたフリーマーケットに参加しました。昔、田舎に住んでいた頃電車でたまに見かけた行商のおばさんのように、すさまじい大荷物を背負ってモノレールで移動。ほかの出店者はみんな自動車で来ているようでした。そうだよなー。

ぜいぜい言いながら受付を済ませ、何とか私が確保したブースに商品を広げます。開始は１０時からで、あと十分ほどあるのに、並べるそばからお客さんが沢山来てくれました。古着が一瞬で消えた。今回はなんか凄いぞ。まさに飛ぶように売れました。値段を安くしすぎたのでしょうか。
あるお姉さんには、「今日はこれだけしか持って来なかったん？　もっと持ってきたら良かったのに～」と言われ、「今日は荷物はかついで歩いて来たので、これが目一杯だったのです～」と言って驚かせてみる。驚いてました。ともかく、好スタートを切ってその後の展開に期待を膨らませます。

古着はあらかたなくなったので、あとは手作り品です。若いお母さんが手作りバッグなどに興味をもってくれています。しかし、大きい方のバッグの裏地が花柄よりボーダーが良かったらしい。惜しい！　でもコサージュなどを買ってくれました。インコのポストカードをおまけします。何か手作り品も今回は良い感じで売れそうな気配です。どきどき。

チャレンジャーは昼頃やってきました。
こればかりはどうにも売れないだろうけれど、お客さんの目を引くにはいいよなーと思い、茶色のA４サイズの手提げに布用絵の具でオオサンショウウオを描いたものを並べておきました。前回も売れなかったこの手提げは、今回もお客さんを呼んではくれるものの、買い手はつきません。一番活気がある時間帯も過ぎて、今日はもうこれ以上は売れないかもなー、と思っていると、おばさま二人組がいらっしゃいました。前回と今回の二回の出店経験から分かったことですが、私はこのあたりの世代（５０～７０歳代）の方とは絶妙に波長が合うらしく、このおばさま方も商品をとっても気に入ってくれたようです。
片方のおばさまが茶色の手提げ（花柄とオオサンショウウオ柄がある）で悩んでいます。するとお連れのおばさまが一言。
「どっちもいいけど、インパクトあるんはイモリちゃん（←オオサンショウウオのことと思われる）の方やで！」
「そうやなー、インパクトやなー。やっぱイモリちゃんかな～、じゃ、これください」
聞いているだけで面白いお二人。関西はいいところですねー。って、いやいや、売れましたよ！これが！　いやはや、びっくり。売りに出しておいて何ですが、これを買うとはチャレンジャーだなー。さようなら、オオサンショウウオよ。「イモリちゃん」として（弱気な私は最後までつっこめませんでした；）末永くご奉公するのだよ……。
面白いもうおひと方はヨットのリバーシブルバッグを買ってくださいました。ありがたや、ありがたや。最高のお二人に感謝感激です。

というわけで、直前にかなりのネガティブモードになってしまい、どうなることかと思った今回のフリマですが、結局はとても楽しいものとなりました。一番売れたのは、おまけで付けるつもりのポストカードです。前回は１枚しか売れなかったのに、今回はおまけじゃなくてカードだけ欲しいと言われ（それはそれで、がくり）、１０円で出したら３枚しか残りませんでした。まあ良かった、良かった。お客さんがみんな優しくて、すごく褒めてくれたり喜んでくれるので、とても励まされます。褒められると嬉しいので、もうフリマは懲り懲り……なんて言ってたのに、またやりたくなるではないですか。ああ、私って奴は……！

終わった……

明日のフリマに備えて、頑張ってゴブラン織のキャスケットとバッグを製作していたのに、あとはバッグの仕上げだけというところで、ミシンがストライキです。なんてこった！
持ち主と同様、このミシンはあまり急に激しく働かせようとすると、すぐにへばってしまうのでした。まあ、仕方がないですね。私もへばってきてますし。

今度のフリマは、何事も一度やっただけでは分からないだろうと思い再挑戦のつもりで申し込んだのですが、私はやっぱり向いてないような気がします。まず交渉が苦手。それから、ものを作るのは楽しいけれど、誰に買ってもらえるか分からないものを作って売ろうというのは、何というか妙な感じです。やはり自分のものを作るのが一番楽しいです。友達から頼まれて作るのも楽しいです。でも、不特定多数が相手になると、どうも手に負えないようです。さらに、作っていると愛着がわいてきて、売らないで自分で使いたくなります。う～む、手作り品を売るのは向いてない。少なくとも、フリマのような場で売るのは向いてない。そもそも売れなかったり、どこまでも値切られたりすることを考えると、多分、求められてもいないのでしょう。そういう自覚ができただけでも収穫でした。

こうして結論に達すると、作りかけのキャスケットとバッグは当然のことながらとても私好みなので、やはり自分で使うことにしました。売れるかどうか分からないという呪いから解放されたせいか、ますます愛着がわいてきます。これに合うような上着も作ってみようかな。ふふふ、楽しいぞ。そのかわりに、体に合わず着られないでいるあの上着を売ってしまおうか。あ、明日出してみよう。万事解決。

キャスケットをつくってみた

近頃よく目にするキャスケットをつくってみました。

秋なのでゴブラン織。ムフ。裏地は茶色の本麻です。写真ではわかりにくいですが、色柄が微妙に迷彩色なのと、斜にかぶるとやや軍人風なので、「ロマンチック鬼軍曹キャスケット」とでも名付けましょうか（名付けなくてもよい）。クラウンの部分がかなり深いので、乗馬用帽子のようにも見えます。秋ですね～。乗馬パンツもつくりたくなるではないですか。馬には触ったことすらないですけれども。

なんだか妙に気分が盛り上がっているのですが、本当はフリマの目玉商品を！と思って試作したものです。予想を上回る出来に、久しぶりに感激中。共布のバッグもつくるつもりです。急がねば、急がねば。フリマは明後日なので、明日には仕上げます。常にギリギリな私。間に合わなかったら自分で使おう。色違いで。楽しい！

買い物用手提げをつくってみた

大根が１本縦にそのまま入る大きい手提げ（写真左）と雑誌が数冊そのまま入る中くらいの手提げ（写真右）をつくってみました。
大量にあるハギレをなんとかしようと思い、頑張ってアップリケと刺繍をしてみたのですが、一体何の絵なのか良く分からない出来になってしまいました（特に左）。ファンタジーをテーマにしたつもりだったんですけれどねー。え、何が？って感じですねー。
しかし、実用のみを考えれば、申し分ない仕上がりです。実は裏地は柄入りの別布（左のは花柄、右のはボーダー）を使っていて、リバーシブル仕様なのでした。よって、絵が気に入らなくても、裏返せば大丈夫！　親切設計！　しかし何たる無意味！

一応これらは、今度のフリマのために製作したので、ダメもとで売りに出すつもりです。前回も、「まさか、これは売れないだろう……」という弱気な品が意外にも売れてしまったので、今度もいけるかもしれません。売れ残っても自分で使うから安心です。左の大きいのは、酒か何かをラッパ飲みしている動物のアップリケ部分が可愛いので、既に自分で使う気です。よ、弱気。やっぱ何か目玉商品をつくらねば……。頑張ろう……。

取り扱い注意

大昔に描いた４コマまんがが出てきました。
く、くだらない……！
あの頃は暇だったんだなあ、はっ、今もか！

見どころは、内容よりも、絵を全てマウスで描いたというところ。全７回の超大作だというのに、恐ろしい執念と情熱があったんですねー。このような恥をさらすことはないような気もしますが、せっかくなので今回はフラッシュ版で「不透明記録」にて公開中です。本当にまんが自体には何も面白いところはありませんので、ご注意くださいませ。

呆れてください。

運命の輪

人が二人以上いれば、そこにはさまざまな関係性が生じてくると思います。私たちは出会ってから１０年ほどになり、遠ざかりはしないまでも別々の方向へ延びてゆくと思われた道が、こんな風に交差するとは、少し前までは考えもしませんでした。

とりあえず、私は今とても喜んでいます。

あの朝、私たちは三人で、海に太陽が昇るのを見に行きました。今でもそのことを三人がそれぞれ違った風に覚えているらしいけれど、こうして新しい結び目が出来た今、あの瞬間や他の色々な場面が別の意味を持ち始めたことに気が付くでしょう。あれはみんな、今閉じたばかりの大きな輪っかの上での出来事だったのです。なんという不思議でしょうか。

とにかく、私は今とても喜んでいます。

あの朝、今と同じように愚かな私は陽の光に追い付きたくて、影の中を走りました。私自身はいつまでも影の中にいましたが、君たちはその場で待っていて、ついに私が光に照らされているように見えたと言ってくれました。そうやって今も同じように愚かな私を受け入れてくれる、他ならぬ君たちと、これからもそれぞれの道を同じ速さで進むでしょう。この先がどうなっているのかは、この瞬間を予測できなかったように、知ることができないかもしれません。

ですが、私が今とても喜んでいるということは、どうか知っておいてください。

あの朝、私は振り返って、君たちを発見しました。いつの日にか再び振り返った時、同じように君たちを見出すことでしょう。


　君たちへ
変わらぬ友情を込めて

ノトマユミより

世界柔道２００５

私は柔道の試合を観戦するのが好きなので、今回の世界柔道（カイロで開催中）もどこかで中継してくれないだろうか、と思っていたら、スカパーのフジテレビchで生中継をやるらしいという情報は得たけれど、うちはその局とは契約してないから見られない～～と諦めかけていたところ、最近詰まらないスカパー自体を解約するつもりで電話したら、二週間のキャンペーンで色んなチャンネルを無料で視聴できると言われ、やった！見られる、と大喜びです。はぁ、長い文。

というわけで、今日は男女とも重量級の試合をやってます。決勝は真夜中です。見ますよ。がんばって起きてますよ。どうしてだか、柔道の中継を見るといつも異常に盛り上がってしまいます。なんであんなに面白いんだろう。一本が決まる瞬間の美しさが病み付きです。美しい！　しかし、もう何年も見ているのに、技の名前を覚えられない私は、ひょっとしてかなりの愚か者かもしれません。内股とか大外刈りとかが、とっさに判断できないのです。う～む。こんなことではいかんですよ。

とにかく、今日は全ての階級（男子１００キロ、１００キロ超、女子７８キロ、７８キロ超）の日本人選手が勝ちのこっています。がんばれ、棟田！　鈴木！　中澤！　塚田！


余談ですが、この中継をしてくれるのはありがたいけれど、フジテレビchの段取りの悪さにはとても閉口しています。生中継だから仕方ない、という言い訳は聞きたくないです。
以前、地上波で世界柔道の中継をした時も最悪でしたが、無駄話が多過ぎです。もっと淡々と進めてほしいのに……。まあ、今回は前よりましですが。
と、思ったら今、地上波でもやってました。演出が、……ちょっと（いや、かなり）邪魔くさいです。
「やっぱり猫が好き」は好きだったけど、やはりフジとは相性の悪い私。