半透明記録

もやもや日記

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歯医者さん

2012年08月29日 | もやもや日記





今日は歯医者へ行ってきました。実はこのあいだからどうも歯がしみるのです。電話で予約した時は「我慢できないくらいですか?」と聞かれて、それほどでもなかったので空いている時間の一番早いところに予約を入れさせてもらったのですが、それが10日前のこと。あそこの歯医者さんはいつも繁盛してるんだよなー。速くて上手いからなあ。私は普段はおもに定期検診とクリーニングだけなんですけどね。


歯がしみると言っても、私は以前にも同じ症状で「…む、虫歯かもしれない」と恐る恐る診てもらったら知覚過敏だったことがあるので、今回も知覚過敏かもしれないと思いつつ「…しかし今度こそ虫歯かもしれない…ブルブル…いや、そうに違いない!」と、この10日間というものは恐怖におののいておりました。定期検診はわりとまめに受けているので、そうやすやすと虫歯になることはないはずですが、それでも恐ろしかった。


結果的に、今日診てもらったところではやっぱり「知覚過敏」でした。先生は何度も何度も問題の箇所をチェックし、押したり、風を吹き当てたりするのですが、不思議なことにこの時には全然しみない私の歯。なんでよ、歯磨きのときはあんなにしみるのに。変な癖がついてるのかしら。

時間が余ってしまったので、その後は先生から原因と対策について伺いましたが、私の場合は以前から言われていたように歯茎が痩せてきているのが問題を引き起こしているようでした。

「どうしたらいいですかね?」

と、いつものように質問しますが、歯茎の痩せについては生まれつきの体質もあるし、老化の一現象なのでどうしようもないです、と今回もにこやかに返されました(毎回同じ質問を繰り返す執拗な私。だって、そろそろ歯茎を再生する画期的な治療法とか出てるかなと思って)。とにかく、歯茎を過度に刺激せず、ブラッシングは優しく! とのこと。それは気をつけてるんだけどなあ。まあ、私はもともと歯茎が薄い方らしいのでこれ以上薄くしないよう、さらに気をつけることにしましょう。

それから、【シュミテクト】などの知覚過敏用の歯磨き粉をすすめられたので、買って帰りました。その種の磨き粉に含まれる成分が、歯のこの部分に作用して云々~と、先生は詳しく説明してくださるので、たいへん勉強になりました。やっぱいい歯医者さんだよなー。


ところで、この歯科医院にはK氏も通っていて、私は結婚後ははじめて診察を受けたのですが、「もしかしてKさん(←私のことだ…まだ呼ばれ慣れない…)って、ご主人もここへいらしてます?」と先生がおっしゃるので、

「そうです! 私が最初に通ってて、それで紹介してやったんですよ!」

と奇妙な対抗心を燃やしてしまいました。謎の心理。




ともあれ、虫歯じゃなくて良かったです。いやー、ホッとした!





最近のお気に入り

2012年08月27日 | もやもや日記





セブンイレブンの【チョコミントバー】がおいしいです。チョコがサクサクして、ミントの後味も爽やかでいい感じです。私はチョコミントが好きなのですが、しばらくそのことを忘れていました。

先日久しぶりにコンビニへ行ったのですが、コンビニって品揃えが凄いですよね。私はアイス以外は買いませんでしたが、ぶらぶら店内を見て回ると、食用油と缶詰の種類の豊富さなどにあらためて感心してしまいました。うーむ、たいがいの用事はここで済んじゃうもんな。便利だのう。

最近は、ほかにも【ルイボスティー】とか【ルナ バニラヨーグルト】などにもハマっています。
ルイボスティーはあれですね、なんだか森のような香りがして気持ちがいいですね。色も鮮やかで美味しいです。カフェインが入っていないというのも、ガブガブ飲みたいこの季節にはちょうどいいかも(私は熱いのを飲んでいますが)。

一方で、スーパーへイチジクを買いにいったら、一山4つで600円もしよるので、うなだれて帰ってきました。やっぱりバナナがおいしいわ…(ヽ´ω`)フフ




週末にはK氏が遅い夏休みに入ったので、ツタヤでアニメのDVDでも借りてこようと思っていたのに、うとうとしていたら「旧作100円」のサービス期間が終わってしまいました。しかも、夏休みに入ったと思われたK氏は今日から出張だと言って出掛けてしまったし…; まだ夏休みじゃなかったのね。

アニメと言えば、夏アニメは『人類は衰退しました』がけっこう面白いです。懐かしい感じのSFテイストをひしひしと感じて、これはなかなかの良作かと。『氷菓』はキャラクターへの愛着がわいたせいか、もうすぐ終わるのがかなり寂しい。『アクセル・ワールド』も終わっちゃうしなあ。『アクセル・ワールド』と同じ原作者の別アニメ『ソードアート・オンライン』の方は、8話目にしてようやく本筋に入ったところ。いつまで「番外編」みたいのを見させられるのかとウサウサしてましたが、ここから面白くなってほしいところです。

はあ、まだちょっと暑いな。



車輪

2012年08月23日 | もやもや日記






頭痛がするので転がっていたら、ヘッセの『車輪の下』と目が合いました。それでちょっと読み始めてしまったわけですが、ただでさえ頭が痛いのに気まで滅入ってきて2章あたりで挫折。しかし結末は気になったので、普段ならこういうことはしないのですが、途中をすっ飛ばして最後の10頁だけ読んでみました。そういや、こういうお話だったっけ、『車輪の下』って……。ああ……



ところで、車輪といえばこのところ同じような夢ばかり見ます。電車に乗る夢です。この手の夢は以前から時々見ることがありましたが、最近はほんとうに頻繁に見ます。私は夢のなかで電車に乗ってどこかへ行こうとするものの、いつも途中までしか行けない。週1ペースで見るようになると、さすがになにか意味があるのかと思えてきました。退屈しているだけなんだろうか。



気がつくと、蝉があまり鳴かなくなっていました。こうなると、秋はもうそろそろですよね。





夕焼けに虹

2012年08月21日 | もやもや日記





夕方、外を歩いていたら虹がかかっていました。こちらでは雨は降っていなかったのですが、ちょっと離れたところではもしかしたら降っていたのかもしれません。うっかり見逃すところでしたが、手荷物を「重い~~」と言いながら持ちかえようとして頭を上げたら視界に入ったのでした。

虹はそのあとも長い間ずっと空にかかっていて、そのうち夕焼けで空が真っ赤になりましたが、そのころにもまだ端のほうは残っていました。空気まで赤く染まったように見える夕焼けと虹。いいものを見ましたね。


道ばたに置かれたよそのお宅の鉢植えの桔梗を見て、私は子供の頃にはあの桔梗の四角い袋のような形のつぼみが好きだったことを思い出したりしました。同じ理由で私はフウセンカズラやホオズキも好きだった。それから海水浴に行って男の子に浮き輪をひっくり返されて溺れかけて癇癪をおこしたこととか。家の裏庭に蛍が飛んでいたこととか。お墓参りの晩の静かな賑やかさとか。細切れによみがえる。よみがえる。

春や秋よりも、夏と冬のほうに思い出が多いのはどうしてなんだろう? やっぱり夏休みとか冬休みとかあるせいかしら。









『それでも町は廻っている』(第10巻)

2012年08月20日 | 読書日記ー漫画

石黒正数(少年画報社)



《内容》
今巻は、しっかりと探偵ぽかったり、告白されたり、正義のために戦ったりしています。紺センパイも体育祭で大活躍!





『それ町』の10巻目。「それ町が最終回を迎えたらしい」という噂をどっかで見たような気がして残念に思っていたのですが、10巻を読んでみたところでは別に全然終わりそうにありませんでした。なんだ、ガセかよ、よかった~(^o^) 今回もほのぼの面白かったです。あとがきが特に面白かったな。

オンラインゲーム内での戦争の話と、謎の鉄の円盤の話が面白かったですね。あー、あと「体育祭」も良かった。

石黒さんの漫画はいくつか読んでみましたが、短編集よりも『それ町』の方が私は好きかもしれません。やっぱりキャラクターに愛着を感じるからだろうか。分からないけど、とにかくまだまだ続いてほしいわい。




…それにしても、今回の裏表紙は「なんでレバー(肝臓)の絵?」とか思ってたんですけど、どうやらあれは「クリームパン」だったっぽい…!!?






《幸福荘》/ナポレオン帽の男

2012年08月19日 | 夢の記録





おかしな夢ばかり見てました。

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*「《幸福荘》」

数年ぶりに上京した。大手町周辺が夕焼けに染まって美しいのを横切りながら、とある小さな駅で下車する。高架上にある駅を出て、細い鉄骨で組まれた頼りない歩道橋をぐらぐらと渡っていくと、途中でK氏が待っていた。彼は先にこちらへ出て来て、我々の新しい引っ越し先を探していたのであった。それをこれから一緒に見に行く。

下町らしく混みごみした住宅地の狭い路地をくねくねと入っていき、目的の物件に辿り着く。四角い敷地内の3辺に建物がたっていて、真ん中には空間がある。都心ではあまり見かけない土の地面で、ところどころに松の木が生えていた。どことなくお寺のような雰囲気である。濡れた黒い土の上の松葉を踏みしめながら、我々は敷地の真ん中に立って、ぐるりと周囲を見渡した。

そのアパートは2階建で敷地の縁にそって「くの字型」に折れ曲がっており、外壁は抹茶色に塗られている。玄関先には《幸福荘》という木の表札がかかっていた。ガラス張りになった2階の渡り廊下の向こうにそれぞれの部屋のドアが横に並んでいるのが見える。住人が二人ほど、廊下をみしみしいわせながら部屋を出入りしていた。

「くの字型」の向かい側にはもうひとつ別の建物があって、どうやらそれは「便所」と「風呂」のようだった。「くの字」の方とは建物が繋がっていないので、私は「これでは雨の日には濡れてしまって困るな…」と思う。

K氏がせっかく探してくれたのに悪いと思いつつ、私はどうも気に入らない。しかしそっとK氏の顔をうかがうと、彼もまた微妙な顔つきをしていた。やっぱり気が乗らないらしい。

そこで、《幸福荘》は保留にして、翌日また別のところを探すことに決まった。とりあえずはホテルへ帰って一休みしようと、さきほどの駅に戻る。ホテルは「東陽町」なのだが、駅まで来ると、どの路線が「東陽町」に通じているのかがどうしても分からない。我々はいま「にかた」とかいう駅にいるはずなのだが、そもそもこれは何線の駅だったろうか…?

複雑な路線図を前にして、ただ日が暮れていく。





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*「ナポレオン帽の男」

夜中にふと目を覚ますと、ベランダになにやら気配を感じる。そう言えばうちは集合住宅なのだが、フロアのベランダは仕切られておらず全部屋が繋がっているので、ときどき窓の外を人が歩いているのだった。よく考えると不用心だよな……

と思っていたら、ナポレオン帽をかぶった黒尽くめの男が、暑くて開けたままの窓に手をかけてこちらを見ている。男は小柄でほっそりとしていて、年はわりと若く、その表情は意外なほどに明るかった。だから私は怖がる必要などなかったかもしれないが、しかし深夜のことである。驚いて脇にいるK氏を揺さぶり起こすが、その間にも男は一歩部屋の内部へ進み、窓の外へ顔を向けて何やら呼びかけている。まだ別に誰かがいるようだ…

私は「あ□◎▲×……!!」と言葉にならない叫び声を上げ(て、その声に驚いて目が覚め)た。


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「《幸福荘》」の夢は、よく見るいつもの夢のパターン。私は夢のなかで電車を乗り換えることがどうしてもできない。最初の電車から降りて、次の電車までの間がものすごく長いんだよなあ。今回も乗り継ぐことができなかった。


「ナポレオン帽」のほうは何てことない夢ですが、寝ぼけて声を上げたのが久しぶりだったので印象に残りました。夢のなかで目ざめる夢、というのもときどきありますが不思議なものですね。


もうちょっと楽しい夢も見たような気がするのに、そっちのほうは忘れてしまいました。残念。







いつのまにか金曜日

2012年08月17日 | もやもや日記




今週は自主的夏休みをとっていました。こないだ読んだ本のことや、結論の出ない問題についてうつらうつらと考えて、まあ、よく寝ました。


月曜日以来、不思議なことに本当にパタリと調子が良くなって、気がつけばもう金曜日です。あの可愛い女の子には感謝です。
とはいえ、前にも3日間の平安のあとで地獄の3日間が待っていたこともあったので油断は禁物ですね。しかし、とりあえずはビクビクしながらも体調を整える努力をしてみました。

まずは四六時中バナナを手にしてモグモグやり、おやつには鍋焼きうどん。暑い時に熱い食べ物は意外といい。というか、暑いからといって普段は苦手にしている冷たいものばかり食べていたのが私の敗因だったかもしれません。ともかく今週は朝から晩まで可能な限り食べ続け、弱っている間に危険水域まであと一歩というところまで落としてしまった体重もどうにか戻ってきました。あとちょっとだな!

もう少ししたら軽い筋トレも再開しようと思います。筋力が衰えすぎて腰が痛い。



そろそろスーパーにもイチジクが並ぶようになりました。お盆を過ぎると、暑くてもやっぱり夏が終わりに近づいていると実感します。最後にスイカ食っとくかー!






幸福な月曜日

2012年08月13日 | もやもや日記





ものすごい湿気の中をとぼとぼと歩いていると、広場の乾いた土の上を5、6人の小さな男の子や女の子が走り回っていた。向こうから蹴り出されたオレンジ色のサッカーボールがころころと道路へ転がり出して、ちょうど私の目の前までやってきた。私はかがんでボールを拾い上げると、走りよる日焼けしたおかっぱの女の子にホイっと放り投げるが、勢いあまってボールは女の子の鼻先へちょこんと当たってしまった。「わあ! ごめん!!」と慌てて謝ると、その女の子は気にする風でもなく、輝くように笑って「ありがとうございました!」と言って走り去っていったのであった。


ただ、これだけのことで、驚くほど気分が晴れた。私は残りの道をしゃんとして歩いて帰り、あの子の声や笑顔を思い出せば、今夜は久しぶりによく眠れそうな気がしている。
幸福な月曜日。







波に揺られて

2012年08月12日 | もやもや日記






ようやく上昇傾向…と思っていたのに、ほんの数日の小康状態のあとは揺り戻しが凄かった。ずっと安定的に不調だったのが、調子の良い時と悪い時の波が大きくなった感じですかね。くそー、今年の夏こそは余裕で過ごせると思ったのになかなか思うようにはいかないな。
そんなわけで、いま体力気力ともに衰えまくっている私は、口を開けば泣き言と愚痴しか出てきません(^_^;)…ああ、そんな人生は嫌だ! そんなのは美しくも楽しくもない。どうにかしたい。


しかし数日寝込んでみてつくづく思うことには、人間性を正しく発揮するためには健康というのがいかに大切であったかということです。心と身体が弱ってくると、私などは極端に気が短くなってくるわけです。思考も極限まで短絡化しているせいか、ことあるごとにK氏を怒らせてしまったり。実際、シャキシャキ活発にあるべきところをなぜか常に具合悪そうにしている人間と顔を突き合わせなければならないというのは不快なものだろうな。ああ、私ったら寝てることしかできないばかりか、他人を煩わせて当然と思っているだなんて、まるで生きる価値のない人間だわ……。

などと、とめどなく泥沼へ沈んでしまいます。弱っているときに暗いことを考えるのは本当に誰のためにもなりませんね。まったくの悪循環。でも、私はほんのしばらく具合が悪いだけでこの有様だというのに、長く患っている人たちはどれほどに辛いだろうかと考えると、たとえその痛みや苦しみを正確に想像することができなくても、弱っている人たちが弱っているが故に力を発揮できないでいるもどかしさくらいは理解してあげられたらと思います。今度からK氏が持病の腹痛で苦しんでいる時にはもうちょっと優しくしてやるか。日ごろの行ないが大事なんですね。


やめようと思ってたのに、ついつい弱気なことを書いてしまいましたが、大袈裟に弱っている風な私はちなみに全然病気ではないので御心配なく。なんていうか、夏があんまり暑くてですね……マジで甘えんな!っつー話ですわ; でも、波に揺られて船酔い状態。もう疲れたんだよー。頼むから、早く夏、終わってくれ。。。






『わたしはロボット』

2012年08月09日 | 読書日記ーSF

アイザック・アシモフ 伊藤哲訳(創元SF文庫)


《あらすじ》
西暦2003年、しゃべる可動ロボットを世に送った人類は、その50年後にはポジトロン大脳をもつ読心ロボットを誕生させた。人間自身より強く、信頼がおけ、しかも人間に絶対服従するロボットたち。だが彼らが人類にもたらす未来の姿とは? 巨匠アシモフ自身が考案した、高名な《ロボット三原則》にのっとって綴られる、機知あふれる連作短編集。SF史上に輝く、傑作中の傑作。


《この一文》
“「スティーヴン、わたしたちは人間性の窮極の善がどのような運命を人間に課するか、どうしてわたしたちに分かるはずがありましょうか?」”







あまりにも有名な小説。しかし私はこれまでの挑戦ではいつも最初のエピソードで脱落していたので、本書が連作短編集であったということも今回初めて知りました。そして、最後まで読んでみると、どうしてあんなにつまずいていたのか理解し難いほどに読みやすく、面白いお話でした。

9つの物語が連なって語られています。人類がロボットが生み出した初期の時代から始まり、ロボットの進化とともに人間社会の変化していく様子が描かれていきます。これは面白い。

まず、【ロボット三原則】とは。


 【ロボット工学の三原則】

1.ロボットは人間に危害を加えてはならない。また何も手を下さずに人間が危害を受けるのを黙視していてはならない。

2.ロボットは人間の命令に従わなくてはならない。ただし第一原則に反する命令はその限りではない。

3.ロボットは自らの存在を護らなくてはならない。ただしそれは第一、第二原則に違反しない場合に限る。





この【ロボット三原則】に基づいて設計されているロボットの行動が時として人間には不可解に思える場面があり、人間はそれぞれのシチュエーションの中でどのようにそれを理解していくことになるかというドラマが面白い。パウエルとドノヴァンのコンビがいつもいつもトラブルに巻き込まれてしまうのが気の毒で笑えました。
ロボットたちは常に【三原則】に縛られて行動するわけですが、人間の思うように動いてくれないとき、どうしてそうなるのかを推理していくところや、問題が解明されてスッキリするところなんかは、推理小説でトリックが明かされたような爽快感がありますね。

また、人間によって作り出されながら人間よりも優秀な存在としてあるロボットへの、人間自身の複雑な感情が描かれるところも興味深い。愛情があり、不信感があり、軽蔑があり、嫉妬、羨望があり。もしも人間が実際にこんなロボットを手に入れたら、どんな風に振舞うことになるんでしょうね。やっぱり便利で偉大な発明品として利用しながら、一方で自分たちを凌駕する能力を持ったものに自尊心が傷つけられたりするんでしょうか。




私は「逃避!」「証拠」「避けられた抗争」の、9つのうちの最後の3編が特に面白かったです。
ロボットとともにある社会。そんな社会がいつか到来するのかなあ。