半透明記録

もやもや日記

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YUKIDOKE-vol.3 投稿締切日ですが…

2009年11月30日 | 同人誌をつくろう!

仕上がるのか……?



同人のみなさん、こんにちは!
今日で11月も終わりですね、はやいですね。

さて、とりあえず本日が【YUKIDOKE-vol.3 ミズオト】の投稿締切日となっております。
すでにいくつかの作品をいただいております。投稿くださった方々、どうもありがとうございました♪♪

まだ投稿いただいてない方々は、いかがでしょう? どんな進み具合ですか? 今日までには間に合いませんでしょうか? いいですよ、遅れても! だって……

  私も間に合いませんから……!(/o\;)

アガガ…実はまだ仕上がったのが全7ページ中の1ページだけという体たらく; えーと、えーと……; スミマセン! まあでも、私は前回も締切に間に合わなくて、正月休みにもせっせとマンガを描いていたので、ある意味予定通りですね。いえ…スミマセン;


えーと、ともかく、そういうわけですから、【ミズオト】にご参加のみなさま、まだ猶予はありますから、どうぞ作品をお送りくださいませ(^^) 編集作業に少なくとも来月いっぱいはかかりますし、そのあいだに加筆・修正は承りますので、途中の状態で出して下さっても結構です。そんな感じで、あまり気負わず、気楽にさらっと投稿してくださいね(^_^;) また、いつごろまでには出せる、という情報(だいたいの予定でいいです)をいただけると助かりますね。

  とりあえず、最終締切は年末まで延期 ということで…よろしくどうぞ。

ウェブ版は年明け1月半ばから下旬には公開できるように、テンプレは作っておこうと思います。

そんな感じで、よろしくお願いします~♪♪
ご質問・ご意見がおありでしたら、いつでもメールをください♪




ロシア語の試験

2009年11月29日 | 夢の記録





私は教室でロシア語の試験を受けている。部屋には数人しかいない。
しかし、これまでにロシア語を勉強したことは一度もない私には、当然のことながら試験の内容はまるで理解できない。よって、ただ黙って紙の上の不可思議な文字の羅列をじっと見つめている。困った。

そうこうするうちに、事態は転げ落ちるように悪化し、いつの間にか私は中年くらいの男性となっており、見知らぬ男(これまた中年男性)とロシア語で激しく言い争っていた。そしてひとりが部屋の窓から転落し………



という夢の話です。途中でもっと色々と面白エピソードがあったような気がするのに、思い出せません。後半はスパイだの裏切りだのなんだのというハードボイルドな展開になって面白かったのに、ほとんど忘れてしまったのが惜しまれます。うーむ、もったいない。起きてすぐにメモればよかったぜ。

にしても、夢なんて呑気に見ている場合ではないんだがなぁ(しかも昼寝の夢!)。あわわ、わわわ。





『のだめカンタービレ』#23

2009年11月27日 | 読書日記ー漫画




………私の嫌いなものを教えてあげましょうか?
それはね、、、、

あぁ~~~~~~っ!!!
嫌だっ、考えたくない!
○○○だなんて!!




というわけで、『のだめ』の第23巻でございます。本日発売でした。このくらいの大ヒット作ともなると、そのへんのコンビニでも買えるのでありがたいですね。近くに本屋がなくても安心です♪

私は風のような軽やかさでコンビニまで走り、待望の新刊を手にし、早速ブルブル震えながら読みました。このごろの私はどうも、待ち望んでいた漫画の新刊が出ると、それが一体どのように展開しているのかが不安で、読みながらガタガタと身を震わせてしまうんですよね。年々震えがヒドくなる。どうしちゃったんでしょ? まあ、そんなわけで、今日もやっぱり激しく震えました。ガクガクワナワナ。


しかし、私が今回は特に激しく震えるのには訳があって、これはもう言ってしまってもいいのかどうか悩みましたが、このあいだニュースサイトでも話題になってもいたし、ファンなら既にご存知だろうと思うので言ってしまいますが(なにも事前情報を知りたくない方はここで引き返して下さい!)、『のだめ』はこの23巻で完結なんですよねー。ぼへー……。

……うっ

私の嫌いなもの、それは物語の終わり。

いやまあ、何にでも終わりはあるものです。分かってはいるのです。しかし、大好きな、長く続いていて、その間ずっと私とともにあったお話が、「これでもうおしまいですよ」と言われると、私はたまらなく辛くなる。つらい…つらすぎる……。永遠に続いてほしかった……のに、なぜ? どうして? ああ、……さよなら。素敵な思い出をありがとう。うぅッ!


しくしく。もう引き蘢っちゃおうかな…(←もう充分に引き蘢っちゃってるけど!さらに!)。めそめそ。

『のだめカンタービレ』のレビューはまだ書いたことがありません。完結するまで待っていたのです。しかし、いざ完結してみると、まだ当分書けないですね。つらすぎて。いや、ほんと、すごく面白くて大好きな作品なんですけど! すごく良い結末だったし!! でも! それだけに! わあ~~っ!

……はあ。私がそのうちにこの寂しさを乗り越えたなら、その時にもう一度この素晴らしい漫画を読み返して、それで色々と考察してみたいですね。

とりあえず、二ノ宮先生、おつかれさまでした!!
ありがとう、のだめ! ありがとう! またいつか!!




今日も雑文

2009年11月26日 | もやもや日記

大学時代に友人から誕生日プレゼントとしてもらった
ひよこのぬいぐるみ。
実は、オルゴールだったりする。
(メロディは「メリーさんの羊」……なぜ?!)
だが、見ているととても落ち着くのでありました。



さて、諸事情により、私の好きなアニメーション3日目の記事は、なんだか当分書けそうにありません。このあいだから私は、今こそ(←別に【今】に根拠はないけど;)そのアニメのDVDを大人買いしようと鼻息を荒くしていたのですが、直前になって私の中の小心が起き上がってきて、今回もまた断念…無念だ! ちなみに私が切望しているのは、『少女革命ウテナ』のDVD全巻セット(ちなみにとても高価。せめて半額なら……)。3日目の記事はこれについて語るつもりでした。ものすごく長大な記事になりそうな気がします。私はやたらとこのアニメ・シリーズが好きなものですから。
まあしかし、どのみち現状ではそんな長大な文章を書く気力がないというのも、残念ながら事実なので、『ウテナ』については晴れてDVDを手にした時にでもあらためて書きたいと思います。あ~、はやく欲しいなぁ!


ところで、このあいだアメリカのドラマ・シリーズ『HEROES』の第3シーズンの終わりまでを観ましたが、まさかの結末に大ショック!! ええ~~っ!?? なんてこった~~っっ!! と、数日間、地味に落ち込んでいました。いえ、実は最初はこのせいで落ち込んでいることに自分では気がつかなかったのですが、どうにも調子が上がらないなぁと思っていて、なにが心に引っかかっているのかを落ちついて見つめ直してみたら、この『ヒーローズ』の一場面が浮き上がってきました。我ながら意外でしたが、自分で思っていた以上に衝撃を受けていたようですね。
それにしても、このドラマはほんと無茶苦茶な展開が加速して行きますね。行き当たりばったりもほどほどにしたほうがいいんじゃないだろうか…と言いつつ、毎回観てしまうという不思議な魅力。多分私はドラマを見ながら、その展開に突っ込む!という作業に熱中しているのだと思われます(ほんとに突っ込みどころが満載なんですのよ、これ)。はやく次のシーズンが始まらないかしら。


脈絡がないついでにもうひとつ。
このあいだお友達と会った時に、私は今回の引越しの大騒動ぶりを少しお話ししたのですが、それが結構楽しんでいただけたようだったので、今度ちょっとまとめてみようかと画策中です。
今の住まいの惨憺ぶりは既に記事にしたのですが、実は【家探し】の部分が結構面白かったんですよね(ネタ的に)。世の中には色んな物件があるものだ…としみじみしたものです。ホラー風味のマンガにしたら面白いかも。っていうか、あ~~、同人誌用のマンガ、描かないと!!

あ~~~~。





最近のこと

2009年11月25日 | もやもや日記




今日は、私の好きなアニメーション3日目の予定でしたが、諸事情により変更。あー、腹減った。


さて、横浜へ来てそろそろ1ヶ月というところですが、今日は自転車で出かけてみました。前回はバスで行った最寄りの図書館まで、自転車で行ってみようという試みだったのですが……。

つ、疲れた! 私が住んでいるあたりはわりと勾配がきつく、丘と丘の谷間に道路が走っているような土地柄なのですが、新横浜から横浜方面へ繋がっている大通りはあまり高低差がありません。というわけで、なだらかな大通りを通って図書館を目指しますが、往路はやや下り坂となっているために楽に進めました。しかし肝心の図書館が、大通りからちょっと逸れた丘の中腹にあるために、自転車を引き摺って急坂を上がるのは堪えました。我ながらぜいぜい言い過ぎ。体力が不足しているにもほどがあります。

ともかく、どうにか図書館へと辿り着き、本を返却し、新しいのを一冊借りて、ちょっと休憩した後で帰ることにしました。ところが、往路が下りならば当然復路はやや上り坂となるために、疲れた身体に鞭打って、ふらふらよろよろしながら、どうにか自転車を漕いで帰りました。結構しんどかったなー。

それにしても、自転車に乗るといつも思いますが、車道を走るのは結構怖いんですよね。とは言え、歩道を走ると歩行者の邪魔になるし……。今日は車道と歩道のすれすれの合間を走っていたら、バスに接触しかけました。危なかった。あと、普段歩いている時にも思うのですが、狭い道を猛スピードで走り抜ける車はなんとかなりませんかね(すれ違うたびに私は内心「くたばりやがれっ!」と悪態をついているのですが、はやくこの声が天に届くといい…)。

うーむ。どうしたらいいんだろう。車通りの少ない裏道を走るのが個人的には最も現実的な方法かと思うのですが、あいにくこのあたりには自転車で通れるようななだらかな裏道というのは存在しないんですよね(ものすごい急傾斜のぐにゃぐにゃ回り道ばかり)。うーむ。うーむ……(/o\;)…歩け、ってことですね。うん。解決。


ああ、図書館さえ近くにあったらなぁ。私の横浜ライフもすぐに楽しいものになったんだろうに。ミスドとか東急ハンズとか布地と手芸のデパートとか漫画喫茶とか、そんな贅沢は言わないから、せめて本屋くらいはあったってよかったのにさ(本屋もないし、パン屋もない……)。
ないない尽くしで心が折れそうな時もありますが、うん、精神と肉体の鍛錬と思ってがんばろう。ぬるい生活ばかり送っていてはいかんよ。そう、そう。そうだとも。





「大西洋横断」ジャン=フランソワ・ラギオニ

2009年11月24日 | 映像(アニメーション)

DVD『ジャン=フランソワ・ラギオニ短篇集』所収



《あらすじ》
誰も成し遂げたことのない小舟での大西洋横断という冒険に向けて、【愛と勇気号】に乗って一組のカップルがニューヨーク港を出航した。妻と夫は、その長く続く冒険の様子を交互に一冊のノートに記していくのだが……

《この一言》
“ 結局わたしたちの航海は短かったのかしら

 そうだ
 短かったんだよ           ”



私の好きなアニメーション、2日目。
この「大西洋横断」という短篇アニメーションもまた、私が何度も繰り返して観ている作品で、『ジャン=フランソワ・ラギオニ短篇集』として前にも記事を書いたことがあります。このラギオニ短篇集はとても素晴らしい作品集で、私の一番のお気に入りのDVDです。絵画調の色鮮やかで美しい切り絵によるアニメーション。悲しい物語。しかしどことなくおどけたようなユーモアも感じられます。完成された素晴らしい作品ばかりです。

さて、「大西洋横断」ですが、まだご覧でないという方は、この先はストーリーについて詳しく言及しておりますのでご注意ください。以下、おおまかに物語をまとめてみました(結末含む)。

**********************

*若い夫婦は、大勢の人に見送られてニューヨークを出航する。彼らの乗る小舟の名は【愛と勇気号】。ふたりは仲良くオールを漕ぎながら、美しい海を渡って行く。

*出航から1年ほど経つと、妻は不眠を訴えるようになる。海は少しずつ暗くなってきたような気もする。

*ある晩、近くを通り過ぎて行った大型客船が沈没するのを目撃する。ふたりは備蓄の砂糖が減っている件でけんかをし、互いに背を向けて漕いでいるのでなかなか進まない。

*海は暗さを増し、大波が【愛と勇気号】を襲う。真っ暗な海の真ん中で、妻と夫はオールをふりかざし、相手に打撃を与え合う。妻は舟から転落し、夫は妻が流されて行くのを見送る。

*悪夢から目を覚ました妻は魚の骨を子供に見立ててあやしている。夫はそれを無言で眺める。ふたりは小舟の上で完全に背を向け合い、互いに無関心になっていく。

*そうやって長い年月を過ごしたふたりに、老いと死の影が迫ってくる。必死で逃げようとするふたり。

*多くの荒波を越えて、いつしかふたりとも、ずいぶんと年を取ってしまった。ここへきて初めて、夫は海の美しさを語る。

*夫が目を覚ますと、妻は服を脱いで海に入り、顔をこちらに向けて微笑んでいる。夫もまた服を脱ぎ、海に飛び込む。
 小舟はふたりを静かな海に残し、流れ去って行く。

 ある日、どこかの海岸に無人の小舟が流れ着く。舟には一冊のノートが残されていたが、とくに珍しいことは書かれていなかった。

**********************


という、とても味わい深く、感動的なお話です。結末にさしかかると、私はいつも目に涙をいっぱいに溜めてしまいます。
昨日はディズニーの『美女と野獣』を取り上げましたが、たとえばあのお話のように若く、美しく、幸福の絶頂にあった一組のカップルの、その先の人生にはこのような困難が用意されているかもしれないと思うと、誰かとともに生きる人生というものについてあれこれと考えさせられるではないですか。

ふたりで小さな小舟に乗って漕ぎ出す。素敵で楽しい日々はしかし長くは続かず、疑念と裏切り、憎しみと嫌悪がどんどんと増していき、ついには諦めと無関心がふたりを支配する。けれども、それにもかかわらず小舟に一緒に乗り続けたふたりは、最後の最後で何にも惑わされることのない真実の平穏と愛情を得るのでした。

これは泣かずにはいられません。いろいろな意味で。

それにしても、この十分に美しく感慨深い物語を一層優れたものとしているのは、エピローグの部分ではないでしょうか。ふたりを下ろした無人の小舟が海岸にたどり着く。舟には一冊のノートが残されていて、そこには「大西洋横断」の冒険に漕ぎ出したふたりの記述がびっしりと埋められている。にもかかわらず、

 “ 重要な記述はなかった ”

と締めくくられています。重要な記述はなかったんです! ああ!
傑作ですね。ほんとうに。素晴らしいなぁ!


ところで、上にはあらすじしか書いてないのでまったく伝わらないと思いますが、この物語を、ラギオニは素晴らしく美しい幻想的な映像で表現しているのです。ついでに音楽も恐ろしく良い。これはいったい、なんという美しさだろう! 完全。完璧。




参考までに、以下のところで探すと、この人の作品を観られることもあるかもしれません。
 →http://www.nicovideo.jp/

また、DVDで出ている『ジャン=フランソワ・ラギオニ短篇集』は個人的にはかなりお買い得であるかと思います。「大西洋横断」の他にも、「ノアの方舟」「お嬢さんとチェロ弾き」「ある日突然爆弾が」などなど名作が目白押しです。おすすめです♪




『美女と野獣』

2009年11月23日 | 映像(アニメーション)

《あらすじ》
森の古城に住むわがままな王子は、魔女の呪いによって、醜い野獣に姿を変えられてしまいます。
魔女が残していった魔法のバラの最後の花びらが散るまでに、心から人を愛し、その人からも愛されなければ、永遠に野獣の姿でいなければなりません。
ある日、美しく聡明な娘ベルは、古城に囚われていた父を、自分と身代わりに自由にしてくれるよう野獣に頼みます。
呪いで時計やポットに変えられてしまった、陽気な家来のコグスワースやポット夫人などに優しく迎えられ、ベルは野獣との日々を過ごすことに・・・。


《この一言》

 ”どこかにいるはず
  私を理解してくれる人が
  それが夢でも
  私は夢を見たい       ”


これを記事にするのは2度目ですが(もしかしたら3度目かもしれませんが未確認)、今日もまた私は『美女と野獣』を観ました。ディズニー映画の最高峰。傑作ラブロマンス。何度となく繰り返して観ていますが、いつも涙なしでは観られません。今日は特別限定版ではなくて、劇場公開版を観てみました。

しかし、私が高校生の時に劇場で初めて観て以来、DVD(ちなみに特別限定版。本編が「特別限定版」と「劇場公開版」の2種類収められています)を買い、今日がこれで何十回目の鑑賞となるのか覚えてさえいませんが、今回初めて、私がなぜこれほどまでにこの映画を愛するのか、その理由のひとつが明らかとなりました。つまり、私はベルになりたいのです。ベルに私自身を投影しているのです。物語に夢中になって、夢ばかり見ているベル。小さな町で静かな暮らしを送りながら、どこか遠いところ、どこかもっと素敵な世界を夢見ているベル。もっと自分を分かってくれる誰かが現れるのを夢見ているベル。そのベルが、不思議な魔法のお城に捕らえられ、恐ろしい野獣と出会い、しかし次第に野獣の恐怖の外面の下に隠された優しさを発見してゆく過程は、何度見ても実に感動的です。最後には、彼女は自らの優しさと知性、誠実さによって、ずっと望んでいたものを手に入れるのでした。

そうだ、私はベルのようでありたいんだな。どうしてこんなに好きなんだろうと思っていたけれど、ただ物語が美しいからというだけでなく、ただ音楽が素晴らしいというだけでなく、こういう憧れもあったんだな。それが夢でも、私も夢を見たい。


それはさておき、この映画はほんとうに傑作です。私の最も好きなアニメーションのひとつです。決して飽きません。たぶん生涯繰り返し観続けるでしょう。これぞ愛。この真心こそが愛! 素晴らしい!


さて、この物語の素晴らしい導入部について一言。導入の部分からしてすでに、私はどうしようもなく物語に引き込まれてしまいます。もしまだこの映画を観たことがない方は、試しにこの導入部をご覧になってはいかがでしょう。ベルの気持ちが分かるのは、私だけではないと思うのですが。


 →YOUTUBE:Belle(Japanese Translation) NEW VERSION!
(こちらは日本語吹替バージョンですが、吹替も素晴らしい出来!)




はぁ、とにかく素敵だわ~。【二人の舞踏会】のシーンは何度観てもうっとり☆(というか号泣) それにあの野獣がベルを解放するときの台詞……ああ、踊って歌う食器たちのところも好きだけど……あとは時計のコグスワースがいいよね、ろうそくのルミエールも……(好きなところを挙げると、キリがない!!)


そうだ、今日から私の好きなアニメーションを3日間に渡ってご紹介しようと思います。まずは『美女と野獣』でした。おすすめです♪




今日は神保町

2009年11月21日 | 旅の記録

神保町!





今日は、神保町へ行ってきました。私の大学時代からの友人である烏合さんとお会いする予定だったのです。久しぶり! 晴れて良かった!!


烏合さんとはお昼に岩波ホールのところで落ち合って、早速神保町をぶらぶらしました。お昼ご飯を食べようと、あちらこちらのお店をのぞきましたが、結局中華屋さんに落ち着きました。その中華料理店は、なんだかとっても居心地の良いお店で、私と烏合さんは限定ランチを食べながら、わいわいと盛り上がりました。美味しかったし、すごく楽しかったです。

烏合さんは相変わらず風のように爽やかで、知性に富んでいらっしゃるので、ま、まぶし~ぜ!と思いつつも、やっぱりその愉快な人柄には大変癒されました(^^) ご本人に申し上げたことはないかと思いますが、私は実は彼女の声がすごく好きなんです。その語り口も、お話の内容もとても興味深いし。それで今日も色々と笑わせてもらいました! いや、愉快、愉快! 烏合さん、どうもありがとうございました♪

ぎゃはは、ぎゃはは!と大笑いしつつも、私と烏合さんはともに文学部出身なので、なんとなく文学の真面目な話題にもなっていきました。今日烏合さんから伺ったお話は、かなり興味深かったです。【重さ】ということについて(←体重のことではないですよ)。

私は烏合さんとお別れしたあとの帰り道、もう少しだけそのことについて自分なりに考えてみたのですが、私たちはたしかにあの当時のような世界をあのように体験することはできないかもしれないけれど、現在の私がなぜあの時代に惹かれるのか、その理由を考えてみるに、そこには今もなお当時と同じ問題が歴然と立ち塞がっているのを確かに感じることができるからだとも思うんですよね。私を取り巻く世界は今、一見穏やかな顔を見せてはいますが、根本のところでは依然としてあの【重さ】を抱えていて、見かけが多少軽くなったのか、あるいはその質を変えたところはあるかもしれないが、私たちはまだそれをすっかり乗り切ってはいないのではないか、という思いが私をそこへ向かわせていると思うにつけても、現代にあっても現代のやり方で【重さ】を取り出して表すことは可能かもしれないなぁ、というようなことを、とりとめもなく考えました。
ゴメン。何を言っているのか全然分かりませんね。けれども、私はそういうことを真剣に考えている烏合さんという人に心を打たれたので、私も少しは考えてみたくなったのでした。


さて、中華料理店を出たあとは、ぐるぐると古書店巡りをしました。私はいつ買おうかと長らく思いを募らせていたゴーチエの『キャプテン・フラカス』をとうとう入手。お買い得でした~。わ~。また増えた~。
烏合さんは、とある文庫を買おうかどうしようか悩んでらしたので、「買おうよ☆ 今を逃したら、次はないかもしれないよ。それに、読みたい!と思ったときにすぐ手もとにないと、読み時を逃しちゃうヨ☆」とそそのかして買わせました。わっはっは、ゴメン!

それにしても神保町は、私も東京時代には結構通ったつもりでしたが、豆本の専門店とか、その他の個性的な古書店などがあちこちにあることを初めて知って、今日はかなり楽しめました。次はロシア料理のお店に入ってみようかしら……。烏合さん、今日はお付き合いいただき、ありがとうございました! 楽しかったね♪


神保町で烏合さんとお別れし、私はお茶の水まで歩いてJRに乗りました。東京駅では、ホームから丸の内口方面を眺めると、そこには私の知るその周辺の姿はもはやなく、焼けてきた夕空に、いくつもの高く美しいビルディング(あえてビルディングと呼びたい美しい建物)がかっきりと沈黙したように佇んでいました。まるで未来のような光景。ここはきっとまだ誰もいないような早朝なんかに見たら、一層美しいのだろう。

ちなみに、私はお友達と会ったという記事を書く時には、かなりの確率で「ひとりでいるときに見た風景」についても言及していることに気がつきました。どうしてだろうと考えてみましたが、友達と会うと、なぜだか世の中はいつもよりも美しく見えるからなんですね。そんなことって、ありませんか? ありますよね? 私はすっごくありますよ。私は、美しい友達との思い出は、いつも美しい風景とセットで覚えているのでありました。今日もそんな美しい記憶をまたひとつ追加!

世界は美しい。それでもやはり美しいと思うのです。







有楽町で会いました♪

2009年11月20日 | 旅の記録



有楽町駅前!




本日は久しぶりの上天気。私はこのところ毎週のように東京へ出向いていたのですが、六本木、恵比寿、大崎、とじりじりとにじり寄るように進出し、今日はとうとう大好きな街 有楽町・銀座へ数年ぶりに再上陸しました。わ~、懐かしい~~! っていうか、有楽町、変わり過ぎ! なにこれ、丸井があるぜ! なんか広場みたいになってるし! 車道が無くなってる~! わ~!!


さて、有楽町へやってきたのは、ブログでお友達になったmanimaniさんにお会いするためです。いつもお優しいコメントをくださるmanimaniさんと緊張の初対面でした。わくわく。

お昼過ぎに有楽町の交通会館で待ち合わせ。私は張り切ってかなり早くに着いていたので、待ち合わせ時間を少し前倒してもらいました。さて、初対面ながらも無事にお会いしてみると、manimaniさんはやっぱりすごくお優しい感じの方でした(^^) 和むな~、と私はいきなりリラックスし過ぎたかもしれません…;

というわけで、初対面にも関わらず、マイペースぶりを発揮する私……
驚いたことに図々しくもmanimaniさんにお茶を御馳走になったり(しかも私はひとりでサンドイッチまで食ってたのに;)、私が普段はかなり寡黙な人間であるということを予めお伝えしておけばよかったのですが、自分でもそのことを忘れていて、いつも通り会話の間にかなりの沈黙を挿入してしまったりしてしまいました;

manimaniさん、スミマセンでした~!
悪気はもちろんないのですが、私はどうも気遣いということが出来ないものですから…(/o\;) manimaniさんには大変なお気遣いをいただいたのではないかと、帰りの電車ではたと気がついて焦りました(←もっと早くに気づけよ、という話ですね;いや、ほんと)。ほんとにスミマセン、これに懲りずにどうかまた遊んで下さいね~(^_^;)


で、今日はmanimaniさんとは、数寄屋橋の裏手のほうにあるパリ風のカフェでお茶をしました。私は目の前の泰明小学校のレトロな校舎に気を取られて、ぼんやりしていたように見えたかもしれませんが、manimaniさんと文学のお話などで盛り上がったと思います(私的にはかなり盛り上がってたんです)。いろいろなお話が聞けて、楽しかったです(^^) 今度は私ももう少しネタを仕入れていきますね。あ、クストリッツァのこととかも聞こうと思ってたのに、忘れてましたしまった……

そのあと、東京駅近くの八重洲ブックセンターまで歩きました。あの辺りも私の記憶と比べるとかなり変わっていて驚きます。大丸が無いっ! あわ~、無くなるとは聞いていたけど、ほんとに無くなってるよ。びっくりしたなー。

八重洲ブックセンターでは、あれこれと文庫を見て回りました。manimaniさんは先ほど私がおすすめした本を早速買って下さいました。優しいなぁ! でも、それほんと面白いですよ!
私はと言えば、manimaniさんから面白いと聞いていた本を買おうと思ったのですが、最近の文庫本というのはやたら高価で、欲しかった上下巻のそれは今日の私には少しだけ予算オーバーでした…; 貧乏が憎い……。でも今度買います! あらすじを読んだら、やっぱり凄く面白そうだったので。で、私は今日のところはその上下巻は買えませんでしたが、そのかわりに前から欲しかったヨーゼフ・ロートの『果てしなき逃走』を買いました。ていうか、私の見る本、見る本にはほとんど【暗黒】とか【闇】とか【死】とか【逃走】(あるいは転落、破滅)などといった単語が含まれているので、我ながらちょっとどうかしているんじゃないかと不安になりました。根が暗くてスミマセン(/o\)
あー、でも本屋は楽しかったですね。

帰りはふたたび日比谷方面へ戻りました。私は東京国際フォーラムが好きなのですが、そのように言うとmanimaniさんは「では、そちらの方を通って帰りましょうか」と言ってくださいます。やっぱ優しいなぁ!
というわけで、国際フォーラムへ向かってとことこと歩きますが、すっかり暗くなったところへ、東京駅周辺の高層ビルがぴかぴかと美しく輝いていました。ああいう綺麗なところで働いている人がたくさんいるんだなぁ、としみじみします。

いいね、東京は。私が居た頃も、東京は十分に発展していて、再開発が進んでいるのは知っていたけれどもあれ以上発展する余地なんてないんじゃないだろうかと思っていたのに、実際にこうしてさらなる発展を遂げているのを見るにつけても、うーむ、ノスタルジーがせりあがりますね。manimaniさんと並んで歩きながら、そんなことを考えておりました。

そして、有楽町でお別れします。お疲れさまでした! 今日はほんとうにどうもありがとうございました(^^) 楽しかったです~☆



それにしても、ネットで知り合った方と実際にお会いするのは楽しいですね! イメージしていた人物像とは違っていたりするのを発見しますし、実際のご本人のお声やお顔を存じ上げると、今度からはそのイメージでその方の文章を読めるようになったりするのは、やっぱり面白いです。
manimaniさんからは「イメージしていたのとちょっと違った」と言われましたが、えへへ、私はこんな感じのぼーっとした人間なのです。ここではなんだかよくしゃべるような印象を与えているのかもしれないですね~。年に2回くらいはリアルワールド(=3次元)でも饒舌になるんですけどねー。まあ滅多にないですけどね。

今日は本当にお世話になりました。何度も言うようですが、今日に懲りずにまたどうぞ遊んで下さいね~!





「毒もみのすきな署長さん」

2009年11月19日 | 読書日記ー日本


宮沢賢治 (青空文庫)


《あらすじ》
プハラの国の第一条は「火薬を使って鳥をとってはなりません、毒もみをして魚をとってはなりません。」ということだ。ある夏に町へ新しく警察署長さんがやってきた。不思議なことにちょうどそのころから第一条に反して毒もみをやる者が現れて……

《この一文》
そうすると、魚はみんな毒をのんで、口をあぶあぶやりながら、白い腹を上にして浮びあがるのです。そんなふうにして、水の中で死ぬことは、この国の語(ことば)ではエップカップと云いました。これはずいぶんいい語です。



このあいだ友達とご飯を食べた時に、この「毒もみのすきな署長さん」が凄いという話をきいたので、読んでみました。た、たしかに凄い!! K君、ありがとう!

上に引用したのは「毒もみ」とは何かの説明の部分なのですが、まあ何と言うか、えーと、あれですね。宮沢賢治って、こういうところが凄いですよね。すんなりと「これはずいぶんいい語です」と言い切ってしまうあたりが、実に超越的です。なかなかこの域まで達することは常人には難しいと、私などはいつも感服させられます。

ほんとうは、この物語の結末部分がもっとも強烈なので、そこを引用したい気持ちはいっぱいだったのですが、それをすると未読の方の楽しみを半減するかと思い、止めました。いや、私は結末を知ってて読んで、それでも十分に楽しかったんですけどね。いずれにせよ、これは面白いです。とにかく凄い。善とか悪とか、そんなことはお構い無し、好きだったら好きなんだ! こういう面白さは面白いですね。もっと深く考察することはできると思うのですが、物語の上辺をなぞるだけでも、十分に面白いとも思いました。

「フランドン農学校の豚」を読んだ時にも思いましたが、これは農学校の豚が解体されるまでを描いた物語ですが、そこではものすごい悲哀を描いていながらも、描写は恐ろしくあっさりとしているんですよね。ユーモラスでさえある。この人は、こんな感じでいつもあっさりとしている。この人の作品がいつも透き通って見えるのは、この淡々とした語り口にも原因があるのかもしれません。しかし、どのようにとらえたらよいのか見当もつかない、悲しいのだか可笑しいのだか分からない物語の内容については、私にはその魅力がどこからやってくるのかを突き止めることはできそうにもありません。面白いということだけは、はっきりと分かるのですが、それがどうして面白いのだかが分かりません。まあ、私は他の作家の他の小説であっても、それがなぜ面白いのかを説明することができないのが常なのではありますけれども。

それにしても不思議な人です。読書の守備範囲の狭い私が言っても説得力はないかもしれませんが、他にこの人に似た人を思いつきません。物事が違って見えてくるような気がする。どこから来た人なんだろう。どこか遠い世界のお話であるようにも見えるのに、たしかに私たちの世界を描いているようにも強く感じられるというこの感じ。物語というのはおしなべてそのようなものであるかもしれませんが、この人の作品においては特に強くそれを感じさせられます。うーむ。


あ、宮沢賢治の作品は、《青空文庫》というところでかなり沢山公開されています。著作権の切れた作家の作品が、テキスト形式や、HTML形式などで無料で大量に配布されていてとても便利なので、興味がおありでしたら活用なさってはいかがでしょうか(^^) 紙の本のほうが読みやすいとは思うものの、思いついた時に気軽に文学作品に触れられるのは、やっぱりいいですよね~。

 →→ 青空文庫