このあいだ録画しておいた映画『ラブ・アクチュアリー』を見ながら、ジャムを煮ました。なんて有意義な午後でしょうか。
ジャムの材料は、柚子とリンゴです。どちらもごっそりと実家からもらったものです。リンゴは毎日食べていますがまだ残っているし、柚子は一度に沢山使うにはどうしたらよいのか妙案が思い付かなかったので、単純なジャムにすることにしました。私はマーマレード系が好きなんですよ(しかし、前回ハッサクだか甘夏だかでやったときは大失敗。苦さの限界に挑戦という感じでしたが; 懲りてません)。あらかじめ少量で試しに作ってみたところ、何の問題もなくおいしかったので、今日は大量に作りました。
鍋をかきまぜながら見ていた(日本語吹替えだったので、厳密には聴いていたと言うべきか)ので、前半で見逃していた登場人物なんかも最後に出てきて、「誰だっけ? これ?」ということになりましたが、映画そのものはかなり面白かったです。私は恋愛映画はほとんどみませんけれども、この映画は英国を舞台にして、いろいろな愛(恋人の愛とか、家族の愛とか、友人どうしの愛とか)を扱っていて、なかなかよくできていました。
私はとくに、推理小説家のエピソードが気に入りました。英国人の小説家と、彼の別荘(?このへんはよく見てませんでしたが、どうやらフランスにあるらしい?←これも怪しいけど)の滞在中の家事をしてくれる家政婦さんとの出会いが、かなり印象的です。家政婦さんはポルトガル人で(多分…鍋に注意がいってたので……)英語が話せず、小説家のほうもポルトガル語を話せません。しかし、ある時、彼らは通じないお互いの言語で語り合い、相手が何を言っているのか知らないまま、実は同じことを話していたーー。というところで、私はもうだめでした。涙が止まりません。あっ、こんなところでネタばれしていいんだろうか。未見のかた、ごめんなさい。
あと、年をとったミュージシャンのおじさんのエピソードも良かったんですよ。すごく。マネージャーがいい顔をしてるんですよね。それに、リーアム・ニーソンと義理の息子の話も(ベタだけど、これにもかなり泣かされました。あー、思う壺)。ローワン・アトキンソン(Mr.ビーンのおじさん)もなにげに良い役でした。
面白いという評判は聞いていましたが、ここまでとは予想していませんでした。そう言えば、ヒュー・グラントも出てます。情けなさっぷりが健在で微笑ましい。機関車のような彼女も可愛いな。ロブスター姿の女の子にも萌え。ううむ。なかなか良いものを見ました。満足ですよ。今度はもっとちゃんと観るか。
そうこうするうちに、ジャムも煮えたので、瓶に詰めます。なんでだか知りませんが、詰めたら引っくり返しておくのが良いらしいです。呪術とは関係ないと思います。