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もやもや日記

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記憶の宝石箱

2011年07月29日 | 旅の記録






昨日は、ユキさんと梅田でお茶をしてきたのですが、ある話題で大盛り上がりになりました。
それは、私たちが子供時代に売られていた【宝石箱】というアイスのことです。黒いパッケージに煌めくグリーンの宝石という大胆なデザインで、私は子供心にもその箱の美しさに夢中になったものです。【宝石箱】の中身も非常に洒落ていて、バニラアイスの中に色付きの氷が宝石のように散りばめられているという、恐ろしくロマンチックな食べ物でした。うーむ、懐かしい!!

調べてみると、この【宝石箱】は雪印の製品だったようで、現在は生産していないらしい。もったいない! 売ってたら買うのに!! 復活してくれ~~!


もうひとつアイスで「おお! こりゃまた懐かしい!!」と盛り上がったのは、メロンを象った容器に入ったメロンシャーベットです。蓋にはヘタが付いていて、そこを持って開けるんですね。私はそのアイスも好きでしたわ! リンゴや梨、イチゴなど、果物の形をした容器というものに、私は今でもとても魅かれますけれども、その原点はここにあるのかもしれません。このメロンシャーベットは今でも売られているんでしょうかね? 売ってたらやっぱりこれも買うわ~。うちの近所では見たことがないけれど、情報をお持ちの方、ご連絡くださいませ!

懐かしい食べ物の話題って、盛り上がりますよね(^_^)





というわけで、昨日もユキさんとは楽しくとても過ごさせてもらいました。いつもありがとうございます!

ユキさんとはお昼ご飯からご一緒したのですが、ジュンク堂(堂島アバンザ)の近くにある夜はきっと高級なバーになるっぽい雰囲気のあるお店でランチをいただきました。パンも手打ちパスタもすっごく美味しかった! また行きたい!

それから、まだバーゲンの最終段階にある洋服屋さんなども見て回りましたが、私の知らないお店をいくつか教えてもらいました。いずれもとても可愛らしい服屋さんだったので、今度また行ってみようっと! 私は大阪駅ビルに新しく出来た「ルクエ」の中で服とか買っちまったぜ! お買い得でした(^_^)♪

また、大阪駅ガード下にある【山本珈琲】という喫茶店にも連れて行ってもらいましたが、ここが非常に居心地がいい! 喫茶店が少ないために、しょっちゅう困っている私は、今度からここへ来ることにしようかと思います。店内の装飾も良く、メニューもお手頃感で、これは良いところを教えてもらいました(^o^)!

私もようやく大阪マスターになれそうかも~~☆
(今頃…何年住んでるのかと…^^;)



それから、ジュンク堂(茶屋町の方)でブラブラして、岩波からまたまた欲しい本がいくつか出ているのを確認しましたが、積んである本の量が増えに増えているので、ひとまず見送り……いつまで見送れるかは分かりませんが、とりあえず積み本を解消することを心に誓いました。読まなきゃ……!
ユキさんからオススメ本を教えてほしいと言われたので、いくつかご紹介しましたが、なにもロートの『果てしなき逃走』を勧めることはなかったかなと反省。いえ、これは私の大好きな小説なんですが、なんて言うか暗いですからね。あーでも面白いんですよ、ほんとに! ポジティブ本のネタはとっくに尽きてしまったので、これからお勧めする本は、もれなく暗いものになるかと思われます(^_^;)あれ既に十分暗かったですって? ハハハハハ…!



夜は、kajiさんとも合流して、kajiさんから台湾マンゴーのお裾分けをいただきました。完熟していてすごく美味しそうであります! これからいただきます! わ~い、わ~い☆

夜、3人が合流した【イナズマコーヒー】(弁天町)の美味しいコーヒーは、昨日も美味しかったです(^_^) コーヒーが入った丸いガラスの容器から、席でカップになみなみとコーヒーを注いでもらったのが楽しかったですね! クロックムッシュも美味しかったわ~。次はBLTにします!




一年を通してこの時期が、私にとってはやる気元気ともにもっとも低下する頃なのですが、人と会って楽しく過ごせば、健やかに乗り切れそうですね(^_^)
暑さにめげずに、あちこち出かけるぞ~~!



ユキさん、kajiさん、昨日もどうもありがとうございました☆☆







靴底

2011年07月27日 | もやもや日記





今日も軽く日記を……。


東京へ行った時に、靴の踵の底がはがれてしまったのを、自力で直してみました。接着剤も乾いたようなので、明日さっそく履いてみようかと思うのですが、外出途中で再度はがてしまわないことを祈る!!!


今日はこれだけ(^_^;) なにもない一日だったなー。






最近のこと

2011年07月26日 | もやもや日記





日曜日は久しぶりにkajiさんと江坂でお茶をしてきました。HIROという珈琲店が我々のお気に入りで、数年ぶりに行ったけれど、相変わらず美味しかった。

月曜日は久しぶりにちょっとだけ仕事をし、それを片付けてから、kajiさんから貸してもらった今市子さんの『百鬼夜行抄』の文庫版を読みました。前から読んでみたかったのでウレシイ!

これはとても幻想的で美しくユーモアもある優れた連作短編漫画ですが、しかし、どことなく怖い描写もあったりするので、怖くてなかなか読み進められず…。私は怪奇ものは好きですが、映像的に表現されるのは苦手です。怪奇ものの漫画や映画などは、怖くて見れないことが多いのです。顔の部分が見えないように描かれていたりすると、非常に怖い。怖くてどうかなりそう。(´;ω;`)


それで、K氏が帰ってくるのを待って、それから再度読み始めたわけですが、恐ろしさにブルブルしていたらやはりあまり進まない。こ、怖いよ~。鉈のようなものを持って追いかけてくる影みたいなのとか、もう怖すぎる! それでもびくびくしながら読んでいって、第2巻に到達したのは深夜のことでした。ふと見ると、K氏はすでに寝ていました。

えっ、なんでもう寝てるの!?(←月曜の深夜25時です…;)
ちょっと!! 独りだと怖い!!!
どうしよう、部屋の電気とか消せないっ!!

カタッ。(物音)

ビクッ!!(驚く私)

な、なんだ。階下の住人がまだ起きてなにかやっているだな…カーテンが風に揺れて、その隙間から暗闇がのぞいているのが無闇に恐ろしいけれども、大丈夫。多分いつもと変わりない夜のはずさ………

コトッ。(物音)

ビクッ!!(またまた驚く私)

い、今のは何だ!? なんかすごく近くで音がしたような気がするぞ! (鉈を持った影…)のことを考えたくないのに考えてしまう。な、鉈。鉈……
はあはあ…なんだか寝られなくなってきた。ね、眠れない……





とか言いながら、気がついたら朝でした。結局部屋の電気はピカピカに点けたままで寝ました。だって怖かったんだもの。あー、怖かった。でもまだ借りて来たのの半分も読んでないや…。昼間なら読めるかな? でも、昼でも怖いなー。どうしよう、どうしよう………

と、悩んでいるところです。
幸せな悩みですね(^_^;)ハハハハハ!






『輪るピングドラム』が始まっております

2011年07月24日 | 映像(アニメーション)







傑作アニメ『少女革命ウテナ』の幾原邦彦監督の新作が、ちょっと前から始まっております。うぐぐぐぐぐ………!! み、観たい、観たくて死にそう!!!


というわけで、一番進んでいる地域ではすでに第3話まで放送されたらしいですが、私はまず第1話だけ観てみました。言うまでもありませんが、


面白いヨ!!!!



はあはあ!!
もう、面白くって、次回が気になって仕方がありませんが、しばらくは我慢しようかと思います。どうせなら一気に観たいわ。しかし、予定では全部で24話くらいになるらしいこのアニメシリーズ。24話っていうと、24週。……半年!? 待てる?? 待てるわけないよねっ!??

…ぐっ……!
誰かっ、たすけ……て……

こんな感じでのたうちまわっております。あー、ツライ。でも24話もあるのか。むふふ。それは嬉しいな!


まあ重度の『ウテナ』信者で、幾原信者でもある私は、ほとんど盲目的にこの新作を称賛してしまうので、評価は公平ではないかもしれませんね。いや、でも、なんかすっごく面白い顔の愉快な動作をするペンギンがわらわらと出て来るし、キャラクターは美しいし、そこかしこに『ウテナ』を彷彿とさせる演出が見られたりとかして、これはワクワクせずにはいられないのです! 相変わらずストーリーはぶっ飛んでそうな雰囲気ですが、そこがまた楽しみ!!! うわ~~~!!


ちなみに、『ウテナ』には何の興味も関心もなく、幾原作品を観たことがないK氏も一緒に観ていましたが、わりと好感触だったようです。ペンギンのキャラが良かったせいかしら……? てか、君もそろそろ『ウテナ』も観なよ。あれほどの傑作を観てないとか、もぐりもいいとこだぜ??




よし!
あー、これから楽しくなりそうだ!
あまり期待しすぎずに(←難しいけれど;)、続きを楽しみに待ちたいと思います(^o^)/






『カイジ 人生逆転ゲーム』

2011年07月22日 | 映像


2009年 日本

原作:福本伸行
監督:佐藤東弥
脚本:大森美香
出演者:藤原竜也/天海祐希/香川照之/山本太郎/佐藤慶


《あらすじ》
毎日を自堕落に過ごす伊藤開司(カイジ)は、金融業者の遠藤凛子から、かつて自分が保証人になっていた法外な額の借金の返済を迫られる。突然の無理な話にうろたえるカイジは、遠藤から勧められるままに、一括返済のチャンスをもたらしてくれるという客船【エスポワール号】に乗り込むのであった。そこで命を賭けたギャンブルが繰り広げられる…






大人気の『カイジ』です。私は原作を読んだことがまだないのですが、映画を先に観てみました。予備知識無しでの率直な感想を言えば、この映画はけっこう面白かったです。2時間ぴったりくらいの長さですが、かなり集中して見入ってしまいました。


藤原竜也さん演じる主人公のカイジは、最初はだらしない意気地なしなんですが、ここぞ! という場面では、ものすごくカッコ良く見えたりするのは流石でしたかね。藤原さんは、これは私の個人的な意見ですが、美形というよりも少し愛嬌のある可愛いお顔立ちをしてらっしゃると思っていたのですが、映画の山場ではすんごい精悍なハンサムに豹変するんですねー。私にとってのこの映画の一番の見どころでした。


さて、映画全体としてはどうだったかと申しますと、先にも書きましたが、なかなか良く出来ています。最後まで飽きさせずにどんどん話が進みますし、見せ場もいくつか配置され、ハラハラドキドキと盛り上がりますからね。まず【エスポワール号(希望の船)】とか【地下王国での強制労働】とか【高層ビルの間を繋ぐ鉄骨渡り】とか、暗黒方面のロマンに満ちた設定に私は燃え上がるものを感じてしまいました。すごいわ~。そういうの好きだわ~。

しかし、一緒に観ていたK氏に言わせると、ところどころに原作の漫画とはかなり違った設定もあったようです。私はそこを知らないから楽しめた、という見方もできそうですね。原作を好きだったりすると、受け入れられないことってありますものねー(ジブリ映画の『ゲド戦記』のことを言っているわけでは必ずしもないですが!)。

名言や印象的なセリフの多いことで知られる原作『カイジ』シリーズですが、その有名なセリフは、この映画の中でもいくつか登場したようです。

利根川さんの「金は命よりも重い!」

とかね。真理ですねー。今、この世の中では(^_^)
カイジと同様にダメダメな私のような人間の心には、ズシッと響きますわー。命を掛け金にしてギャンブルを続ける。それが出来なければクズのまま、そこで勝てなければクズのままなのです。

うん、そう…なのかな? 私などはすでに回帰不能なほどにそこから外れてしまっているみたいなのでやっぱりちょっと疑ってしまうのですけれども、少なくとも、金を得てのし上がりたいと願う人にとってはひとつの真理と言えるのかもしれません。金、金、金。金を得られる者のみが勝者。金など単なる現象だ、幻だ、と思い込んでみても、「金の力」に完全に抗うことは、やはりこんな落ちぶれ切った私にも出来ないことです。それほどに「金の力」は強烈なのです。

カイジもまた「金の力」のためにあれよあれよと追いつめられ、しかしそのたびにどうにか逆境をはね除けます。そこが痛快で面白いところです。カイジがどんな風に勝ち残るのか!? ハラハラドキドキしますよね!

で、カイジ君は命がけで得た金で何をするかというと、ビールを飲むんですね。そしてその美味さに我を忘れてしまうのです。

これがダメなんだというように物語の中では描かれていますけれども、私はそれでいいんじゃないかと思ったりもします(だからダメなのかもしれませんが;)。命を賭けざるを得ないほどに追いつめられてはじめて驚異の機転を働かせ、ピンチを乗り切り勝者となったカイジは、ビールを飲むという確実に彼の欲望を満たしてくれる、ささやかなもののためにその金を使うのです。美しいではないですか! たとえその行動が、また新たなるピンチを招くとしても…




映画には見どころも聞きどころもたくさんありましたが、意外とサラッと流されているような印象だったので、もうちょっとド派手な演出があったら面白かったかもしれません。全体的にスリリングで楽しいけれども、終わったあとにさほど印象が残らない。少々上滑りで、アッサリしすぎな感は否めませんでした。まあ、私は天海祐希さんが美しかったから、それだけで十分なんですけどね!



面白かったです(^_^)
それから映画の方は、この秋に第二弾が公開されるらしいですよ?

その前に、原作を読んでみるぜ!!



RUNNING MICROBUG

2011年07月20日 | 手作り日記

ベルギー製のキットらしい。






連休中に、K氏がなにやら工作していたので私は脇で眺めていました。日本橋(にっぽんばし。大阪の秋葉的なところ)で買ってきたとか言っていた気がします。【RUNNING MICROBUG】という名の通り、走行する機械の虫が出来上がるんだそう。き、きもい…!

虫と聞いてゾッとした私ですが、見ていると、虫というよりもむしろエビっぽい。なかなか可愛いぞ!

K氏がはんだごてで作業するのを見学するのは楽しかったです。K氏は意外と器用なんですね。こういうのに関しては。

出来上がりはこちら。



ほら、エビっぽいですよね?

裏はこんな感じ。



おー、おー、はんだづけによる銀色の小山が綺麗に出来上がっています。
楽しそうだったなあ! 今度私もやらせてもらおう。


さて、このエビさん(←私は虫が苦手なので、エビということにしておく!)ですが、前方にはセンサーが付いておりまして、光を感知するとモーターが回転し、明るい方へと虫のようにエビのように這いずり回るんですね。



光が当たると、目が光る(^_^)

光るんです!



ピカーッ!
おお、カッケー!

目が光っている間、その下にあるモーターはギュンギュン回転しています。少々やかましい。スイッチでオン/オフ切替可。



というわけで、連休の最後の日は、このエビさんを明るい方向へ走らせては大喜びして過ごしました。床の上をガガガガッガガガガッと騒音を立てながら這い回る様子は、なかなか見応えがありましたが、落下物の音が響いてしまううちの下の階の人にはちょびっと迷惑だったかもしれません。昼間だったから許して……

センサーも、日の光に対する感度は良好で(夜の蛍光灯にはあまり反応せず。太陽スゲー!)、エビさんは元気よく走り回りましたよ!




造りや説明の大雑把さに何となく海外製品らしさを感じましたけれども、なかなか楽しい工作キットでありました(^o^)









すごい湿度

2011年07月18日 | もやもや日記




湿っぽい(ヽ´ω`)なんだこの湿度は。なにをしていても湿っぽくてたまらん。洗濯物を干しても微妙に湿っぽいままだし、どうにかならないものでしょうか。はあ。


湿度が高くてくさくさしてますが、むくんでいたのは治りました! うーん、なんだったんだろうなあ。ちょっと疲れていたのかしら、やっぱり。これでそろそろ靴が履けるようになったはずです。助かったわ。いつまでもどこへでもサンダル履きってわけにはいかないですものね。



さて、暑くて湿っぽいためにあらゆるやる気を喪失しているわりに食欲だけは旺盛なままの今夏の私は、この連休の間に立て続けにいただきものをしまして、立派な桃やスイカ、トマト、ジャガイモなどに囲まれて、喜びの日々を過ごしております。果物が好きな私は普段はバナナなどを買って細々と暮らしているのですが、一気に高級フルーツが増え、小さな冷蔵庫には入りきらないのでクーラーボックスに入れてみたりと工夫しながら、一生懸命に食べています。あー、果物って美味しいなあ!


しかし、やっぱり湿っぽくて頭は働きません。

昨日も昼にブログ記事を書いて保存し、公開したつもりだったのに、下書き設定のままになっていて、夜中になってからそのことに気付いたりしました。。。
それから、割と暇だったから、あれもこれもやろうと思っていたのに、気がついたらなんとなく夜になってしまっていました。うっ。


そして今日はずっと雨。少しは涼しくなるかと期待しましたが、台風の影響による雨なら、それも望み薄ですね……。カラッとしたとこに行きたいなあ……。


まあでもせっかく暑いんだし、とりあえず、スイカでも食べるか!









【東京】7月10日(日)

2011年07月17日 | 旅の記録





【東京日記】(最終)の内容
*日本橋界隈をブラブラ
*東京都現代美術館でフレデリック・バック展
*神保町をふらふら


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3日目の晩ホテルへ宿泊するのに、神田明神の前を通りかかった。
夜。

そして翌朝。


ホテルでの宿泊は、私の期待していたほどのものではなかったけれど、この夜、東京へ来て初めて独りっきりになったのだという事実に驚愕しました。それまではほとんど絶え間なく人と会っていましたから。

独りになったので、疲れていたから早く寝たかったけれども、買ってあった漫画などを読んで、風呂にも2度入り、ぐだぐだゆっくりと過ごしたのです。

翌朝も早く起き出して、早速行動開始です。



まずは、東京駅へ出て、ロッカーに荷物を預けておきます。今度は迷わずに銀の鈴およびその近くのコインロッカーを見つけることができました。このあたりはとても綺麗に改装されていて、東京駅が首都の玄関口としてますます立派に生まれ変わろうとしている様が見て取れました。お土産物やお弁当売り場なんかが充実して、便利になりましたよね。



さて、東京駅を八重洲口から地上に出て、とことこ歩いて日本橋へ向かいます。日本橋あたりは私が東京に居た頃から再開発が徐々に始まっていましたが、聞く所によると最近はそれがずいぶん進んだんだそうです。それは見に行かないと!

*八重洲口からの東京駅。


*前の位置から脇にずれた大丸。

大丸デパートビルが脇にどいたおかげで、皇居までの風通しが一気に良くなったことは、一目瞭然でした。


*日本橋








懐かしい。
一時期、職場がこのあたりにありました。


*刃物の木屋 跡地。


な、なくなっている…!
と思いきや、向かいの新しい商業ビルに移転したそうです。

それが、この「コレド宝町」


「タロー書房」も一緒に入ってますね。
「コレド宝町」のビルの裏手も、新しい建物が建つらしく建設中でありました。このあたりは本当に建設ラッシュですね。



タロー書房で本を買うと貰える、あのカッコイイ栞は今でも貰えるんだろうか。たしかめたかったけれども、まだ開店前(早起きし過ぎ)。


さて、ここから「三越前」まで戻って、半蔵門線で「清澄白河」を目指します。10時半に駅で待ち合わせているのです。


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半蔵門線で「三越前」から「清澄白河」までは3駅ほどで、私は朝から散々ブラブラしたにもかかわらず、まだ待ち合せ時刻には間がありました。そこで、「清澄白河」で降りてから、さらに少しだけ街歩きをしてみました。

*ひがしふかがわばし


「ひがしふかがわばし」という小さな橋のたもとには、藤棚とベンチが設置してあったので、私はここでしばらくぼんやりと橋の上の鳩のナンパが成功するかどうかを眺めていました。

橋の向こうには、巨大な塔が見えたのですが、あれはもしや今話題の「スカイツリー」でしょうか!?



写真ではうまく分かりませんけれども、肉眼で見ると、遠近感が狂ったみたいに、ものすごく巨大に見えました。これは壮観だ。

鳩のナンパが成功しなかったのを確認して、そろそろ待ち合せ場所に行く。



駅に戻ると、まだ時間には早かったのに、ペーチャさんは既においででした。東京都現代美術館へはペーチャさんとご一緒します(^_^)

現代美術館へ行く目的は、現在開催中の「フレデリック・バック展」です。フレデリック・バックは『木を植えた男』という有名なアニメーション作品を作った人です。私はまだその作品を観たことはないのですが、前日行った三鷹の「星と森と絵本の家」で、絵本版の『木を植えた男』で予習はしてありました。ふふふ。



「フレデリック・バック展」では、彼の絵やイラスト、アニメーション作品がたくさん展示してありました。雑誌や冊子、テレビなど、色々な仕事をした彼は、その仕事ごとに作品のスタイルも随分と変わって、同じ人の手によるものだということは、言われないと分からない感じでした。

私が特に気に入ったのは、海の絵のシリーズです。少し暗い色調の海を描いた絵の具の作品がいくつかあり、その中でも、波打ち際の絵がいつまでも心に残りそうです。

波打ち際を、波が寄せて返しています。遠くには岩場があって、波はいくぶん高い。砂浜を打ちつけては引いていった波の、砂の上に引ききらずまだ薄く水を残している表面に空の青が映っている。その映った空の青いのが、忘れがたいです。美しい絵だなあ。

それから、先住民の暮らしを描いたシリーズも好きです。それから、ポスターも好きです。基本的には、塗り方や線の引き方の巧みさに私は注目していたのですが、あとでペーチャさんから聞いたら、私は人物が描かれている絵に関心があるように見えたそうです。そう言われるとそういう気がしてきましたが、自分ではそういうつもりはなかったのに、人からはそういう風に見えるっていうのは面白いですよね!

イラストやスケッチが面白かったのはもちろんですが、アニメーション作品のコーナーもとても興味深かったことは言うまでもありません。数多い作品のそれぞれで、さまざまなテクニックが駆使されているらしく、とても勉強になりました。

とにかく、作品を観てみないとな。



フレデリック・バックは、年を取るにつれて、自然動物保護や平和主義に激しく傾いて行ったように感じられましたが、それはやはり「世界を写し取る作業」をしつづけた結果によるものなのでしょうか。世界の美しいものとそうでないものを描きつづけていけば、美しいものだけを残したいという気持ちになるということですかね。少なくとも、残すべき美しいものは確かに存在する、というような意識は、作品から私の方まで伝わってきたような気がします。


*お土産に買ったポストカード。鳥が飛んでいる。







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「フレデリック・バック展」のボリュームが予想以上に大きかったので、全部観るのに時間がかかってしまいました。午前中に入館したのに、出たのは午後。

お昼ご飯を食べに、今度は神保町へ移動しました。実は私は前から神保町のロシア料理店に行ってみたかったのです。ペーチャさんなら付き合ってくれると思った! 提案してみたら、ペーチャさんは優しいので快諾してくださいました(^_^;)へへへ、ちょっとゴリ押し。


で、神保町のすずらん通りにある【ろしあ亭】というロシアレストランに入りました。この日は日曜日でしたが、ランチもやっていましたよ! そこでもちろんランチを注文してみたわけです。

ランチにも数種類ありまして、ボルシチはどのランチにも入っていたように思いますが、定番のビーフストロガノフやつぼ焼きなどのなかから、私は牛タンシチューのセットを選びました。

赤いポテトサラダに、ボルシチ、パン2種、牛タンのシチュー、デザートというコースです。ボルシチとシチューというと汁物ばかりというようにも思えますが、牛タンのシチューのボリュームがすごくて、私はかなりお腹いっぱいになりました。そして、すごく美味しかった!!

デザートは、桃のような味の黄色いゲル状のもので、とろとろ甘くて美味しかったです(ゲルとか言うとアレかもしれませんが;)。また行きたいなあ!



ご飯も食べたし、ここは神保町なので、とりあえず本屋へ行っておきました。集英社文庫でラテンアメリカ文学シリーズが復活するとか、岩波の新刊とか、そのあたりをチェックしたかったのです。こういうのは大阪でも出来ますけれども、お友達のおすすめを聞いたりしながらあれこれ見る方が楽しいですよね。というわけで、楽しかった。読みたい本がまた増えた。

それから、お茶をしながらペーチャさんとさまざまなことについて語り合い、気がつけば夕方。私は夜7時半くらいの新幹線で帰る予定でしたが、その時刻が迫っていました。ついでに、と言って送って下さったペーチャさんとは、東京駅でお別れして、私は東京にも別れを告げました。

ペーチャさん、暑い中、どうもありがとうございました~! またよろしくお願いします!!





帰りの新幹線のなかで、私はコーヒーの引換券を持っていたので、静岡に入ったあたりで車内販売のお姉さんにコーヒーをお願いしようかしら…と思いつつ、小田原を最後に記憶が途切れ、気付いたのは京都。ちょうど「車内販売終了のお知らせ」がアナウンスされているところで目が覚めたのでした。む、無念……しかし、よく寝たな。

新大阪へ着いたら、日が変わってしまいそうな時刻でしたが、ごろごろと荷物を引き摺って無事に帰宅できました。今回もいろいろとお土産をもらってしまいましたね~。いろんな人に会ってもらったし、楽しい時間を過ごさせてもらいました。東京の様子も久しぶりに楽しめたし、充実していたな。


ただいま、大阪!
東京へはまたそのうち行きますよ!!











【東京】7月9日(土)

2011年07月15日 | 旅の記録

JR三鷹駅。





【東京日記】(その3)の内容
*友人に三鷹の国立天文台へ連れて行ってもらう
*吉祥寺をブラブラ


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土曜日。東京3日目。

ようやく週末になり、私は2日間お世話になったY女史のお宅をあとにして、もう1泊は御茶ノ水にホテルを取ってありました。この日は昼前から大学時代からの友人onagaさんと待ち合わせているので、その前に御茶ノ水へ移動してホテルへ荷物を預けてきました。

待ち合せは三鷹。御茶ノ水からは中央線ですぐです。朝から汗だくになって荷物を引っ張って歩いたので、少々疲れましたが、天気がよくてなにより!

三鷹駅に11時、無事にonagaさんと合流。駅前のカフェで軽く食事をしたあとで、バスに乗って三鷹の国立天文台へ向かいました。私は三鷹の街に下りるのは、たぶん初めてのことでしたが、落ち着いた感じのいい街ですね。

バスでしばらく乗っていくと、国立天文台前に着き、入り口の受付で入場の記名をします。すると、パンフレットと簡易のワッペンを手渡され、ワッペンは見学者であることが分かるように、目立つところに貼るんだそうです。私は上着の腹のあたりに貼っておきました。これで、よし。

国立天文台の見学者コースには、人影もほとんどなく、静かで、暑かったけれども心地よかったです。大きな木がたくさん植わっていて、空も青くて、天文台で、ロマンチックですよね。onagaさんの提案は、いつも非常に文化的なので感心してしまいます。




以下、国立天文台の写真をダイジェストでどうぞ!

*第一赤道儀室




*屈折望遠鏡と丸い天井部


天井に開いた隙間の部分は、開閉式で、土曜日に開くんだそうです。この日は土曜日、運が良かった。係の若い男性が、丁寧に赤道儀室の仕組みや歴史、その目的などを説明してくれました。なるほどなあ。黒点を観測するんだそうですよ。実際にこの時の太陽の様子を見せてもらいました。黒点、ありましたよ。米粒みたいな黒点でしたが、大きさは地球と同じくらいはあるんだそうです。宇宙って壮大だなあ!!

*壁面の歯車


部屋のあちらこちらに歯車が設置してあり、赤道儀室のあらゆる設備は手動で動かすらしいです。びっくり! でもこの赤道儀室はとても古い建物なので、なるほど納得。


*アインシュタイン塔までの小道


鬱蒼としておりました。でも静か。虫がたくさんいました。

*アインシュタイン塔(太陽塔望遠鏡)


ここもまた鬱蒼としております。内部には入れません。かなりおどろおどろしい印象。立ち入り禁止の仕切りの手前には、なぜか造花の赤いチューリップの残骸が散らばっていました。……ワクワク! 絶対なんか(事件が)ある!!


*大赤道儀室(天文台歴史館)の天井


ここでも係の若い男性がいろいろと説明してくれます。
この大赤道儀室も歴史は古く、設置された望遠鏡もまた、さきほどの第一と同じくらいに古いんだそうです。そして、こちらの方が建物も望遠鏡も大きい。それなのに、やっぱり天井(木製である)や望遠鏡の位置を動かすのは、人力! よく見ると、ここにもあちこちに歯車が付いていました。

現在は展示のみとなっていますが、かつては実際に望遠鏡を覗き込んだりもできたそうで、その映像資料を見せてもらいましたが、どでかい望遠鏡を人がえっさほいさと押して動かしている様子には、たいへんなロマンを感じてしまいました。美しいですね~。

*歴史館(1階)






大赤道儀室の下の階へ下りてみると、恐らくここも学習的な施設なのでしょうが、節電中なのかお休みなのか、どの機械も動いていませんでした。
でも、このフロアのつくりはアジトみたいでかっこよかったです。


*旧図書庫






ここも入れません。が、ものすごく趣のある建物です。玄関脇にある階段がちょっと珍しいほどの簡素さでした。玄関から向かって左手の壁面には、ところどころ金属の棒が突き出していることにonagaさんが気付いたのですが、あれはいったい何だったのでしょうか。ここの施設はなにかと謎に満ちていますね。

*テニスコートから見える大赤道儀室


*ゴーチェ子午環




手前の「子午儀資料館」といい、この「ゴーチェ子午環」といい、さらにこの奥の「天文機器資料館」といい、内部にはさまざまな子午儀や機器を展示してあるのですが、ほとんど物置状態で、よく分からず…おまけに入り口がガラス張りで中にも入れないので、ますますよく分からなかったです。まあ、とにかく色々な装置があるみたいでしたよ。

途中では、ほとんど誰とも会わない。
ほんとうに人が居ない。
穴場ですね。



さて、天文台の見学コースはだいたい見ましたが、ここへ来た目的はまだ別にもあって、敷地内にある「三鷹市 星と森と絵本の家」に行ってみることでした。そこには絵本がたくさん置いてあって、読み放題らしいのです。

独立した、まだ新しい建物の内部は日本家屋を再現してあるようで、畳でも板張りでも、懐かしい感じがして面白かったです。そして、適度に涼しいものですから、私は気持ち良くなって、うとうとしながらいくつかの絵本を読んできました。面白かった。

庭の部分ではなにやら工作などのイベントもやっているようで、子供が元気に遊んでいます。ブランコに乗ったままひっくり返った女の子が大騒ぎをして、ああ、あんなことってあったよなあ。





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夕方に「星と森と絵本の家」および天文台から出て、またバスに乗り、三鷹方面へ帰ります。それから今度は吉祥寺に移動して、手芸のお店やレトログッズのお店など、街をぶらぶらと歩きました。ここは人がいっぱい。さすが吉祥寺!

*いただきもの


途中の雑貨屋さんでonagaさんに買ってもらった黒猫のマドラー(たぶん。あの、飲み物を混ぜる棒)。首がめちゃくちゃ長くて可愛い☆ 顔つきも最高です♪ どうもありがとう~~!!


*また古本を買う


とある素敵な古本屋さんで、ホレーニアの『白羊宮の火星』が売られていたので、思わず買ってしまいました。意外と安かった。ぐふふ…。ナチスから発禁処分にされたというので興味があったのですが、ちょっと読んでみましたら、私の好きな幻想小説でした。冒頭から降霊会で生き霊を呼び出したとか書いてました。
この古本屋さんには他にもピエール・ルイスのアレも割と安価で置いてあったのですが、この時は断念!(少し疲れていた…今は後悔している) そのうちに取り寄せるかもしれません。ははは!



街をぶらついていたら、またお腹が空いてきたので、夕飯はそのまま吉祥寺で食べることにしました。onagaさんが行ったことのあるという「ダルジャン」というイタリアンのお店に案内してもらいましたが、かなり落ち着いた、レトロな雰囲気のお店で、私も気に入りました! こういうとこ、好きですね!

ゴルゴンゾーラのニョッキと、生ハムのピザをひとつずつ頼んで、美味しくいただきました♪ 美味しかった~~。チーズって美味しいなあ! しかし、かなり満腹になりました。私は東京へ来て以来、ひたすらに食べつづけていたので、さすがにそろそろ肥えてきたという感触がありましたね。3日でも太りますね。会う人会う人から「痩せたね!」と言われつづけていたので、やっとちょうどいいくらいになってきましたかね。




onagaさんとは夜まで楽しく過ごしました。いつもありがとう! 元気そうで良かったなあ(^_^)

onagaさんと私とは趣味はいくらか合うものの、意見や思想はまるで違うと思うのですが、それでも、いやそれ故に、私はこの人に愛情を抱かずにはおれません。この人は正真正銘の知性と教養を備え、気さくで優しい人柄、理想に向かう厳しく実際的な態度、その一方でとても傷つきやすかったりもするんですね。きっと優しすぎるんだろうと思う。それだけが心配。
人間的に魅力的というだけでなくて彼女を愛する理由は、この人が私の駄目さ加減を、私の暗闇をよく知っていてくれるところにもあるかもしれません。それで私は安心するのです。心の一部を預ってくれているのではないかと思う、それで滅多に会わなくても、言葉を交わすことさえ稀でも、ふとした瞬間にこの人のことが思い浮かぶんじゃないかな。onagaさんは、私のそういう友人のひとりです。

楽しかった! どうもありがとう!!






最終日は東京都現代美術館へ行ってきました!(つづく)








ちょっと小休止

2011年07月14日 | もやもや日記





東京日記の後半を仕上げたかったのですが、疲れたのでちょっとひとやすみです。ひとやすみとして、以下、どうでもいい話をひとつ。



今日はなんだか左足の指の1本が少し痺れるような感じがして、歩いてみてもおかしな感覚がするので、見下ろしてみると、私の足はまるで別人のようになっていました。普段はとても薄っぺらく低いペラペラした甲をしているのですが、それが妙に厚く高くなっていました。おまけに足首がなくなっていて(←これはまあ私は足の細い方ではないものですから、いつもこんな感じではありますけれども)、膝から下が腫れたみたいに膨らんでいるのでした。幼い子の足に似てますね。こいつはすごい。

しかも、よく見ると左足だけじゃなくて右足も同じようでした。もしかすると、これが「むくみ」というやつだろうか。。。


ともかく、足が膨れているので、靴が履けません。入らない。ああ、でも前にもこんなことがあったような気がするな。あの時も靴がキツくて大変だったわ。どの時だったか正確には思い出せないけれど。



そんなわけで、やれやれ言いながら、ストレッチをしたりマッサージをしたりして、回復をはかっています。そのうちにおさまることでしょう。夏を健やかに乗り切るのは、今年もやっぱり大変だなあ。でも、がんばるぞ! そうだ、がんばるんだぞ!