実家へ帰ってきてから、何度かJRを利用することがありましたが、いやー、変わらないですね。20年前には私は毎日JR線で高校へ通っていたのですが、そのころとほとんど変わりありません。車窓を流れていく風景も、人の様子も、列車の乗り方も。
さて、北陸本線では冬の間、車両のドアが手動になります。12月にこっちへ帰ってきたばかりの時は、私としたことがうっかりそれを失念してドアが自動で開くまでぼやっと立ち尽くしてしまいました。
ドアが手動になっているのは、冬の北陸が寒いからでして、停車時間のわずかの間でもドアが開きっぱなしだと、車内に冷たい風と雪が舞い込んだりするからです。
列車に乗り込むときには重たいドアを手で開け、乗って後に誰も続かなければまた自分で閉める。これが作法。降りるときも同じ。時々私のように自動だと思い込んでドア前で立ち尽くしている乗客もいますが、大抵は途中で気がつく。でも、よそから来た人だと分からないかもしれないですね。
画像は、ドアに張られた注意書き。
ちょうど目線のあたりに張られています。「あれ、開かない」という風な乗客が「はっ」となるのを見ると、ああ冬だなあと思ったりするのでした(今回は自分がまさにそんな乗客であったが;)。
車内の座席がものすごく温められているのも、変わらないなあ。最初はいいんだけど、ときどき尻が熱くなりすぎることもあるんだよなあ。
少しも変わらない北陸本線にはほっとしたような気もしていますが、しかしJR富山駅はただいま大改装中で、そのうちに北陸新幹線が通ることになっています。完成予想図では、わりと立派な駅に生まれ変わるようでした。今はちょっと廃墟みたいになってるもんな・・・。
開通するころにまた帰省できるといいんだけれど。