半透明記録

もやもや日記

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しばらく留守にします

2009年09月30日 | もやもや日記

マリーゴールドに埋没する
近所の黒猫さん
私には一切の関心も示さずに(いつも通り)
行ってしまわれた…




さて、9月ももう終わりですね。早いなぁ。
明日から10月というところですが、私は明日から3日間留守にしますので、ブログの更新をお休みさせていただくのと、メールとか色々のお返事が遅くなることを、あらかじめお詫びしておきます。スミマセン!
4日に再開いたします(予定)ので、どうぞよろしくお願いします(^^)

というわけで、ちょっくら横浜へ行ってきます!!




さらば、親不知!

2009年09月28日 | もやもや日記

君のことは忘れないよ…っ!
とか、言ってみる。







本日、とうとうすべての親不知を抜き終わりました。ふへー。疲れた。
というわけで、例によって抜歯の一部始終を記録しておこうと思います。今回はあまりグロ注意でありません。


*************************


最後の1本ということで、抜歯にもすっかり慣れた私は、たいして緊張もせずに歯科医院のドアを開けました。いくぶん投げやりな気分でもあるのですが、やあ、とにかくこれでようやく終わりだぜ。

そして今回も時間通りに治療開始。H先生に歯を抜いてもらうのは、これで3回目にして最後になります。お互いに慣れてきたので、挨拶も説明もそこそこに麻酔をかけてもらいました。

前回、左下奥の親不知を抜いた時は、奥歯をぐいぐいと圧されて顎が外れてしまいそうなほどに痛くて、つい途中でくじけそうになった私は、今回もそれなりの覚悟をして抜歯に臨みました。多少うまくいかなくて痛んだって仕方ないさ。H先生はまだお若いんですもの。私を踏み台にして、どんどん抜歯の技術を上げてくださればよろしいわ。と、そんな気持ちでした。

と、ところが……!!

ぐぐっ。

むっ、さあ、顎を圧されるぞ。さあ、こい! 今日は踏ん張るぞ! となけなしの勇ましさを魂の底から絞り出してアガアガと大口を開けた私でしたが、驚いたことに全然顎は痛くありません。

3度目のH先生は、まるで別人です。今日のH先生は、圧しているのと反対側の顎を手で押さえるという新たな技を得ていました。おお! こうやって固定されていれば全然痛くないです! すごい! 超新発見!(でも出来れば前回の時に気がついていて欲しかった…!) と、顔に掛けられたタオルの下から薄目でH先生に流し目を送るほどの余裕があった私でしたが、次の瞬間には

めりっ。

さっさっ。

と、魔法のようにすんなりと、最後の親不知は抜かれてしまったのでした。すご~い! えー、前回のあの苦労はいったい何だったの?? 本当にH先生ですよね? 中身が入れ替わってるとかないですよね? まあ、私としては、あっさり抜けたから、この際H先生だろうが誰だろうが構わないわけですけど。それにしても、あっさり終了です。拍子抜けしました。はぁ~。

おまけに、歯が抜けたところになにやら塗られて、しばらく放置されたのですが、どうやら止血と関係あるらしい。私はこれまでの抜歯では血が止まらなくて一晩中苦しめられるというパターンが続いていたので、これで本当に血が止まるならありがたいところです。というか、最初の時からやってほしかったな。でも新しい技術なのかもしれません。なんか、今回はこれまでとはずいぶんと勝手が違います。えらくスマートですね。
で、しばらくすると本当に血が止まりました。どビックリ。

そして、「もう抜歯は4度目ですから、色々省略しますね」と、諸々の説明は華麗に省略してもらって、今日はあんまり呆然ともしないで元気に帰ってきたのでありました。おつかれさまでした。はー、終わった。
(しかし、止まったはずの血は、帰宅途中で再び滲み出しました。でも少しだけ。今晩は安眠できそうです。やった…!)


**********************


急ぎ足で1ヶ月の間に4本も抜歯した私。もう抜歯はこりごりです。そもそも、親不知があと30年ほど顎の奥のほうでじっとしてくれていたならば、私はこんな目に遭わずに済んだものを…。しくしく。

でも、とりあえず終わってほっとしました。あとは抜歯後の痛みと数日間の絶食に耐えるだけです!! わぁ~、実はこっちのほうが辛いのだった……とほほ;






たこやきを焼いてみた

2009年09月27日 | 手作り日記



せっかく関西に住んでいるのだから、という理由で半年くらい前にK氏がたこやき器を買いました。それで、一度試しに使ってみたのですが、その時は生地の出来がいまいちだったのかあまりうまく焼けず、「うーむ。たこやきとは存外難しいものだな…」という結論に達し、そのまま諦めムードが漂って日々は過ぎていったのでした。

しかし、世の中には【たこやきの粉】などという便利なものが売られており、これを使えば今度こそ成功するのではないだろうかと、私は店頭で再挑戦を誓ったというわけなのです。

で、どうだったのかと申しますと。↓


  


おお! なんか小振りだけど、なんとなくたこやき風な仕上がりです。

最初はソースとマヨネーズ、次にポン酢でいただきました。へっへっへ、実はタコが高くて買えなかったから中身はイカなんだけど、なかなか旨いね。まだまだ技術の向上が求められるけど、今回のは一応たこやきらしい食感に仕上がったので、とても満足です。たこやきの粉、すげー。

次はもうちょっと工夫して、もっと丸くなるようにがんばりたいと思います。たこやきマスターへの道は遠いですが、ちょっとやる気が出てきました(^^)





『デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!』

2009年09月26日 | 映像(アニメーション)
 
 2000年 東映
 監督:細田守
 原案:本郷あきよし
 脚本:吉田玲子


《あらすじ》
ある夏の日、送られて来たメールには不思議な卵が付いてきて、それはみるみるうちに育っていった。見慣れぬデジモンの発生とその暴走によって世の中は大混乱。危機的状況に立ち向かう、少年とデジモンたちの物語。






なるほど、デジモンアドベンチャー。なるほど、なるほど。

夏に『サマーウォーズ』を観に行った私は、そのあまりの面白さにどこまでもどこまでも走り出したい気持ちでいっぱいになったのですが、細田監督の昔の作品である『デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!』をすすめてくださった方がいたので、ちょっと観てみました。

なるほど。
これはたしかに、『サマーウォーズ』の原型と言えるでしょう。構成要素がほとんど同じです。ただ、こちらは50分という短さと、育成ゲーム「デジモンアドベンチャー」に基づいたシリーズアニメの劇場版であり、ターゲットはその主な視聴者の子供たちということもあってか、物語のつくりは『サマーウォーズ』と比べてとてもシンプルで分かりやすくなっています。

子供たちが協力し合ってピンチに立ち向かうという筋書きで、大人はほとんど関わってきません。そこが『サマーウォーズ』とは違いますね。ですが、のちの『サマーウォーズ』と重なるイメージが多数ありました。『サマーウォーズ』は、多くの方々が指摘しているように基本的にはこの作品を踏襲していると言えそうです。ただ、この『ぼくらのウォーゲーム!』に盛り込めなかった部分、描ききれなかった部分、もっと深く掘り下げた部分を、盛大かつ華麗に加えたのが『サマーウォーズ』であるということでしょう。ああ、もう一度観たいところだ。あれは傑作。

まあ、『サマーウォーズ』の話はこれくらいにして、『ぼくらのウォーゲーム!』です。これもなるほど面白かった!

私はデジモンアドベンチャーというのが一体何なのかを知りません(ピカチュウ?いや、それはポケモン。えーと、でもパタモンってピカチュウに似て…?でも別もんなのよね?というくらいの認識…)でしたが、この映画を理解する上では、その予備知識はそれほど必要ないようでした。なんとなく分かった。

えーと、デジタル世界に住むキャラクターたちと、現実世界の数人の子供たちが、それぞれ友情によって繋がっているらしい。ある日突然にネット上に未知のデジモンが発生し、そいつがデータを食い荒らして世の中が大混乱に陥ってしまう。そこで、太一と仲間たちはデジモンと協力して、次第に強大になっていく謎のデジモンと対決するというお話。

50分という短さではありますが、実に良く出来ています。結構ハラハラしますね。突然現れて、すぐにどんどんと力を増していく強力な敵に立ち向かう少年たち。それを見守る世界中の子供たち。危機は大人の知らないところで起き、大人たちはそれを危機と知りながらも子供からの忠告を無視します。迫り来る破局を前に、子供たちは自分たちの力だけでそれを乗り越えようとするのでした。

多分、こういうところが細田監督の感動的なところなんだろうなぁ。子供たちが、自分の力を信じている。誰とでも繋がることを容易にする便利さは、同時にそこに属する誰しもを一瞬のうちに危機に陥れる危険性もはらんでいるのだけれども、それを動かしているのが人間だから大丈夫なんだ、欲望が暴走を加速させるかもしれないけれどそれを抑制する力がいつだってちゃんと我々の内に存在しているから大丈夫なんだ、危機は僕たちが繋がっていることで、そして僕たちの力を合わせることできっと解決出来るんだ、というまぶしいような清々しい思想が突き抜けています。うーむ、爽やか。なんという感動。でもって、ちゃんとそこここに笑いどころを散りばめてあるのがいいんですね。シリアスになりすぎない。2000年公開というとおよそ10年前ですが、いやー、さすがに島根でもパソコンくらいあったよね……?(爆笑!)


『ぼくらのウォーゲーム!』はデジモンアドベンチャー劇場版の第2作なんだそうです。面白かったので、劇場版の第1作も観てみるぜ!! と、張り切って第1作目も観ました。こちらは20分しかありませんが、やはり細田監督作品。
ボレロのメロディが響く夜の街。巨大な恐竜と、これまた巨大なインコの壮絶な戦いが繰り広げられ、それを見守る子供たち……シュール過ぎる;!

うーむ。なんというか、テレビアニメシリーズの方も観たくなっちゃうなー。長いんだろうか。うーむ。うーむ…。




『チェコアニメ新世代3』

2009年09月25日 | 映像(アニメーション)



《内容》
アニメ大国チェコで作られた、短編アニメーション・アンソロジー。
「ワンナイト・イン・ワンタウン」:ある町のある夜の風景を描いたオムニバス。(監督:ヤン・バレイ)
「3人のフーさん」:畑で帽子を栽培している3人のフーさん。軍隊に畑を荒らされて…。(監督:ブベニーチェク)
「マシュキンはコシュキンを殺した」:突然家の中に入ってきたコシュキンに、マシュキンは出て行くように嘆願するが…。/「ブラッディ・ヒューゴ」:コマ撮りで描く西部劇のパロディ。体操のあん馬にまたがる悪漢ヒューゴ!(以上監督:アウレル・クリムト)




このあいだ(といっても4ヶ月前)シネフィルイマジカで放送されていたのを録画していたので、ようやく観てみました。『チェコアニメ新世代』、なるほど新世代なのでしょうかね。うん。やっぱりチェコらしい感じです。

私が一番面白かったのは、アウレル・クリムト監督の「ブラッディ・ヒューゴ」。西部劇ならぬ【東部劇】といった風情の、悪漢ヒューゴの脱走から最期までを描いたアニメーションです。
これは、実写を使ったアニメーションなのですが、人物の動きがすごく面白かったです。移動する時に足が全く動きません。滑るようにするすると移動していく。このあたりで、ああ、これは普通に撮影された動画ではなくて、やっぱりアニメーションなんだなーと思わされます。セピア色な画面もいいですね。
でもって、ストーリーもいい。主人公のヒューゴがとにかく悪い奴なのですが、スピード感溢れる彼の悪者ぶりには爽快感さえ漂います。全体的に愉快で明るく、とても楽しい作品でした。ブラックユーモアっていいですね。

次に良かったのは、ブベニーチェク監督の「3人のフーさん」。中国人のフーさんとフーさんとフーさんは、仲良く畑を耕しているのですが、その作物は役人の帽子!(帽子がそのまんま畑に実っている……;)ところが、収穫した帽子を役所に売りにいくと、役人たちは吊られていて……というお話。これまたブラックで素晴らしい。これは面白かったです。細部のユーモアが冴えていて、とても気持ちがいいです。手描きのアニメーションも味わいがあっていいですしね。

その次に良かったのは、またまたアウレル・クリムト監督の「マシュキンはコシュキンを殺した」。とにかく、タイトル通りのお話。マシュキンはコシュキンを殺してしまいます。でも、そうね、仕方ないよね。たしかにコシュキンはうざいよね。と、そんな同情さえ覚える明るい暗黒物語です。こちらは人形によるアニメーション。

最後に「ワンナイト・イン・ワンタウン」(ヤン・バレイ監督)。これは、このオムニバスのなかではもっともチェコらしい作品だったかもしれません。迫力のある人形によるアニメーションです。
音感の乏しいアコーディオン弾きが、音楽に合わせて動き回る切断された耳を自分の耳とを取り替えるのだが事態は意外な展開を迎えるというお話、誰もいない夜のカフェに入った男の前に音楽とともに突如幻のように幾人かの客が現れるお話、酒壜から飛び出した精が酒飲み二人組の望みを次々と叶えてくれるお話、の不思議で幻想的な3つのエピソードを含んでいます。
結構面白かったのですが、表現がかなりグロテスクで恐ろしかったです。耳をずばっと切断しちゃうところとか…ぎょえー!


やっぱアニメって面白い。





すっかり秋だと

2009年09月24日 | もやもや日記

だいぶ秋めいてきたと
思っていたのに…




今日は久しぶりに暑いです。日差しが強くて、気温がぐいぐいと上がっています。あつーい。まあ、でも今シーズンはこれが最後の暑さかな。


親不知を抜いた後の大穴がなかなか塞がらない不快感に悩まされてはいるものの、秋らしく、食欲が止まらなくなってきました。あれもこれも食べたい。今日はキノコご飯にしようかなー。あと、鮭とか食いたい。サンマも。それから栗とか梨とか葡萄とか、林檎。プリンも食べたいし、チーズケーキとか(←だいぶ秋からは離れてきたけど;)もいいな。ついでに私はティラミスというお菓子が大変に好きなのであります。あれはうまい。

こんな感じで食欲は旺盛なのですが、来週にはまた最後の抜歯が待っています。それでまた数日間はまともに食べられない日々が続くんだろうなぁ。ほんと、この大穴をすぐに埋めるような技術が開発されないものだろうか。FF(フー・ファイターズ)がいてくれたら、プランクトンで埋めてもらうところなんだがなぁ。
とほほ(´・ω・`)




夢の話

2009年09月22日 | 夢の記録




夢の話。

夢の話をするよりも有意義な過ごし方はあるのだろうとは思うのですが、どうしてもやめられないし、やめるつもりにもなれないので、気にせずに続けたいと思います。だって、夢って面白いじゃないですか。

さて、このあいだ、私はまたまた「素敵な恋人」の夢を見ました。私はときどき夢のなかで素敵な恋人を得るのです。その人は毎回違った人のようにも思えますが、目が覚めてから思い返すと、やっぱりいつも同じ人であるようにも思えます。その人の外見はそのときどきによって異なるのですが、内面は共通しています。私の夢の恋人はとても美しく、そしてまた恐ろしいほどに優しい。

その夢のなかの私はどういうわけかいつもとても控えめな性格で、肝心なときに言いたいことを伝えられないでまごまごしています。言葉が出てこなくてうつむいてしまう私を、その人は優しく見つめ、手をそっと握ったりしてくれるのです。私はあんまりどきどきして、いつもそこで目が覚めてしまうのでした。

こうやって書き出してみると、本当に妄想が丸出しで、さすがの私も恥ずかしさを覚えますが、しかし良い夢です。目覚めた後の私はたいてい興奮して、ものすごくやる気を出してしまいます。頭が少し冴えてくるというか。

同じパターンの夢を何度か繰り返し見て不思議なのは、夢の恋人の優しさのありかたが、私の夢でありながら、いつも私の想像を超えていることです。その人の優しさに、私はびっくりしてしまう。どうしてこの場面でそんなに優しくできるのか、起きている私には到底理解不能です。

そして、その人の優しさに驚いて起きてしまう。夢のあらすじを自分でコントロールできない(しかも似た内容を何度も見ているのに、いまだ把握できない)、これはいったいどういうことなのでしょうね。不思議だ。夢って本当に不思議だ。


私が見るのは、この恋人の夢のように美しく心地よいものばかりではありませんが、どんな夢だとしても私はその意味についてはあまり深く考えません。素敵だった、怖かった、面白かったという感触さえあればいい。意味よりも、効能の方が大事です。あとでマンガのネタになりますからね。私の夢はわりと地味ですが、私にはとても面白いんですよ。ああ、あの楽しさをすっかり伝えられたらなあ!(と思いつつ、現在も同人誌用のマンガを制作中。ちなみに難航しています…;)


眠りが浅くて夢ばかり見るのは、疲れますけれどなかなか楽しくもありますね。不可思議で美しい、私だけの世界があるというのは、ちょっと喜ばしいことなのではないでしょうか。二重の人生を生きているような。私の、私だけが観客の、閉ざされた劇場のようです。これは、つまり、なんという贅沢さ!

いつまでも夢を見続けられますように。





YUKIDOKE-vol.3 タイトルについて

2009年09月20日 | 同人誌をつくろう!



同人のみなさま、こんにちは!
連休ですね、いかがお過ごしでしょうか。

さて、同人誌YUKIDOKE-第3号の現在の進行状況について
お知らせしたいと思います。
今回は、タイトルについてのご報告です。

第3号のタイトルを募集しておりましたところ、現時点では
以下の4つの案をいただいております。


☆☆☆☆☆


 *案1= 『茴香(ウイキョウ)』(紅葉さんからいただきました)
スパイスの一つとして有名で、フェンネル。
プロメテウスが天の火を持ち出す際に、オオウイキョウの茎にその火を
隠したとされています。(←以上、紅葉さんによる解説!)
格好いい!

 *案2= 『カモミール』(ねこきむちさんからいただきました)
カミツレとも言いますね。「加密列」と書いたりも出来るようです。
「カモミール」の語源はギリシャ語で「大地のリンゴ」を意味する「chamaemellon」だそうです。花が林檎の香り。
さわやか!

 *案3= 『水音(ミズオト)』(夏鳥さんからいただきました)
私(ノト)によるインチキイラストから着想して下さったそうですが、

 ←コレ

第1号「ユキドケ」と「水」つながりな感じでいいですね。
清々しい!

 *案4= 『ユキドケ』にふたたび戻る(葵さん&ノト案)
私は最初は第3号ではまた「ユキドケ」に戻ろうと思っていましたが、
その他に素敵な提案をいただくと悩みますね。
やっぱり違ったほうが楽しいかもしれません。


☆☆☆☆☆

以上、私の一言感想付きで4つの案を並べてみましたが、
みなさまは、いかがでしょうか?

「これがいい!」とか「他にこういうのもある!」などなど
ご意見をお寄せくださいませ。
こちらのコメント欄でも、個別にメールを下さっても構いません。
どうぞよろしくお願いします!




『チャーリーとチョコレート工場』

2009年09月19日 | 映像



《あらすじ》
世界中で売られているウォンカのチョコレート。巨大な工場からは大量のチョコレートが毎日発送されていくのだが、中で働いている人の影はまったく見えない。ある日、謎に包まれたウォンカのチョコレートの中に工場見学に5人のこどもを招待する金色のカードが入れられたというニュースが世界を駆け巡る。貧しい家に父母と2組の祖父母と暮らすチャーリーもまた、金色のカードを夢見てチョコレートの包装紙をめくるのだが……



『チャーリーとチョコレート工場』を観ました。
感激屋の私は予想通り盛大に感動させられてしまったのですが、しかしどことなく納得しきれない部分の残る作品でした。観てから一週間になりますが、その間どこに納得がいかなかったのかについてずいぶんと考えさせられてしまいました。


さて、物語はウィリー・ウォンカの不思議なチョコレート工場から大量のチョコレートが出荷されるところから始まります。謎に包まれたウィリー・ウォンカからの招待状。世界中でたった5枚しかない金色のカードを引き当てた5人のこどもたちは、それぞれの保護者1名とともにチョコレート工場の見学を始めるのですが、そこには奇妙な光景が広がっていたのでした。


とにかく、チャーリーとその一家のいじらしさに、冒頭から泣かされそうになります。不思議なチョコレート工場よりももっと不思議で、まるで夢のように美しいものが、チャーリーの家族にはありました。
向かい合ってずっと座っているおじいさんが二人と、おばあさんが二人。それから歯磨き粉の工場をクビになったばかりのお父さん。薄いキャベツのスープを作るお母さん。それからチャーリー。あまりの貧しさに家なんかはぐにゃーっと傾いてしまっていますが(←それにしても傾き過ぎ…;)、家族のそれぞれが思いやり身を寄せ合って仲良く暮らしています。チャーリーがチョコレートを買えるようにと、おじいさんがへそくりをこっそり渡してくれるあたりなどはもう涙が止まりません。

しかし、この一家の暮らしが優しければ優しいほど、ここには巨大な哀しみが横たわっていると思わずにはいられません。なぜなら、この一家は互いに思いやり愛し合ってはいるものの、貧乏のためにその暮らしが成り立たなくなろうとしているのです。
一家の大黒柱であるお父さんは真面目に工場で働きますがクビになり、4人の老人と妻と子供ひとりを抱えて苦悩します。貧乏でも愛があればいいじゃない、というわけにはいかないんですね。あるいは正直さや誠実さだけでは世の中を渡って行けないという哀しみがここにはあるような気がします。

チャーリーの家族とは対照的に、ウィリー・ウォンカは家族を否定して成り上がってきた男でしたが、彼に足りなかったのはたとえば家族といった自分にもっとも近い、しかしとても小さな集団を思いやったり、他人を信頼する勇気を持つことだったのでしょうか。この人が屈折したキャラクターとして描かれているということは分かりましたが、何と言うかちょっとチグハグな印象を拭えません。
いや、それがいいのだろうけど、なんかこう…。ああでも多分この人は物事をただその通りに受け取ってしまうんだろうな。だからささいなことで決定的に傷ついてしまうし、その背景が見えないし、見えないから自分で克服することができない。けれど、誰かが逆の方向へ目を向けるように接してくれさえすれば、今度はすぐに立ち直ることもできるんだ。


つまりここで描かれたのは、誰にでも家族の愛情は必要だし、ぎくしゃくした家族関係はいつでも修復可能で、さらにその気になりさえすればいつでも誰とでも家族となりうるということ。そして、人々がそうやって愛し合い、それぞれに足りない部分を互いに補い合ったなら、それが豊かで自由な発想の源となり、ついには世界中へ拡大していく何か素敵なものを生み出すことになる、ということでしょうか。
これは意外と盲点かもしれません。しかしこんなサクセス・ストーリーは、なんだか少し嘘くさいけれど。でも、私が感じた違和感は多分ここにありますね。これを嘘くさいと思ってしまう私の心が、と言って他に何も思いつかない私の無力と無策が、すこし悲しかったのかもしれません。



もっと面白可笑しい映画だと思っていたのですが、意外と大真面目であれこれと考えさせられる作品でした。
私はここではチャーリーとウォンカについてだけ取り上げましたが、その他の4人の子供たちとその保護者の関係についても、観ていたらぎくっとさせられるところは多々あるのではないでしょうか。

子供を教育するとはどういうことなのか、彼らには何が必要なのか、子供を本当に愛するとはどういうことなのか。そういうテーマもありました。欲しいだけの物を与えることでなく、食べたい物を好きなだけ食べさせることでなく、既存の知識を得るだけが正しいことだと思わせることでなく、強固な肉体を手に入れながら相手を打倒することだけを目的とさせることではなく、それよりも子供たちが将来社会で生きる上で必要になる資質というのは何であるかについて、この映画ではかなり教訓的に語られていました。家族と社会、子供と大人、さまざまな場面における人間関係の不全を、どのように克服していくかを問う物語であったと言えましょう。


このように、考えさせられる要素はたくさんありますが、でももちろん賑やかで鮮やかな楽しい映画です。もっと派手でも良かったけど。
それにしても、チョコレート工場の見学なんて、私も行ってみたいものです。





最高の笑顔

2009年09月18日 | もやもや日記

なんだ
この、爽やかさは




プリングルスの蓋をめくると、最高の笑顔と出会いました。
なにこれ、なんて凄い笑顔なの。
陽気にも程がある。びっくりしたぜ。


スパイシーグァカモレ味(緑の筒。唐辛子&ライム?&アボカド?味? よく分かりません;)が私のお気に入りなのですが、顎の痛みがおさまってきたのでそろそろいけるかなと思って食べてみたところ、たぶんスパイシー成分が傷口に滲みてきて悶えました。まだ早かったか……(/o\)

なんだか最近、新しい味のプリングルスが発売されたそうですが、近所には売ってないので食べられません。うーむ。残念。