半透明記録

もやもや日記

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作品扉ページの案

2008年03月30日 | 同人誌をつくろう!
同人のみなさま、こんばんは!


さっそくですが、本日はみなさまの作品の扉を飾るページについてのご相談です。先日お知らせしましたとおり、みなさんそれぞれの作品扉には1ページをどーんと使ってしまおうという計画ですが、とりあえず、こんな感じでデザインしてみました。表紙のデザインとして最も好評だった「花モチーフ」を使用しています。


その1「シンプル版」


(クリックで別窓・拡大表示)



その2「もっと装飾版」


(クリックで別窓・拡大表示)


その3「1、2折衷版」(こまきさんありがとう!)

(クリックで別窓・拡大表示)


花の茎の形が YUKIDOKE の「Y」字になるように組み合わせてみました。単純; そして、ちょっと素っ気ないでしょうか。


で、私としては今のところ扉デザインは最終的に2種類のものを用意したいと考えています。というわけで、とりあえず2つのパターンを本日は提案させていただいたというわけですが、ご意見をいただけるとありがたいです。
「こっちが良い」
「もっと他のがいい」
「どれでもいい」
などなど、遠慮なくおっしゃってくださいませ!

よろしくお願いします~!







幸福なコーヒー時代

2008年03月29日 | もやもや日記



ここ数カ月というもの、インスタントコーヒーからはすっかり足を洗いました。日に4、5杯をがぶがぶと飲んでいた私がです。すがすがしい毎日です。空は青く澄み渡り、スズメはいっそう激しく餌を求めて地面を突きまくっている、春です。さらば、インスタントコーヒーよ! これまでの長き日々よ! ありがとう、これでお別れだ!
しかしコーヒーを断っているというわけではないのです。何と言いましょうか、私はコーヒーをうまく飲めるようになったのかもしれません。

以下、幸福なコーヒー生活への道のり。概略。



*コーヒーは、エスプレッソに限る!

これに尽きます。私は数年前からエスプレッソメーカーを愛用しているのですが、これまでは同時にインスタントコーヒーも利用していました。何と言ってもインスタントは手軽ですからね。
ところが、2月だかに常備していたインスタント粉末が底をつき、それと同時に近所の専門店でエスプレッソ用に細挽きしてもらったコーヒーの袋を開けました。いつもならそこでインスタントを補充するところだったのですが、今回は試験的に完全にエスプレッソへ移行してみようかしらという気になったのです。


*エスプレッソの利点

実際にエスプレッソを毎日の習慣にしてみると、良いことばかりであるということに気がつきました。

まず第一に、インスタントもおいしかったけれども、やはりエスプレッソのほうが私は好きであるということ。

第二に、コーヒーを飲む量が減った。これは、エスプレッソを一日に一杯飲むだけで満足できるようになったということです。量は減ったが、カフェイン中毒はそのままに。飲んだときのあの高揚感。あの高揚感! コーヒー中毒者の告白。
一般にエスプレッソというのは小さなカップに注ぐもののようですが、私のエスプレッソメーカーは一度に二杯分を沸かせますが、それを普通のコーヒーカップ一杯に注ぐのです。それだけ飲めば、もう十分。素晴らしいエスプレッソの効用(高揚)。
K氏が居るときには気を使って「飲むかね?」と聞くと「飲む」とこたえるので、小さなカップに分けていたのですが、どういうわけか彼はしばしばそれを残すのです…。
「なぜ飲まないんだね?」と尋ねてみると、衝撃の返答がありました。

「…苦いから」

「…………………………………!!!」

そんなことがあり、今では心置きなく一人で二杯分を飲んでいます。苦くて飲めない奴は、おととい来やがれ。

第三には、意外と経済的であること。一見インスタントの方が安価であるような気がしますが、それは一日に4、5杯も飲んでいたのでは意味がありません。エスプレッソ粉は単純な単価で比べれば割高ですが、満足感を考えれば相当にお得です。その満足感が一日あたりの使用量を抑えることになったので、結果的にはこちらの方が安上がりであったということになりました。いやー、助かる。

第四に、コーヒーが沸くまでの動作も楽しい。私の使っているのは、BIALETTI の二杯用エスプレッソメーカーです。構造を簡単に説明すると、3段に分かれている最下段に水、中段にコーヒー粉末をセットします。上段には何も入れません。そのまま火にかける。しばらくして下段の水が沸騰すると蒸気となって上段へ上がっていきます。それが中段のコーヒー粉末の間を一気に駆け上がるのです。で、出来上がったコーヒーが上段に溜まる。という仕組みになっています。…まあ、そのありさまを私は実際に見たわけではないのですが、おそらくこのようなことが内部では行われているに違いありません。実にファンタスティックですね。
紙フィルターなどを使わなくてよい簡単なつくり、水洗いで済む簡単な手入れもまた私向きであります。



というわけで、当分はエスプレッソでいこうと思います。あー、うまい。今日もうまい。明日も必ずうまいでしょう。幸福だ!




はな

2008年03月28日 | もやもや日記
近所に咲いていた、なんという花でしょう?
たぶん、花。
K氏は「実だろう」といいますが、これは花。
写真を見せてどなたかに教えていただこうと思いましたが、
花の名前どころか、花の形さえはっきりとしない
はなはだしいピンぼけなのでありました。




春になると眠くなるのはどうしてなのだろうかと考えてみましたが、
ひょっとすると冬の疲れが押し寄せるのかもしれません。
おや?
そんなのは当たり前のことですか。
うむうむ、そうかもしれません。


そして、眠いのに読書が楽しくて仕方のないこのごろ。
乾いたところに滲み込むように入ってきます。
たのしい。
カラカラだったんだなあ、私は。


やらなくてはならないことがあるにはあるのですが、
毎日を楽しく過ごしていなければ、どんなに楽しい計画も
あまりうまく運ばないような気がします。

というわけで、ここはひとつ意識的に日々を楽しいものに
したいと考えております。

山のように本を買いだめてあります。


本当の山にも登りに行きたいです。


『1984年』

2008年03月25日 | 読書日記ー英米
ジョージ・オーウェル 新庄哲夫訳(「世界SF全集10」早川書房)


《あらすじ》
エアストリップ一号の首都ロンドンにある真理省に勤めるウィンストン・スミスは、普段どおり熱心に「現在に合わせて過去の文書を書き換える」仕事に励んでいた。しかし、ある日、ふと立ち寄った店で手に入れた手帳に、日記をしるそうと思い立つ。【偉大なる兄弟】への反逆の始まりだった――。


《この一文》
“ 思想犯罪は死を伴わない。思想犯罪は死そのものだ。  ”

“ふと気づいた点だけれど、近代生活における本当の特色は、その残酷さや不安定にあるのではなく、ただ単にその空しさやみすぼらしさ、冷たさにあるにすぎないのだ。自分の周辺を見渡せば、生活はテレスクリーンから流れ出る嘘とは似ていないばかりか、党が達成しようとする理想とも似ていないことが分るのである。”


最後の方は「ご飯が炊けるまでの間に読んでしまおう」と思って読んでしまいましたが、いつ炊きあがったのかに気が付かなかったばかりか、読み終えてみるととても飯など食う気にもなりません。飯を食うかわりに、なるだけ正確にこの衝撃を書き記しておきたいと思います。これはあんまりだ。恐ろしいこの物語がなぜこれほどまでに恐ろしいのかと言えば、それは物語に描かれたような悲惨を私があまりにも容易に想像できてしまうからにほかなりません。「あり得ないこと」とは到底思えない。あんまりな説得力。泣きたくなる。

ここにあるのは一体何だろうか。失望だろうか。絶望だろうか。憎悪だろうか。それとも恐怖だろうか。少なくとも私が感じるのは恐怖だ。恐怖、恐怖、恐怖。ひとりの、ある思想を持ってしまった人間がここまでぶちのめさなければならない理由がどこにあるのか。しかし、たしかに理由は「ある」。あまりにもたしかに「ある」。それが恐ろしい。その前ではどんな奇麗ごともまったく歯が立たない。わずかな希望にもとづく反抗など「最初からなかった」に等しい。

このような恐怖に直面したとして、このような恐怖に直面しているとして、たとえば私のような人間にできることはどんなことだろうか。それはどう考えていっても、無知と無関心に落ち着く。屈従こそ自由である、まさに。どこにも逃げ場がない。死を選ぶことすら、反逆的思想を持ったままでは許されない。英雄的な死さえもはや存在することのない完成された世界。虚偽と弾圧こそが正当な世界。
吐きそうだ。

読んでいる間中、しばしばこの作品と並べられることのある映画『未来世紀ブラジル』やザミャーチンの小説『われら』においても描かれていたのと同様のイメージが次々と駆け抜けていきました。どのようなイメージかと言えば、徹底的な管理社会に置かれた個人、正体のはっきりしない絶対的権力の存在、いわゆる人間的な友情・愛情関係と思想的自由の弾圧と抹殺。

同じようなイメージから受ける同じような恐怖心。私はなぜこれらを恐ろしいと感じるのか。恐怖にはそれなりの理由があるのだろう。わけもなく恐ろしいということはない。「わけもない」ということだって理由にはなる。私にはこれらを恐ろしいと考えるだけの理由が感じられているのだろう。今ここで直ちにはっきりと述べることはできないけれども。

私は、ただひとつのことを全員が「その通りだ」と述べることがあっても良いと思うし、そういうことは起こりうるとも思う。ただし同時に「そんなことはない」と述べようとする誰かの存在が正当に認められなければならないとも思っている。だが、どうやって? どうやったらいいのだろう。

意見の違いごときで、なぜ滅ぼしあわねばならないのか。私はそれを絶対に突き止めなければならない。恐れと悲しみでいっぱいになるけれども、もうしばらくは続けられるだろうと思う。いや、続けなければならない。きっといつまでも結論にはたどり着かないだろう。しかしそれは問題にはならないのだ。




あとがきにも書いてあったような気がしますが、どうもこの作品を単なる「反共小説」として読むことは不可能なようです。過去においてそのように名付けられたある思想とそれに反するある思想の対立というだけには留まらない気がします。
過去にそれがあったように、現在にもそれがあり、きっと未来にもあるだろうこの恐怖が、別人になるまで誰かを、私を、徹底的にぶちのめしてしまう前にもっと考えておかなくてはならないのでしょう。


同じ本に収録されたハクスリイの『すばらしい新世界』も読みます。そっちも読んだらきっと「何という気の滅入る組み合わせ!」と絶叫することでしょう。しかし読まねばなりません。どういうわけか気の滅入るこの道を避けて通ることは、私にはできないようなのでした。




暖かくなりました

2008年03月24日 | もやもや日記


桜がもう少しで咲きそうです。


週末は、ヨーロッパへ行きたくてたまらず、あれこれと格安チケットや海外ホテル予約のサイトなどを見て唸っていました。あー、行きたい。すぐ行きたい。
しかし、一緒に行ってくれる人が見つからないので(「一人で行けや!」という話で、私もそれでもいいのですが、どうせなら喜びを分かち合える人が一緒の方がいいに決まっているのです)、あれこれと調べては「行ったつもり」になって満足しています。いや、満足はしてないですが; フランクフルトの正確な位置が分かって良かったぜ。



これからの予定

2008年03月20日 | 同人誌をつくろう!
 * YUKIDOKE 同人のみなさまへの業務連絡 *


ふう。
そろそろ本当に仕上げたいところの同人誌も、ようやくどうにか形が出来てきました。明日あたり、同人のみなさまにはそれぞれ最終稿のデータをお送りしますので、どうかご確認くださいませ。詳しくはあらためてメールでお知らせいたします。よろしくお願いします~~!

*3/21 追記*
 本日 みなさま宛にメールにてデータをお送りしました。
 何とぞご確認くださいますようお願い申し上げます!



はー、それにしてもやっぱ Word が無いとダメですわ。そんな私は悲しき MAC使い。自分のマシンの環境でどうにかしようと踏んばりましたが、結局断念です。いやまあ金さえあればどうにでもなった訳ですが……わはは。
でも、ワードって便利だけどやっぱり融通がきかないところがあって辛いのも事実ですね。今後も引き続き、さらなる便利を求め考えなければー。




というわけで、予告。


同人誌『YUKIDOKE』は来月4月中旬いよいよ配本決定です。
4月の第1週には、みなさまからご希望の冊数等を伺いたいと思っております。それまでに、とりあえず、試作を1冊作りますよ~! さあ、もうちょっとです! 





豆ご飯

2008年03月17日 | もやもや日記



今日は豆ご飯にしました。
春なので!
今さら言うまでもなく、うまい! 豆ご飯って、なぜこんなに美味しいのでしょうか。いやー、うまい。
実は炊き込みご飯類が得意な私。春は豆、秋は栗と決めております。米に何か単品をそのまままぜて炊くだけでも「得意面」をしますとも。わははは。

奥に見えるのは、私の数少ないもうひとつの得意料理、かぼちゃの煮付け。煮付けと言っても、私はかぼちゃがベタッとしているのは苦手なので、喉に詰まりそうなくらいほこほこにしたいのです。今日はまずまずのほこほこ具合でした。味付けは極めて控えめに、砂糖と塩を少々。ほとんどかぼちゃだけの味わいです。


勘の良い方はお気付きでしょうが、そう、私は味付けが苦手。よって、それそのままで食べられるような料理が得意です。ゆで卵とか、生野菜の丸かじりとか、ゆで野菜の丸かじりとか。これはもう料理が得意とか言うレベルではないですね、私が得意なのはむしろ「味がしなくても、そのまま平気で食べられる」ということですね。そうだったのかー。


さて、今夜はほんのり春の食卓を目指しましたが、菜の花の昆布締めなんかがあればもっと最高だったかもしれません。しかし贅沢は言いますまい。
あー、あとはイチゴとかもあったら、いっそう春らしくて良かったのに…。今年はまだイチゴを食べていません。

毎年言い続けているのに未だ実現しないが、イチゴ狩りに行ってみたい。




食べ物のことばかりの月曜日。



装丁あれこれ

2008年03月15日 | 同人誌をつくろう!



同人のみなさん、こんばんは!
遅々として進まない同人誌制作に、さぞやヤキモキされていることでしょう。そう思うと私は極度のプレッシャーを感じて焦りまくっています。ス~ミ~マ~セ~ン~ッ!
それにしても、おぉ……なぜここでつまずく; ちなみにレイアウトがうまくいかなくて苦悩しています。うぅ…。PageMaker を買わなきゃだめだろうか。いや、慌てるな…! そんなわけで、もうしばらくお待たせします。ほんとにスミマセン。


ところで、先日(と言っても8日くらい前)kajiさんにお会いしまして、同人誌のつくりについてご意見を伺いました。
「表紙には、こーゆー花柄のをとりあえず提案しているのですが、どうですか?」
とたずねたところ、
「うーん。これもいいけど、ノトさんのいつもの絵(ネコとか)でもいいんじゃない?」とのお言葉。
「……え…。それはあまりに自己愛が強すぎませんかね?」
「そして、雪とか冬とか関係ない絵でもいいんじゃない?」
「は、そう言われると、そうですね」

と、はじめは少々たじろいでしまった私ですが、面白いご提案なのでちょっといくつか作ってみました。(ただしまだ下書き状態)


その1 「ひまわり」

(自作アニメの1場面。自己愛炸裂)



その2 「テニス」

(「なんかスポーツやってるのをヨロシク」とのkajiさんのご希望です。マラソン編も思案中)



その3 「なんか適当な写真を使って」

(適当過ぎる写真ですが、ここはプラハ。ほんとは灯台の写真が良かった。でも持ってなかった…。そしてモノトーンにするつもりだったけど、加工できなかった…。裏表紙は未定)



てなわけで、簡易版のデザインとしては結構面白いかもしれません。ペーパーバックみたいで。今回の同人誌はおそらくきわめて少部数発行になるでしょうから、表紙くらいは好きなものを選んでもらっても、付け替えるのはたいした手間じゃないですよね。それに、私はこういうどーでもいい絵を描くのは好きです。あとほかにも数種類の案があります。こんなんでいいのなら、いくらでも出てきそうです。

バラバラの表紙では統一感がないような気もしますけれども、まあタイトルだけ合わせればいいかな…と。私は遊びとして、これで1冊作ろうかなー。

でも、このあいだのわりと好評だった青い「花柄」のデザインのが一番安全かも。白地は、作りやすさから言うともっとも堅実かと思われます。

あるいは、みなさんのほうでも、「そういうことなら、この画像を使ってくれ!」というご希望がございましたら、ぜひおっしゃってくださいませ~(自己愛大歓迎)。可能な限り、ご希望に添いたいと思います!



最近みた映画

2008年03月13日 | 映像


2週間くらいまえ、こんな映画を観ました。




 『V フォー ヴェンデッタ』

『マトリックス』の兄弟の作品らしいので前から観たかったもの。
おおっ!というような映像がところどころにあって面白かったけれど、後半の展開はややヤッツケ感が否めませんでした。もうちょっと時間的分量があれば、「あれれ?」と突っ込みたくなった部分も掘り下げられたのではないでしょうか。何があったんだろう。
でも、なかなか面白かったです。


もうひとつはコレ。



 『イカとクジラ』

『ロイヤル テネンバウムス』のウェス・アンダーソンの新作だと言うので(K氏が)、「ええ!? そうなの、知らなかったヨ」と思いつつ観たら、アンダーソン氏はほとんど関わってなさそうでした。彼は製作で、監督は別の人でした。
でも、まあ、なるほど、家族を扱った映画ということでは確かにウェス・アンダーソンが関わっている感じの物語でした。
面白かったですが、痛々しいというか、何と言うか。うーむ。

本編よりも興味深かったのは、特典映像としておさめられた「監督による解説」。これが、すっごく長い。本編がたしか2時間弱なのに対して、解説に費やされる時間がなんと1時間。なんてこった、そんな長いとは思わずについ見てしまったではないか。でも面白かった。特に予算を大幅に削られてしまったというエピソードが(しつこく何度も言っていました。相当無念だったのでしょう。ププ)。



あとは、『コマンダンテ』(オリバー・ストーン監督)も観た。カストロが出てるから。これについてはまた後日。例によってびっしりとメモを取らざるを得ない内容だったため、一言では済みそうにありませんので。