半透明記録

もやもや日記

お知らせ

『ツルバミ』YUKIDOKE vol.2 始めました /【詳しくはこちらからどうぞ!】→→*『ツルバミ』参加者募集のお知らせ(9/13) / *業務連絡用 掲示板をつくりました(9/21)→→ yukidoke_BBS/

【旅の記録】11月14日(日) 曇り

2004年11月29日 | 旅の記録
8:00 レストランにて朝食

やはりハンガリーはひと味違う。
チェコとオーストリアのホテルでは朝食のメニューはほとんど一緒だったが、
ここでは生野菜のサラダだけでなく、野菜炒めも数種類置いてある。
久しぶりに芽キャベツを見た。
おいしい。
昨夜は気がつかなかったが、食堂にはいくつか関西のおばさん達のグループが
陣取っている。
どうやら今朝ホテルを発つらしい。
観察していると、面白かった。
ホテル内のお土産屋で、時間ぎりぎりまでお土産を選んでいらっしゃったが、
関西弁で店員さんに話し掛けておられた。
無論、通じている。
店員さんの方は英語で答えている。
不思議な感動とともに、やはり関西弁は世界の共通語であったかと確認する。

10:00 ブダ王宮まで行く

今日はブダペスト交通局の1日乗車券を買った。
市内の交通機関(地下鉄、バス、路面電車等)全てに共通というのは、
とても便利だと思う。
プラハやウィーンでもそうだったが、ブダペストでも地下鉄に乗る時は、
改札で乗車券に打刻し、しかるべき乗車券を所持していない場合は罰金を取られる。
しかし、東京などの地下鉄のように、改札にゲートがあるわけではなく、
打刻機が2台ほど置いてあるだけで、素通りだってできてしまう。
ヨーロッパの地下鉄はずいぶんと人を信頼しているなー、と感心するものの、
これでは無銭乗車も多いのではなかろうか、と日本人的な心配していると、
今日も駅を出たところで検札をしている。
抜き打ち検査をするところをみると、そう信頼しているわけでもないのだろうか。
複雑な気持ちで1日乗車券を見せ、無罪放免されたのだった。

ブダ王宮は丘の上である。
ブダペストは、ドナウ川をはさんでブダ地区とペスト地区に分かれている。
モスクワ駅から丘を目指して登っていく。
なんとか城壁の内側へ入ると、そこは小さな町になっている。
が、全く人気がない。
我々のほかは、誰一人として姿も見えない。
朝が早いせいなのだろうが、ちょっと不安になる。

11:00 マーチャーシュ教会前

人気は少ないものの、お土産屋さんは開いていた。
ハンガリーの刺繍製品は、名産のパプリカの花をモチーフにした、
色鮮やかな美しさだ。
お店のお姉さんは驚くほど日本語が達者で、熱心に説明をしてくれる。
ペスト側でもお土産を見たが、結局ここがもっとも良心的である
ことが判明し、後に2度ほど再来店することになる。
3度目にはさすがに笑われてしまった。

お昼近くなると、オフシーズンといえども観光客がバスで沢山運ばれてくる。
王宮の丘からは、ドナウ川の向こう岸にある国会議事堂などがよく見える。
夜の眺めは美しいらしい。

13:00 ヴァーツィ通り

王宮の丘を下り、ドナウ川に架かるくさり橋を渡る。
橋の両側には2頭のライオンが座っている。
向こう岸にも2頭いた。
ドナウ川の眺めもやはり夏ならばもっと違う感じなのだろうと思う。
ヴァーツィ通りは閑散としていた。
ハンガリーの目抜き通りだと思っていただけに驚いた。
閉まっている店が多い・・・多分、今日が日曜日だからだろう。
途中で昼食をとって、地下鉄で少し移動し、大型スーパーへ行ってみる
ことにした。
昨日通りかかった時も、NYUGATI.PU駅では沢山の人が降りてゆくなあ、
と思ったのだが、実際納得した。
この駅を出るとすぐのところに、巨大なショッピングモールが出来ている。
スーパーもこの中にあった。
どうやらハンガリーの人々はここに集まっていたらしい。
街中の買い物客が皆ここへ来ているのではないかというくらい繁盛している。
ヴァーツィ通りの行く末が心配になる。

16:30 BATTHANY TER駅

3度目の王宮の丘の件の店を出て、バスでモスクワ駅へ下る。
水を買いたいのだが、この周辺にはスーパーが見当たらない。
とりあえず BATTHANY TER駅まで行く。
ここで、HEVという路面電車に乗り換えだが、いったん地上に出た。
もう暗くなってきている。
右手にスーパーを発見、ふと左手を見ると、ドナウ川の向こうに
ライトアップされた国会議事堂が見える。
美しい!
ようやくドナウの真珠と言われるブダペストの姿を見る気がする。
昼間よりも夜の方が美しいブダペストの街並。
あのオレンジ色の灯りのせいかもしれない。

18:00 ホテル着

今日も何やかやでずいぶんと歩き回った。
またサウナに入って、はやく寝る。

【旅の記録】11月13日(土) 曇り→雨

2004年11月27日 | 旅の記録
10:07 ウィーン西駅 → ブダペスト東駅

プラハでの教訓を活かし、今朝も駅へは早めに向かう。
西駅までは、地下鉄のシュテファンスプラッツ駅から1本で行ける。
シュテファンスプラッツ駅に降りる階段のところで、スーツケースを
抱えていると、年輩の女性が手伝って下さる。
エレベータに乗ると、西駅方向の乗り場がどの階なのかよく分からない。
すると、これまた年輩のおじさんがホームを教えてくれた。
お礼を言うと、とても爽やかに「どう致しまして!」
(ドイツ語なのではっきりとは分からないが多分)と言ってくれる。
こちらから何も言わなくても親切にしてもらって、とても有り難かった。
同時に、私はウィーンの街の都会化して汚れたところばかりを
目に映して、そこに住んでいる人には少しも注意していなかったのだ
ということが判る。
ウィーンは最後の瞬間に、この旅でもっとも強く美しいインパクトを私に与えた。

地下鉄U3号線を下車してエスカレータを上がると、国鉄の西駅の構内に出た。
あれ!!
西駅を利用するのはこれで3度目だが、これまではいちいち駅の外へ出てから
入り直していたらしいことが、ようやく判明・・・。
今度乗る車輌は個室ではないのが残念。
列車で移動するのもこれで最後だ。

13:10 ブダペスト東駅

定刻より少し遅れて到着。
私のイメージするいかにもヨーロッパ的な、巨大なかまぼこ型の倉庫のような駅。
意外にも、ハンガリーまで来てはじめてこのタイプの駅に遭遇する。
それにしても雨が激しい。
この旅行中もっとも強い雨となった。
駅に着くなり、これまでのチェコやオーストリアとは何かしら違うものを感じる。
降車口に人が群がっている。
どうやらタクシーやホテルの客引きらしい。
地下鉄での検札にも、よその国でもあるらしいが、この国ではじめて出合った。
切符を見せるまでは、気のせいか怖い顔をしているような。

15:00 HOTEL CORINTHIA AQVINCVM

ホテルまでは大変な道のりであった。
まず、地下鉄の路線を乗り間違え(川の向こう岸とこちらがわで線も違うのに、
駅名が同じだ・・・)、冷たく激しい雨に打たれながら、
英語が通じないこの国の人に道を尋ね(日本へ来る旅行者の気持ち)、
さらに路面電車のようなものに乗り換えてドナウ川を渡って向こう岸へ、
またしても親切なおばあさんに降りる駅を教えてもらい、
スーツケースを引き摺りながらさまよい歩いた。
寒い・・・、本当にホテルまで辿りつけるのだろうか・・・。
不安が胸に去来したその時、ホテルを発見!
これまでで最も辛い道程だっただけに、喜びもひとしおだった。

今日はキラーイ温泉へ行ってみる予定だったが、
疲労と寒さのため断念・・・。
しかし、聞けばホテルの地下に温泉設備があり、泊まり客は
無料で利用できると言う。
外にでるのは億劫なので、ホテル内のレストランで食事を済ませ、
(さらっと書いたがとても美味。特産のフォアグラ!も食べた)
水着で地下へと下りてみた。
温泉と言っても、裸にはならないらしい。

中へ入ってみると、結構広い。
ガラス張りで温水プールのようだ。
実際小さな温水プールもある。
ぬるい浴槽が2つと、ジャグジーが1つ、サウナまでが自由に利用でき、
追加料金で数種類のマッサージも受けられるらしい。
ハンガリー名物の温泉体験は、もうここで済ませてもいいような気になる。
暖かい季節であれば、屋外にある巨大な温泉が楽しめるらしいのだが、
今はオフシーズンなのだ。
サウナが好きなので、早速入ると、何か薄荷のようなスースーする
爽やかな香りがする。
沢山汗をかいたら疲れたので、はやくに寝てしまう。

【旅の記録】11月12日(金) 晴れ

2004年11月26日 | 旅の記録
10:10 ザルツブルグ → ウィーン西駅

今日は気持ちよく晴れている。
駅前の広場から見える山には、うっすらと靄がかかっている。
楽しかったザルツブルグに別れを告げ、再びウィーンへと向かう。
すがすがしい快晴だったのに、ザルツブルグを出てしばらくすると、
濃い霧がかかっている。
車窓にはオーストリアの田舎の風景がひたすら続き、晴れたり曇ったり、
森や平原、小川やそれに沿って木立がうねっているさまが見える。
畑には一面小さな黄色の花が咲いている。
あれを摘んで食卓に飾ったりするのだろうか。
通り過ぎるだけの私だが、オーストリアの日常をあれこれ想像する。
旅をすることの不思議についてしみじみと考える。

13:30 ウィーン西駅

ウィーンはよく晴れていて暖かい。
厚着をしているので、暑いくらいだ。
今夜は、前回とは別のケルントナー通りにあるホテルに宿泊する予定だ。
着いてみると、かなり年季のはいった建物だった。
古めかしいけれど、悪くないと思う。
エレベータは、よく昔の映画でみるような、自分でドアを開け、
箱部分だけが上がったり下がったりするもので、乗るのが楽しかった。
ホテルのボーイさんはまたしても少しの日本語を話す。
やはりウィーンへやって来る日本人は多いのだろう。

再びウィーンの街を歩く。
プラハでもザルツブルグでも見かけたが、ウィーンでも大通りを
馬車が通り過ぎる。
お馬さんなので、当然馬糞が路のあちこちに落ちるのだが、
それをすぐさま回収する係の人もちゃんといる。
う~む、なんだか妙に面白い。

明日にはもうブダペストに向かう。
オーストリアも今日が最終日だ。
よって、オーストリア土産を求めてぶらぶらする。
DEMELは観光客でぎっしりだった。
有名な木箱入りザッハトルテを大量買いしている人(日本人風)がいる。
すごい。
板チョコだって、ごそっと10枚ほどいっぺんに掴んでいる。
すごいぞ。
私はと言えば、かなりの吟味の末、大きめの板チョコを2枚選んだ。
パッケージがとても美しいのだ。
(11月26日現在 まだ食べられない。毎日眺めて暮らしている・・・)
お店の人は、2枚しかなくてもちゃんとそれぞれにリボンをかけてくれる。
気配りが行き届いているので、繁盛しているのかもしれない。

17:00 はやめの夕食

これまで我々は外食してはずしたことはなかったのだが、実のところ
今回ははずれだったかもしれない。
時間が早過ぎてレストランが開いておらず、適当に入ったせいもあるだろうか。
私はまたグラーシュを注文したのだが、おいしそうな見た目とは裏腹に
塩の袋を過って鍋に落っことしてしまったのではないかという味わいだった。
意識の中心をずらして食べる。
Y女史は別の料理を頼んでおられたので、そちらは大丈夫であったことを祈る。

食事を済ませ、ホテルに戻る途中で、通りにおまわりさんが大勢集っている。
何かあったのだろうか。
部屋でぼんやりしていると表が騒がしくなってきた。
音楽や歓声が近づいてくる。
お祭り?

20:00 うとうとする 22時まで居眠り

いったん起きて、翌朝5時頃までよく寝た。
明け方、どこからか数人の男女の大きな笑い声が聞こえ、次第に消えていった。
夕方に入ったお店で3人の妖精が犬?に跨がって飛んでいる絵葉書を買って
いたせいか、祭りのあとの朝に何かがどこかへ帰っていくところかも・・・
と半分眠ったままの頭は妙な幻想を抱く。
鐘の音が鳴り響くウィーンの朝は、すがすがしかった。

【旅の記録】11月11日(木) 曇り

2004年11月25日 | 旅の記録
8:00 ホテルの1階は夜はレストランになるらしい

泊まり客はそこで朝食をとるのだが、ここの雰囲気がまた良かった。
黄色を中心とした暖色系の内装に、やはりテーブルには花が活けられている。
私達が入っていくと、奥の席にいたおじさんが声を掛けてくれる。
「オハヨウゴザイマース!」 日本語だ!
このホテルでも朝食はバイキング形式となっているのだが、
今までのホテルと同じような品揃えでも、野菜の切り方などに丁寧さがみえて
とても感心してしまった。
我々がしきりに感心していると、さっきのおじさんがやってきて、
手作りペーストの説明なんかもしてくれる。
親切だなー、どこの国から旅行に来てるのかしらー、と思っていたら
ホテルの人(よく見ると支配人風)だった。
ちょっと格好いい。
パンやケーキの種類も豊富なので、明日も楽しめそうだ。

10:00 モーツァルト広場まで、ぶらぶらと歩く

ミラベル庭園のあたりまで来ると、市場が開かれていた。
日用品から食品まで色々な物が売られていて、規模も大きい。
おいしそうなソーセージにチーズやパン、野菜、果物・・・楽しい!
パン屋さんの店先に、靴下やショールなども一緒に並んでいたりと、
不思議なところもあるが、とても沢山の人で賑わっている。
小さなリンゴが山積みになっていたり、クリスマス用のリースが並べてあったり、
白菜のようなのに形は巨大なタマネギのように先がすぼまっている野菜があったり、
とても興味深い。

三位一体教会の方へ少し行くと昨日も前を通りかかったスワロフスキーのお店がある。
素敵なアクセサリーがありそう、と思い入ってみる。
う、美しい・・・、あっさり目が眩む。
きらきらと独特の輝きを放つ指輪やネックレス。
このきらめきによって、私の本体と理性とは分離されてしまった。
その時はまだ気が付いていなかったけれど・・・。

ザルツブルグの小路には、面白い看板が沢山かかっていて楽しい。
ここではマクドナルドでさえ、ザルツブルグ調の看板をあげている。
路の狭さも気持ちがいい。
私はどうも狭くてぐねぐねして建物が迫ってくるような小路を愛するらしい。

フュルストというケーキ屋さんでひと休みした。
陳列ケースの前でチョコレートケーキを注文して席に座り、カプチーノも頼む。
オーストリアに来たからには、ザッハトルテを食べなければ!
と言いつつ、私のはそれなのかどうか、いまいち分からない。
後で判明したが、Y女史の頼んだケーキの方がザッハトルテだったらしい。
無念だ。
でも私の方もおいしかったからいいんです。
このお店は、モーツァルトクーゲルという、日本でもよく売られている、
モーツァルトの顔が目印のまん丸のチョコレートのお菓子の元祖らしい。
近くにあるお土産専門の姉妹店では、素敵なラッピングの箱入りチョコを
買った。

ひたすらザルツブルグを歩き回る。
小さな街なので、すぐに見てしまえそうなものだが、スワロフスキーのお店に
いちいち吸い寄せられてしまう。
魔力によってすでに理性は不在となっており、もはや抵抗は無意味だった。
日本では手に入らないかもしれないし・・・と呪文を唱えながら、
別のお店では、皮製のスリッパ(スリッパなのに25ユーロ!)まで買う。
脳内を快楽物質が駆け巡っている。
恐ろしい街、ザルツブルグ。
冬でも十分楽しめてしまうではないですか。

17:00 三位一体教会前

夕方だったせいか、残念ながら内部は見られなかった。
気が付くと、そろそろ暗くなっている。
一度ホテルに戻って、夕食は出直すことにした。
なんだかもう眠くなってきている。
今日はひさしぶりに凄く集中力を高めていたので。

19:00 駅近くのカフェで夕食

Escalope”Vienna Style”なるものを注文した。
これまた出されるまではどんなものだか分からなかった。
ぶた肉を薄く引きのばしたものに衣をつけて揚げてある。
シュニッツェルともいわれるオーストリア料理らしい。
リンゴジュースの炭酸割りは、さっぱりしておいしい。
そう言えば、市場に並んでいたリンゴは小さくて可愛かったなー、
などと思い出す。
明日には再びウィーンへと戻る予定だ。
この旅も半分を過ぎて、あとはブダペストを残すのみだ。
ブダペストへ行くのは楽しみだが、旅の終わりが近づいているのが
とても寂しい。

21:00 歩き回って疲れたので、今夜もはやめの就寝

とても楽しい1日でした。

【旅の記録】11月10日(水) 晴れ→曇り→雪 

2004年11月24日 | 旅の記録
10:34 ウィーン西駅 → ザルツブルグ

今朝は晴れていて、さほど寒くもなく気持ちがいい。
昨日はウィーンでも雪が降っていたが、西駅を発車してしばらくすると
積雪している地域もあった。
もう冬なんだなー。
雪景色も美しい。
今回の1等車輌は個室になっていて快適だ。
コーヒーの車内販売などもまわってきてくれる。

13:56 ザルツブルグ着

ザルツブルグに近づくにつれ、雪が深くなっているような気がする。
寒そう。
山間部の紅葉はとても美しい。
到着してみると、ザルツブルグの街中には雪はまだ積もっていなかった。
街の印象は小ざっぱりとしていて落ち着いている。
とりあえずホテルへと直行するが、うっかり遠回りしてしまった。
本当は駅からとても近かった。
ウィーンで泊まったところとくらべると、今度のホテルは小さい。
しかし、客室は適度に広々としていて気持ちがよく、花が飾られていたりする。
浴室も青を基調とした内装でさわやかだ。
気分がくつろいできた。
テレビでは日本の番組をみられるらしいので、試しにつけてみると、
NHKの「ニュース10」がうつった。
久しぶりの日本の映像だ。
高知の大学から2頭のイルカが和歌山まで逃げたらしい。

15:00 近所をぶらぶらしながら、ミラベル庭園に向かう

向こうに見える山の木々が雪を冠っていた。
街並は手入れが行き届いているのか、整然とした印象を受ける。
小さな街のようなので、明日はゆっくりと見てまわれそうだ。
通りを歩く人の数も少なくてよい。

16:00 ミラベル庭園

とにかく紅葉が美しい。
数種類の木々がそれぞれに違う色の葉っぱを落としているので、地面には色違いの
丸い模様が沢山できている。
人気のない夕方の公園を抜けて、橋を渡った向こうで、はやめの夕食をとることにした。

17:00 シュテルンブロイ にて夕食

シュテルンブロイというビアホールのようなところに入る。
テーブルのひとつひとつにバラが一輪ずつ活けられている。
今回も食事がおいしい!
ローストポークとキャベツの酢漬けを頼んだ。
肉の方は柔らかく最高においしいかったが、その横にパンのような小麦の団子が
添えられている。
食べるとふかふかして、プラハでも食べたクネドリキに似ている。
つまりお腹の中でもの凄く膨張するのだ。
さっそく苦しくなってきたぞ・・・。
そう言えばウィーンのカフェでも見たような気がする。
こちらでは、一般的な食べ物なのだろうか。
キャベツの酢漬けはさっぱりしていて、とてもおいしい。

店内は街の様子と同じく落ち着いていて、向こうの席にはおばあさんの5人くらいの
グループが座っておしゃべりをしたりして、地元の社交場という雰囲気だった。

ホテルへ帰り、今日もはやめに寝る。
私はザルツブルグが気に入った。
今回は雪の季節だったけれど、夏に来れば川沿いの景色が美しいに違いない。
11月は上演のないマリオネット劇も見られるだろうし。
来たばかりですでに次回のことを考えている。

【旅の記録】11月 9日(火) 雪 → 曇り

2004年11月24日 | 旅の記録
今朝はとても寒い。
窓の外もすごく寒そうだ。
朝食をとりに食堂へとおりる。
ここは大型ホテルの割に食堂が狭い。ぎっしりと並んだテーブルにびっちりと人が座っている。
我々も何とか席を確保し、中国人の50歳台くらいの女性2人と隣り合った。
とても陽気な人たちで、色々と話し掛けてくれる。
今は二人ともアメリカで暮らしているらしい。
オレンジが酸っぱくて堪らないらしく、私の斜向かいのおばさんはもの凄い顔をしている。
私達にもどんどん果物を分けてくれた。
朝から楽しい人たちだった。

9:00 地下鉄にてシュテファンスプラッツ駅まで行く

表に出ると、驚いたことに雪が降っている。というか吹雪いている。
さ、寒い・・・。
私にとってはこれがこの冬(もう冬だった)はじめての雪であった。
がんばってオペラ座前まで進んだ。
一生懸命に傘をさしているので、オペラ座の様子はよく分からない。
シュテファンスプラッツ駅からオペラ座方向に走るケルントナー通りは、
銀座のような印象で栄えているようだった。
デパートをのぞいたり、ぶらぶらと歩いてみる。
物価は高いようだ。

11:00 カフェ レ-マン にて休憩

ショーウィンドウにおいしそうなケーキが並んでいるので、ふらふらと入ってみる。
甘いケーキとカプチーノを頼み、少し寒さもおさまった。
軽食をとっている人もいる。
よく見ると、ひき肉入りの団子のようなものを食べている。
せっかくなので、旅行に出る前に勉強してきたドイツ語を使ってみる。
”ツァーレン、ビッテ!”(お勘定をお願いします)
お店のお姉さんは頷いているが、果たして通じたのか?
昼時となり店内が混雑してきたもあって、なかなか勘定に来てくれない。
が、しばらく待っていると来てくれた。
やった、通じてた!!・・・のか?

王宮を通り抜けて、美術史博物館に向かう。
途中のDEMELに立ち寄って、チョコレートを眺める。
パッケージが非常に美しい。
この店だけ、昼間から表に電飾をたくさんさげていて華やかである。

美術史博物館では、ついつい面白いものばかりに目がいってしまう。
そもそも私は何の美術的知識も持ち合わせていない。
エジプトコーナーの動物を象った小さなブロンズ像のところが一番楽しくて、
一人で笑いながら薄暗い中でスケッチする姿は不気味だったかもしれない。
一体何をしに来たのかという感じになってきたが、絵画の方では以前からちょっと気になっていた
ブリューゲルの「バベルの塔」が置かれていた。
へー、ここにあったのかー。
などと間抜けなことを言いながら、この人の他の作品も見てみる。
なんだか色や構図は見ていて気持ちが良かった。
展示室にはそれぞれソファーが設置してあるので、休み休みゆっくり鑑賞することができた。

15:30 軽食をとる

美術史博物館を出て、大通りをぶらぶらしながら、すっかりお腹も空いていたので、
ガイドに載っていた”Lux”というレストランに向かう。
着くと、入口右手のテーブルに10人ほどの男女が輪になって座り、何やら盛んに議論している。
芸術関係の人たちだろうか、と根拠もなく憶測する。
ランチを頼もうと思ったら、15時まででおわったそうで、普通のメニューを貰い、
”Gnocchi with mashroom~~”という謎の料理を注文した。
出されてみると、どうやらニョッキらしい。謎でもなんでもない。読めなかった。
これがニョッキか~、はじめて食べた。(なんだかあわれだ)
それにしても激しくおいしかった。

18:30 レストランを出て、お店にちょこちょこ立ち寄りつつ、ホテルに戻る

途中のスーパーマーケットに入ってみる。
品数が豊富で楽しい。
ウィーンでもカカオ味のヨーグルトが売られているが、今度はコーヒー味もあった。
気になる。

19:00 今日もはやめにホテルに帰った

結局、今日は昼過ぎから雪は止んで寒さも弱まったが、明日は朝からザルツブルグに
移動する予定なので、晴れるとよいのだが。どうせ列車に乗りっぱなしだけど。
日記をつけていたのに、気が付いたら朝6時だった。
この旅行中、最も長時間の睡眠となった。
ようやく旅に慣れてきたらしい。

【旅の記録】11月 8日(月) 雨 → 曇り

2004年11月23日 | 旅の記録
本日はプラハに別れを告げ、ウィーンへと向かう

9:40 ホテルを出て、プラハ中央駅へ

乗車の前に残りのチェココルナを使い切るべく、飲み物を買う。
「さようなら、プラハ!」などとひたっていたが、乗り場が分からない。
Y女史が窓口で聞いてきてくれたところによると、我々の乗る列車は Nadrazi Holesovice駅
から出ているという・・・??
よく見るとこの間貰った時刻表にも「METRO」の記載がある・・・おや?
ひょっとして移動ですか!?
今、コルナは全て使い切った・・・、発車まで30分・・・。
パニック状態で放心する私をよそに、Y女史が両替をし、駅の場所も教えてもらいと、
テキパキと段取ってくださった。
本当に立派なお方です!
その甲斐あって無事に Nadrazi Holesovice駅に滑り込みセーフ! おお~!

10:29 Nadrazi Holesovice → ウィーン南駅

大混乱を鎮圧し、無事車内に乗り込むと1等車輌は現代的なデザインだ。
これから4時間半かけてウィーン南駅に向かう。
プラハを離れると、車窓からはチェコの田舎の風景も見られた。
普通の住宅地や何もない平原や、プラハとは全然違う景色だった。
当たり前か。

13:00 昼食をとるため食堂車へ

男性(顔がかなり怖い)が1人で仕切っているらしく、なかなか席まで来てくれない。
メニューをもらってパスタを頼もうとすると、「グラーシュ、メキシコ!」と言う。
どうやらグラーシュとメキシカンライスしかないらしい・・・。
よって、メキシコ!のほうを頼んでみることにする。
食堂車の窓は大きくて気持ちがいい。

15:00 ウィーン南駅

到着後、地下鉄に乗り換えてホテルを目指す。
しかし、この乗り換えが大変だった。
国鉄の南駅と地下鉄の駅が300mくらい離れているのだ。
寒さに震えながら、大きな荷物を引き摺って、心細くなる。
道を尋ねながら何とか地下鉄まで辿り着いた。
それにしても、ウィーンの地下鉄は・・・。
エスカレータのところに貼ってあるポスターはビリビリと切り裂かれている。
まあ、東京だって同じようなものかもしれませんけど・・・。
プラハはもうちょっと・・・。
いえいえ! まだ着いたばかりですし!

今日から2泊する予定のホテル(AN★N★S 一応伏せ字)に到着。
駅のすぐ目の前にあるので助かった。
受付のお兄さんはところどころ日本語を交えて話す。
かえって分かりづらいような気もする。
日本人の利用が多いようだ。日本語のパンフレットをくれた。
客室はと言えば・・・、ああ、プラハが懐かしい・・・!
まあ2泊の辛抱(!)です。

気を取り直してウィーン観光をする。
もう暗くなっているので建物や景色はよく見えないが、ウィーンの街並は、プラハにくらべると
すっきり・のっぺりしている。
車の往来も激しく都会的だ。

18:00 大通り沿いのレストランで夕食

通りをぶらぶらと歩いていて目に入ったレストランに入る。
ガラス張りの明るいお店だ。
隣の人がシシカバブらしきものを食べているところを見ると、トルコ料理店なのか・・・?
久しぶりに魚を食べようということになり、二人とも焼き魚を頼む。
例によってものすごいボリュームだが、とても美味!
食事はいまのところ、どこで食べてもおいしい。

夕食後、歩いてホテルまで帰る。
レストランからは思ったよりも近かった。
まだ時間ははやく、今日はあまり動いてもいないのに、猛烈に眠い!
はやくに寝てしまう。
寒かったせいか、とても疲れた。
ホテルの部屋も寒い・・・。
どうなる、ウィーン観光・・・?

【旅の記録】11月 7日(日) うす曇り

2004年11月23日 | 旅の記録
プラハ2日目

今日は傘と雨合羽も持っていくことにする。
早めに朝食を済ませ、再び地下鉄にてプラハ城へ。
夜のうちに雨が降っていたようで、昨日よりも冷え込む。

昨夜は暗くてよく分からなかったが、プラハ城までの街並は大変な美しさだった。
まったくヨーロッパへやってきたという感じ。
昨日は坂道を上がったが、今朝は石段の方から城まで登った。
高台から見えるプラハ市街も美しい。
晴れていたと思ったそばから雨が降り出す。
どうも天気は変わりやすい季節のようだ。

プラハ城内の観光順路にうっかり入ってしまう。
通路が狭く、途中からとんでもなく詰まっていて閉口した。
暑い・・・。息苦しい・・・。
説明してくれる係の人がいるものの、チェコ語なのか、さっぱり分からない。
気を取り直し、聖ヴィート教会を見学する。
しかし、入り口はどこだ??
さまよううちに入り口は見つかるが、今日は12時から開場だという。
少し城の外を下って、お土産物を探すことにした。
カフカのパズルと琥珀のアクセサリーを購入。
楽しくなってきた。

空いた時間で昼食をとる。
グヤーシュというビーフシチューのようなものと、チェコ名物なるクネドリキという
中華饅頭の皮のような柔らかいパン。
グヤーシュはもともとはハンガリー料理らしい。
生タマネギが添えられていて、とてもおいしい。
クネドリキのほうはというと、これでもかと腹を膨れさす・・・。
く、苦しい・・・。
ようやくデザートが出されて、ホッとするのもつかの間、なんとそれはまたしても
クネドリキではありませんか!
フルーツを巻いて、ヨーグルトとブルーベリーソースがかかっている・・・。
もう限界です・・・。撃沈。

12:15 聖ヴィート教会

壮麗な建物である。ステンドグラスが美しい。
ガイドには必ず写真が載っているが、実際に目の当たりにするバラ窓は何とも言えない
色合いだった。
外が雨のせいもあるだろうが、教会内部はたくさんの観光客で混み合っている。
そのせいか、教会であるという感じはあまりしなかった。

プラハ城に満足したので、お土産屋さんを巡りつつ、カレル橋方面へ。
チェコビーズのアクセサリーや刺繍のハンカチが可愛い。
ついでに近所にあるという日本大使館の前まで行ってみる。
この旅行に出る前に『プラハの春』という小説を読んできていたのだ。
まさに「プラハの春」を題材にしたサスペンスなのだが、面白かった。
当時のチェコの置かれていた状況などが詳しく書かれていて、とても勉強になった。
主人公が勤めていたのはここかー。
思ったよりも小ぢんまりとしているなー、などとしみじみする。

有名なカレル橋を渡る。
想像していたより、幅が狭い。だが人(観光客)は多い。私もその混雑に貢献している。
日本へもやってきたフランシスコ・ザビエルの像もいるという話だったが、
どれだか分からず仕舞い。
橋の上から眺めるヴルダヴァ川は美しく、雨上りの空の青さに胸が詰まるようだった。
どういうきっかけだったか忘れてしまったが、ずっと来てみたかったプラハまで、
とうとうやってきたのだと、今頃実感した。
なんて、ちょっと大袈裟か。
でも、そうでもない。

15:30 ここで一旦Y女史と別行動をとることに

17時に待ち合わせて、ひとりでぶらぶらと街中を歩き回る。
プラハの街はどこを通っても、独特の雰囲気を持っていた。
ちょっと迷ってしまいそうな狭い路地を抜けたりする。

旧市街の本屋さんに入ってみた。
チェコの本は装丁が美しいときいていたので、よく見てみる。
意外と普通だな、と思いかけたところで、一冊の小さな本を発見。
中のページにまで工夫があってなかなか素敵だ。
面白そうなので購入する。
チェコ語なので読むことは出来ないが・・・。

つづいて国立マリオネット劇場まで行く。
今は『ドン・ジョバンニ』をやっているらしい。
それにしても人形の顔が怖い・・・。
お土産屋さんで売られている木製のおもちゃのネコなんかは愛くるしい表情だったのだが。
チェコの美意識は奥が深そうだ。

16:00 旧市街

カフカ記念館の前まで行ってみた。
閉まっているせいか、ちっとも目立たなくて、何度か通っていたのに見逃していた。

薄暗い路地をぐねぐねと巡りながら、行き当たった書店にいちいち入る。
夕暮れの街をただ歩くだけでも私は楽しかった。
迷子になったとしても、きっと喜んだに違いない。

17:00 Y女史と落ち合う

通りをぶらぶらしながら、TESCOという大型スーパーマーケットへ寄る。
地下1階が食品売り場で、大勢の買い物客で賑わっている。
ホテルの朝食で衝撃を受けた「ヨーグルト カカオ味」が沢山売られている・・・。
市民権を得ているようだ。
不味いとまでは言えないあの微妙なおいしさ・・・!
チェコの日常生活を少しばかりのぞくことが出来た。

18:00 大世界飯店にて夕食

これからしばらくは肉料理が続きそうなので、今夜は中華にした。
日曜の夜だというのにお客は我々のみ・・・静まりかえっている・・・。
私は興奮状態で水も飲まずに歩き回っていたせいか、どうも調子が悪い。
ちょっと目もまわっている。まずい。
コーンスープを飲むことにした・・・。
が、Y女史が頼んでくれた焼き餃子を食べることにより、驚きの回復を示した。
お酢だ! 偉大だ!
やっぱりいざというときのお酢だよね、とヨーロッパくんだりまで来て再認識する。
しばらくすると団体客が入ってきて少し賑やかになった。良かった。

20:00 旧市街を通り抜け、ホテルまで歩いて帰る

今日も疲れた。
明日の朝にはプラハを離れ、ウィーンへと向かう予定だ。
プラハは本当に不思議な魅力を持つ街だった。
いつかまた来たいと思う。
とても名残り惜しい。

【旅の記録】11月 6日(土) うす曇り→雨

2004年11月22日 | 旅の記録
プラハ1日目

Tulip Inn Terminusでの朝食はおいしかった。
パンの種類が豊富だ。
ハムやチーズがおいしい。
ココア味のヨーグルト(!)を食べてみる。微妙に美味。

プラハ中央駅にて鉄道パスのヴァリデート完了。
ホテルから近くて良かった。

ヴァーツラフ広場を抜けたところで、モンゴルから語学留学に来ている
という女の子から、教会でのコンサートのチケットを購入。
会場まで案内してくれた。
朝青龍を知っている彼女は日本語も少し話してくれた。
「ゴザイマス」__ありがとうの一部だった。

街角のソーセージ屋さんにて飲み物を買う。
ショーケースに並んだハムやソーセージは、種類が豊富でとてもおいしそうだった。
しかし買ったのは飲み物だけ・・・。
その向かいのマリオネットのお店にて、Y女史は木製のパズルを購入。
絵柄が大変に可愛らしい。
魔女のような怖い人形も売られていた。

ハベル市場を抜けて、旧市街の中心、ヤン・フス像のある広場へと出る。
途中のビーズアクセサリーのお店ではスワロフスキービーズの指輪がとても素敵だった。
チェコ特産のガーネットは少し値が張るので、気にしないことにしようと思う。
お店のお兄さんはとても親切で、雨の日はスリが多いから気をつけるようにと、
注意を促してくれた。

ティーン教会横の通りを進むと、ブラックマドンナが建っている。
キュビズム美術館は閉まっていたが、外観はとても格好いい。
プラハはキュビズム建築の街でもある。

少し中心部に戻って、遅めの昼食をとる。
ボルチーニ茸のパスタ、マルゲリータとレッドサラダ(とにかく赤い野菜だらけで美しい)。
とてもおいしいけれどボリュームが・・・。
地階へと続く階段が美しいレストランだった。

雨が降っている。
天気が変わりやすいようだ。
折り畳み傘を持っていて良かった。

16:00 教会にてコンサートがはじまる

小さな教会の内部では、ほとんどの席が埋った。
絵画、彫刻、音楽、宗教。異文化の真只中。
高い天井に響く音色を聞きながら見る、中央の天使像とその奥の窓と向こうに広がる曇天の空。
なぜか小学生の頃の土曜日の午後のことを思い出して仕方なかった。
そう言えば、今日も土曜日。
演奏された曲は、絶えず響き渡りながらかえって静寂を深めていくようだった。
こういう音楽は静けさと関係があると分かった気がする。

教会を出ると、雨が上がっていた。日も暮れてきた。
地下鉄にてプラハ城に向かう。
少々道に迷いつつ、長い坂道を上り、なんとか到着。
門の前で私が落とした帽子を、親切な女の子が拾ってくれた。

夜のプラハ城はライトアップされていて美しい。
プラハの街灯はオレンジ色で統一されているようだ。
飛行機から見下ろしたときもオレンジ色だった。
今日は日が落ちて、中まで見学も出来ないので、明日の朝また来ることにする。

プラハ城から地下鉄 Malostranske駅まで下る。
ひたすら石畳の道が続き、維持管理は大変だろうと思う。
建物の前を走る歩道は、アーチのようになっているところもあり、
美しくてたまらなかった。
プラハは幻想的な美しさだ。

Malostranske → Muzeum → Hlavni nadrazi と地下鉄に乗ってホテルへ帰る。
地下鉄駅構内のデザインが素敵だった。
駅名の字体もいい。
広告は、壁に掛かった大きな液晶画面に映されて、ハイテクだと思う。
車内は赤を基調としたカラフルなデザインで、まだ新しい。

Hlavni nadrazi駅はプラハ中央駅の中にあった。
ホテルに帰ってすぐに寝てしまう。
お疲れさまでした。
夕食は食べられなかったので、翌日にかける。

【旅の記録】11月 5日(金) 晴れ

2004年11月22日 | 旅の記録
9:35 関西国際空港

南海電車に乗って、海を渡る。
なにか妙に孤独を感じる。
青い空に飛行機が飛んでゆく。
私ももうすぐあれに乗るのか。

10:00 無事に搭乗手続きを済ませ、両替をしてみる

この旅では、チェコ、オーストリア、ハンガリーの3国をまわる。
チェコ、ハンガリーではまだ使えないが、とりあえずユーロに両替する。
10、000円 → 70ユーロとおつり。
10ユーロ札には、なんだか有り難みが湧かない。

11:35 定刻通り離陸

これから12時間の長期飛行らしい。
大変に緊張する。飛行機に乗るのは7回目。
意外にも、大阪→東京→長野→新潟の上空を抜け、ロシアを通過し、
ウィーンに向かうというルートだった。
ハバロフスク上空では異常な寒さ。
寒すぎる!
途中から暖かくなったことを考えると、暖房がついていなかったのかもしれない。
私は真ん中の通路側に座っていたが、隣りの2席は空いていて、一番向こうには
中年女性がいらした。
座席に置かれた毛布とクッション2組みは、彼女のものとなる。
無論、座席そのものも。
いいんです、別に。私の席はもともと1つだったんですし。

カフカの『城』を読みつつ、居眠りしつつ、日本からどんどん離れてゆく。
約800km/時。
長いと思った12時間はあっという間に過ぎた。

15:35(ここより現地時間) ウィーン シュベヒャート空港着 曇天

プラハへの乗り換え待ち。
ここで、今回の旅を御一緒するY女史と合流する予定だ。
本当に会えるのか、1週間くらい前から不安だった。
何しろ私は海外に出るのさえ、まだ2度目なのだ。
しかしそんな心配は当たらず、東ピアの待ち合わせ場所にて無事Y女史と再会!
東京からの便もほとんど同時に着いていたらしい。
待ち時間の間に、空港内を物色。
お土産物屋は、やはり高めの価格に設定してあるようだ。
まだ買わない。

19:40 少し遅れ目で シュベヒャート発 → プラハ

かなりの小型飛行機。内部はまるでバスのようだ。
隣のおじさんは大きかった。
なんとか席におさまっていた。

20:40 プラハ着

上空から眺めるプラハは美しかった。
街はオレンジ色の灯りに照らされている。
着後、空港にてチェココルナに両替する。
しかし、用意してきたインターナショナルキャッシュカードの使用には
失敗する...不安だ。
空港からはミニバスにてホテルへと向かう。
乗合バスでぐるぐると、夜のプラハを楽しんだ。

21:30 Tulip Inn Terminus

なかなか素敵なホテルだ。
部屋の天井がとても高い。
お風呂もとてもきれい。
それにしても、緊張がまだ解けず、眠れなかった。
はじめてのヨーロッパであることや、両替のことがまだ気になる。
小心者はつらい。

日本を離れて18時間。
長い1日となった。